極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

若葉の風で若葉が揺れる

2018年07月09日 | 時事書評

 

      
                                              
『尉繚子』
紀元前三世紀、秦の始皇帝に仕えた兵法家・尉繚の説を収録したものといわれる。

4.戦  威(せんい)
戦闘力を左右するものは、兵の戦意である。死を恐れずに戦い抜く精神力は、どこから生まれる
のか。命令の効果を諭し、政治を論じ、要は「人の和」であると断言する。尉組子の面目躍如た
る一章。

士卒と労苦をともにせよ
指揮官が率先して労苦に当たる軍隊は、かならず士気旺盛である。
炎天のもとでも自分のための日除けは張らせず、酷寒に処しても自分だけ暖衣しようとはしない。
険路を越えるにも車馬を用いず士卒と共に歩み、渇しても自分だけでは水を飲まず、空腹でも自
分だ
けでは食事をとらない。陣地が完成しなければけっして休息せず、労苦も慰安もかならず士
卒ととも
にする。このような指揮官のもとにおいてこそ、士卒は長期の戦闘に耐え、士気衰える
ことなく戦い披くの
である。

管理者と労働 「長」というものは管理することが任務であり、部下と同一条件で働くことは無
        意味であるとする考え方がある。「する」のではなく「させる」のが管理者の
        仕事だというのが、
近代経営学の説である。これに対し、中国の古代思想は、
        本節のように「将必ず己れを先にす」
を強調する。現代中国で、指導者の労働
        を義務づけているのは、社会主語的理念からだけでなく、
伝統的なストイシズ
        ムでもあるといえよう。

上厚下薄は滅亡のきざし
人民大衆を富ます国は、天下を帰服させることがでなる。軍人を富ます国は、武力によって天下
を割判することができる。しかし、高級官僚を富ます国は、辛うじて存立を保てるだけである。
そして、君主が富を独占する国には、ただ滅亡が待つのみだ。
上座下薄という表現がそっくり当てはまるような国は、救う術もないのである。
「有能な者を抜擢して用いれば、時日の吉凶にかかわらず成果があがり、法令を明確詳細に規定
すれば、占わずとも結果は吉であり、人民の功労をねぎらいいたわれば、神宮に頼らずとも福が
もたらされる」といわれている。
また、「天の好機よりも地の利、珀の利よりも人の和が大切である」ともいわれている。
聖人が宗祖したのは、ただ人事を尽くすことのみであ

〈天の好機より・・・人の和が大切〉 「天の時は珀の和にしかず。地の和は人の和にしかず」。
                 『孟子』中の有名な章句である。

 


『下の句トレッキング:若葉の風で若葉が揺れる』

つくづくど一本の木は木のかたち若葉の風で若葉が揺れる  斉藤 梢 / 『林檎を探す』


妙な一首に目がとまり、そのまま意味を了解できず思わず立ちつくしてしまう。こんなこともあ
るものだと苦笑。部位同士のコミュニケーションなのか?生命力のシンクロがなす技なのか?

 

 No. 14

【最近細胞ハンドリング装置技術】

7月6日、ヤマハ発動機株式会社は、ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLERTM
SLAS EUROPE 2018※において、"New Product Award"を受賞。New Product Awardは、医薬品開
発におけるラボオートメーションの課題解決に貢献する革新的かつ独創的な製品に贈られる賞で、
CELL HANDLERが国際的な賞を受賞するのは初めてとなる。創薬や再生医療を目的とした研究・
実験で、自動化/省力化/デジタル化のニーズが世界的に拡大する中、CELL HANDLERは創薬の
現場で従来は膨大な時間と手作業を要していた細胞(塊)の取扱いやデータ取得を、高速・高精
度に行え、治療薬の開発がより早く低コストでできるようになることで、新規治療薬の開発や医
療費の抑制に貢献が来される。

※ Society for Laboratory Automation and Screening 2018



❏ WO2016/020989 対象物の保持装置 ヤマハ発動機株式会社

【概説】

再生医療分野での細胞などの対象物――液体貯留する容器中の保持する装置が必要とされる場合
(=細胞凝集塊)、細胞凝集塊の選別、観察、培養などの多数の細胞保持部を備えたプレートを
貯留細胞培養液中に配置し、保持部に細胞凝集塊――を保持させることがある。この場合、細胞
凝集塊保持部の複数の貫通孔を形成したプレートに、細胞や生体試験用ビーズを保持できる保持
装置が開示されている。
保持部に細胞凝集塊を保持する際、細胞培養液を貯留する容器内に、多数の細胞凝集塊を含む
懸濁液を分注チップから吐出させる。凝集塊のプレート上の保持部への収容は、専ら吐出
後の自然沈降に依存し、細胞凝集塊が急速に沈降して変形したり、逆に沈降速度が遅すぎて保持
部に凝集塊を保持させるのに時間が掛かりすぎたりする不具合の生じることがある。

