極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

白漆と紅梅

2012年03月28日 | 新弥生時代

 

 




【白漆に魅せられる】

『毎日つかう漆うつわ』の本をぺらぺら速読してみて改めて木質漆器というものに魅せられてしまった(「バイオ
マス5つのF
」)。そしてもう一冊『木でつくる小さな食器』という本も合わせ読んだ。前者は漆の器を「漆器」

と「ぬりもの」の2種類にわけ「漆器」は玉露で「ぬりもの」は番茶。つまり、漆器はお正月や改まった席でつか
うもの、「ぬりもの」は毎日の暮らしで使うもので、どういうことかというと、ふだんお茶を飲みなれない人がい
きなり玉露を飲んでもその本当の美味しさがわからないように、漆の器だって、いきなり金ぴかの重箱を使っても
本当の良さはわからないという。まずはこの「ぬりもの」=「毎日つかう漆のうつわ」の魅力を多くの人に知って
もらおうというね啓蒙書だ。

紹介されているものはは、お椀から、大皿、小皿、カトラリーなど。ほとんどが、ふだん実際につかっているもの
で、うつわを選ぶ基準は「食欲は人間の生理だから、仕事でもプライベートでも自分の気持ちに反するものは選ば
ない」。という。漆のパスタ皿が紹介されていたがとても気に入ってしまった。パスタ皿に限らず、実際に料理を
もりつけると、雰囲気ががらっと違って見える演出性が楽しい。ところで、白漆とは透き漆に二酸化チタチタニウ
ムなどの顔料をまぜてつくる。顔料は真珠などの天然物などもある。また基材の漆をウレタン樹脂に着色剤を加え
て上塗りに変えることも可能だ。






後者はバターナイフやスプーンにパン皿、ぶきっちょでも自分らしく仕上がる、14の木の食器の作り方を紹介。焼
きたてのパンや味わいスープが一層美味しくなる、はじめての食器づくりの手引書というふれこみだ。こちらの方
はぬりはなく木肌を露出させた素朴なものだ。




上の写真(右)は左から、Aクルミ:子孫繁栄を願いアメリカではこの実を結婚式の際に撒く材質が軟らかく、
割れや狂いも少ないため木工初心者でも扱いやすい。北海道~九州に広く分布し、北米産のウオールナットと同じク
ルミ科だが、色はより薄く、心材はくすんだ褐色で、辺材は灰白色。肌目は少し粗いが、特徴的な光沢がある。そ
の語源は中国(呉国)から渡来したため「呉実(くれみ)」が転じた、など複数ある。木工で使われるクルミの多くは「鬼
胡桃」のことで、食用の「手打胡桃(てうちぐるみ)」は別のもの。小動物も好んで食べるとのこと。Bアメリカン・
チェリーはカナダ~アメリカ東部のアパラチア山脈地帯バラ科サクラ属の広葉樹。適度な堅さと美しい色合いで、
どの食器にも適した木材。桜系なので山桜と同様、時を経るごとに淡い桃色から煮詰めたような深みのある飴色に
変わる。木目の細かさ、肌目の緻密さ、時折木目に表れるヤニの模様も特長的。その気品や光沢により、古くから
高級家具材として用いられている。最近は伐採量が滅少し、入手がやや困難になっている。稀にアコースティック
ギターの部材にも使われる。Cブナ:親戚はデンマークで愛されるロングセラー木理の細かさ、堅くて重いのが特
長で、木目が通らず狂いも大きかったため、日本では古くから木地師による曲げ木の食器づくりがなされていた。
その成長は遅く、直径40cm程度になるには100年ほどかかる。幹にはしばしば地衣類(こけ)がつき、まだら模様に
なるため、1本ずつ樹皮の表情も異なる。表面の仕上がりの印象はやわらかい。Dメイプル:さとうかえで和名ぱ
砂糖楓”と呼ばれるホットケーキの必需品その重硬さによってハードメイプル、ソフトメイプルの2種に分けられ
る。材質が硬いため作業には少し手がかかるものの白木独特の清潔感や、黄白色の淡い色合いで仕上がりは美しく、
耐摩耗性や強度も備えている。北欧・北米では家具材や、カッティングボード、サラダボウル等、古くから食器の
材に用いられてきた。時折、不規則に現れる鳥の目のような小さな渦巻き模様のあるものぱバーズアイ・メイプル”
と呼ばれ、珍重されている。Eブラックウオールナット:チョコレート色の流れるグラデーションが魅力クルミ
科の落葉広葉樹。黒系の木を食卓に用いるのは好みが分かれるが、濃い色合いの中に生まれた微妙な木目の美しさ
や深みに人気が高い。やや重硬だが加工性はよく、表面の仕上がりも落ち兼いた印象。チーク、マホガニーと並び
世界三大銘木として知られ、楽器や彫刻から、ライフル銃の底材まで広く用いられる。歩留まりが悪い(実際に使
用できる部分が少ない)ため高価だが、狂いの少ない樹種で悪条件下でも腐りにくい等の魅力を備える。





石川県では、紫外線による劣化、及び、熱水や洗浄剤等による褪色の少ない、即ち耐候性、耐洗浄性に優れ、更に、
黒漆と同等な黒みを備えた漆塗膜を形成する漆液を、天然産漆液またはその生漆を原料とする精製漆に、無機微粒
子(酸化亜鉛・シリカ・酸化チタン)を添加し、3本ロールミルやミキサー等の混練装置を用いて均一に分散する
ことで、漆塗膜劣化の原因となるゴム質の溶出を抑制し、分散した無機微粒子の粒径は20~100nm、添加量
は1~20重量%である。添加する無機微粒子としては、酸化亜鉛、特にシリカ・アルミナコーティング又はポリ
シロキサンコーティングした酸化亜鉛の微粒子で実現する、黒漆のくすみを持った白漆の製法知財を有している(
下図クリック)。

※上図は輪島塗(全国共通)の分業体制のワーキング・フロー図。

後は実作業訓練と試作という段階に入ることになる(対象は白磁に近い木質洋皿)。そんな悪いこと?を考えてい
るとそれはおかし
いでしょうと彼女が小声で叱咤する。わかっている、すべてが遅れているのだ。今日もその作業
で疲れているのだけれど(長時間の
ルーチンワークに飽きる)、白磁の皿にパスタを入れその上に紅梅一輪飾る時
はきっとくると確信し、タイピング作業をとめる。



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2018-11-14 19:08:31
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2018-11-14 19:10:41
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2018-11-15 19:45:08
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