極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

一人静と太陽神Ⅰ

2009年03月23日 | 贈与経済

娑婆駄馬に日車牽きて駆けめぐり 息絶え絶えにみる一人静





勿忘草をまだ見ぬ恋人に』でバタユイの「普遍経済学」の堀
尾暁子の解釈を引用し、‘富の源泉は太陽エネルギー’という
命題を得た。これは世界中の神話の太陽神を辿ることでなるほ
どと感得する(触発されるという意味)。中国の神話で「義和」
「火烏(かう)」がある。「義和」とは中国古代の地理書「山
海経」に記載のある太陽の母神。東海の海の外、甘水のほとり
に義和の国があり、そこに生える世界樹・扶桑の下に住む女神
である義和は、子である「十の太陽たち」を世話している。天
を巡ってきてくたびれた太陽を洗っては扶桑の枝にかけて干し、
輝きを蘇らせるという。烏は、中国に伝わる伝説の鳥。 三本
の足をもった烏ともされ、その場合は三足烏(さんそくう)と
呼ばれ、
太古の中国では、空に太陽が十個存在し、地上には旱
魃が続いていた。 英雄・羿(げい)が太陽を減らそうと一個
を残して九個射抜いた所、射抜いた太陽全部が火烏になって地
上に落ちたと言われる。

Fichier:Histoire de Saturnin - Paul Avril - 1908.jpg
 
 弓弦羽神社の八咫烏

火烏は日本神話にも八咫烏としてある。

新撰姓氏録』では、八咫烏はカミムスビの曾孫である賀茂建
角身命
(かもたけつのみのみこと)の化身であり、その後鴨県
主(かものあがたぬし)の祖となったとする。奈良県宇陀市

榛原区の八咫烏神社は賀茂建角身命を祭神としている。
(あ
た)は長さの単位。親指と人差指を広げた長さ(約18cm
のこ
とで、ここでいう八咫は単に「大きい」という意味であるとい
う。蛇足だが「三本足」はいくつか言われており、「宇井」「
鈴木」「榎本」という熊野地方で勢力を誇った熊野三党を表す
という説、熊野本宮大社の主祭神の家津美御子大神(けつみみ
このおおかみ)の御神徳「智」「仁」「勇」の三徳という説が
あり、また、「天」「地」「人」を表すとも言われる。このよ
うに世界には太陽神が溢れている。


 馬に引かれる日車の像

 建物一体型

「太陽光エネルギー発電」は半導体技術の進化の原動力であっ
た(過去形で語るほど脚光を浴びている)。6大再生可能エネ
ルギーとは、①風力発電、②太陽光、③太陽熱、④地熱、⑤バ
イオマス、⑥マイクロ水力。因みに再生可能エネルギーの新技
術とは①電気自動車、②スマートグリッド、③大型リチウムイ
オン電池をさす。この中で最も実用性、即効性が期待されるの
が「太陽光エネルギー変換技術」である。

 屋根型

溢れる太陽神は、溢れるエネルギーの贈与主で太陽系ではこの
地球以外の惑星では「奢侈」、「蕩尽」は現れない。その意味
では、「エネルギー問題」は解決されているのである。

 パーキングメータ利用型

                                  FIT度  

フィードインタリフ(FIT:固定価格買い取り制度)の 発明は
欧州をトップの座に押し上げた。
環境省の試算では2030年まで、
79GWp(ギガワットピーク)の導入費が累計で25兆円、便益効
果費が60兆円、雇用創出(≒労働力シフト)は70万人。いわば
ソーラーパネル・フィルム・ワイヤード産業(SPFWI)には 不
況とい言葉はない状況が到来しているのだ。

                                                                                      正四角錐正四角錐

正四角錐の屋根型を考えてみよう。平面置きでの受光面積は、
A=abここで、a = b 、そして h = 2a とするとA = a^2 となり、
側面積
S = {a(a^2+4(h/2)^2)^1/2}×2 = 2^0.5a となり、平面の
1.41倍の面積となる。また、正四角錐台で上辺を c = 2a とする
1.92  倍となる。ところで、太陽光の入射面の南側を100%  の

 

パワーだとすると、北面は63%、東面は83%、西面は83%となる。
また、平均日照時間及び時間帯による放射光、直射光により特
性変化し出力変換率が変化する。シリコン系の太陽電池は反射
率や遮光率が高く問題となる。このため微結晶化、微粒子化(
⇒有機、複合系太陽電池が優位な特性)の研究開発が推進され
ている。

【おまけ】有機な照明時代の幕開け

 
有機EL照明の市場予測。各調査機関の予測データをまとめたもの
(大久保聡,野澤哲生,「新概念の電子デバイスを創造するプリンタブル・エレクトロニクス」,『有機エレクト
ロニクス2010-2015』,p.70より)




ここまで、書き綴りはたと思いいたる。短歌の創作が遅れてし
まった。 ヒトリシズカ(一人静、学名: Chloranthus japonicus
)は、センリョウ科 チャラン属の多年草。北海道、本州、四
国、九州に分布し、山地の林内、林縁に自生する。高さは10
30cm。葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。
花期は4~5月で、茎の先に一本の穂状花序を出し、ブラシ状の
小さな白い花をつける。一本で生えるのは稀で、普通群生する。
名称の由来はこの花の可憐さを愛でて静御前になぞらえたもの。
近縁種のフタリシズカが花穂を二本以上出すのと対比させた。
山野に咲く「ヒトリシズカ」。花言葉は「隠された美」

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