このように、容器に投入した対象物を容器中の液体に浸漬し、プレートにて保持する際、対象物
がプレートに保持されるまでの速度を調整することができる保持装置を提供することにある。下
図1のように、対象物の保持装置は、液体を貯留する容器、投入部材、プレート及び液流調整な
どの機構でこうされており、容器は、上部開口と底壁とを備え。投入部材は、対象物を、上部開
口を通し容器内部へ投入。プレートは、上面と下面とを有し、下面が容器の底壁に対して間隔を
置いた状態で液体中に浸漬され、上面側に配置され前記対象物を担持する保持部と、保持部の配
置位置に形成し、上面から下面に貫通する貫通孔とを備え。液流調整機構は、前記対象物の投入
後に、上面の側から下面の側に向けて制御された流速で貫通孔を通過する液流を発生させ、対象
物が投入から保持部で担持されるまでの速度を調整できるようにするものである。

 
【実施形態】
図1は、本発明の第1実施形態に係る対象物の保持装置Dを概略的に示す側断面図。保持装置D
は、液体Lを貯留する容器1と、対象物(細胞凝集塊C)を液体L中において保持するプレート
2と、細胞凝集塊Cが容器1へ投入された後、プレート2に担持されるまでの速度を調整する流
量調整機構3と、細胞凝集塊Cを容器内へ投入する投入部材4と、流量調整機構3及び投入部材
4の動作を制御する制御部5とを備えている。図2は、容器1の斜視図、図3は、プレート2の
上面図、図4は、図3のIV-IV線断面図である。図5は、分注チップ41から吐出された
凝集塊がプレート2に担持される状況を説明するための模式図である。ここでの細胞凝集塊の
担持作業は、種々の細胞凝集塊や夾雑物の中から所望の細胞凝集塊を選別する作業でもある。こ
細胞選別動作が行われる際、予め細胞凝集塊を含まない液体L(細胞培養液)が容器1内に注
液される。上述の通り、液体Lの液面LTの高さは、プレート2が液体L中に完全に浸漬される
高さとされる。その後、容器1の上部開口1Hを通してプレート2上の液面LTに向けて、選別
対象となる細胞凝集塊Cと不可避的に混在する夾雑物Cxとを含む細胞懸濁液が分注チップ41
から注入される。


図6は、図1の状態から、分注チップ41内に保持されていた細胞凝集塊Cが、細胞懸濁液と共
に開口41Tから上部開口1Hへ投入された後の状態を示している。この投入の際、制御部5は
流量調整機構3を制御して、エア配管311が閉止された状態、つまり圧力口である配管アダプ
タ15を「閉」の状態にしている。このため、閉鎖空間Aの空気は逃げ場が無い状態である。

従って、細胞凝集塊Cを含む細胞懸濁液が投入された分だけ、容器1中における内周壁13の内
側であってプレート2の上方の液体層(以下、上部液体層LSという)の液面LTは、上位レベ
ルLT1に上昇する。細胞凝集塊Cは、上部液体層LS内において浮遊している。これに対し、
閉鎖空間Aが面している液体Lの液面LTは不動である。これは、上部液体層LSと囲繞領域C
A内の液体Lとは貫通孔22を通して連通しているものの、閉鎖空間Aから空気が逃げることが
できないからである。

図7は、細胞凝集塊Cの沈降が完了し、プレート2(保持部21)に細胞凝集塊Cが担持されて
いる状態を示している。上部液体層LSの液面と囲繞領域CA内の液体Lの液面とは、同じ高さ
になっている。但し、細胞凝集塊Cを含む細胞懸濁液が投入された分、液体Lの液面は事前の液
面LTよりも高い増加レベルLT2に至っている。
ところで、上記のような細胞凝集塊Cの投入動作において、1つの保持部21に複数個の細胞
集塊Cが収容されてしまう場合がある。一般に、一つの保持部21には一つの凝集塊Cが保
持されることが、細胞凝集塊Cの画像観察や前記シリンダチップによる個別吸引が容易であると
いう観点から望ましい。しかし、分注チップ41から細胞凝集塊Cを吐出させ、液流LCのアシ
ストで沈降させるだけでは、細胞凝集塊Cが概ね均等にプレート2上にばら撒かれた状態を形成
することができない場合が生じ得る。

図8は、プレート2上の細胞凝集塊Cが、逆方向の液流LCRにより上部液体層LSに分散され
ている状態を示す図である。



図9は、本発明の第2実施形態に係る対象物の保持装置D1を概略的に示すブロック図である。
第2実施形態の保持装置D1は、細胞凝集塊Cを分注チップ41により吸引させ、これを第1実
施形態と同様な容器1に吐出させるまでの構成を備えた装置の具体例である。保持装置D1は、
容器1、プレート2、流量調整機構3、チューブ10、投入部材4A、制御部51、ヘッドユニ
ット61及びボールねじ装置6Mを備えている。


容器1、プレート2及び流量調整機構3は、先に第1実施形態で説明したものと同様であるため、
ここでは説明を省略する。チューブ10は、細胞凝集塊Cを含む細胞懸濁液Lxを収容する、上
面開口の容器である。チューブ10に貯留されている細胞懸濁液Lxは、投入部材4Aによりそ
の一部が吸引され、その後に容器1へ吐出される。

投入部材4Aは、ヘッドユニット61に搭載され、下端に開口41Tを備えた分注チップ41(
チップ部材)と、分注チップ41が下端に取り付けられるヘッド42Aとを含む。第1実施形態
と異なる点は、開口41Tに吸引力及び吐出力を発生させる機構として、ピストンヘッド43及
びピストンロッド44と、その駆動部45とが備えられている点である。


ヘッド42Aは、上下方向に延びる筒状の部材である。ピストンヘッド43は、ヘッド42Aの
内部に、上下方向に移動自在に配置されている。ピストンヘッド43の外周面にはシール部材(
図示せず)が取り付けられ、気密性が確保されている。ピストンロッド44もヘッド42Aの内
部に収容され、その下端にピストンヘッド43が取り付けられている。駆動部45は、ヘッドユ
ニット61内に組み付けられ、駆動モータ及び駆動伝達機構を含み、ピストンヘッド43を上下
方向に移動させる。さらに駆動部45は、ヘッド42A自体をヘッドユニット61に対して上下
方向に移動するように駆動する。



先ず制御部51は、1回当たりの吸引動作で分注チップ41に吸引させる細胞懸濁液Lxの容量
の指定を、ユーザーから受け付ける(ステップS1)。この容量指定に基づいて、制御部51は、
駆動部45によりピストンロッド44(ピストンヘッド43)を上昇させる長さを決定する。ピ
ストンロッド44の上昇量が多いほど、分注チップ41が吸引する細胞懸濁液Lxの量は増加す
る。

次に制御部51は、ボールねじモータ62を動作させて、ヘッドユニット61(ヘッド42A)

をチューブ10の上空へ移動させる(ステップS2)。チューブ10の上面開口部に、ヘッド
42Aの下端に装着された分注チップ41が対向している。ヘッド42Aは上昇位置にあり、ピ
ストンロッド44は、上下方向の可動範囲の最下位置まで下降している。図9は、このような
態を示している。

続いて制御部51は、駆動部45を動作させ、ヘッド42Aを下降させ、分注チップ41の開口
41Tを含む下方部分を、チューブ10内の細胞懸濁液Lxに浸漬させる。そして制御部51は、
駆動部45によりピストンロッド44をステップS1の指定に応じた長さだけ上昇させ、開口
41Tに吸引力を発生させる。かかる動作により、チューブ10に貯留された細胞凝集塊Cを含
細胞懸濁液Lxの一部が、分注チップ41内に吸引される(ステップS3)。その後、図11
に示すように、制御部51は駆動部45を動作させ、ヘッド42Aを上昇させる。これにより、
細胞凝集塊Cを保持した分注チップ41もチューブ10の上に移動する。

続いて、図12に示すように、ヘッドユニット61が容器1の上空に移動される。すなわち、制
御部51はボールねじモータ62を動作させ、ヘッドユニット61をねじ軸63に沿って右方へ
移動させる。ヘッドユニット61は、容器1の上空で停止される。分注チップ41は、容器1の
上部開口1H(プレート2)と対向している(ステップS4)。
制御部51は、分注チップ41に吸引された細胞懸濁液Lxの吐出速度、つまり単位時間当たり
の吐出量V1を指定する(ステップS5)。この吐出量V1は、ユーザーから予め設定されたも
のである。指定された吐出量V1は、ピストンロッド44の下降速度の調整によって実現される。
容器1には、細胞培養液からなる液体Lが予め所定の液量(プレート2が液体L中に浸漬される
液面高さ)で注液されている。容器1内には上述の閉鎖空間Aが形成されている。この図12の
状態では、制御部51は流量調整機構3を制御して、圧力口である配管アダプタ15が「閉」の
状態、つまりエア配管311を閉じて閉鎖空間Aから空気が抜け出さない状態としている(ステ
ップS6)。

次に、分注チップ41から容器1へ細胞凝集塊Cを含む細胞懸濁液Lxが吐出される(ステップ
S7)。制御部51は駆動部45を制御し、図13に示すように、ヘッド42Aを下降位置に移
動させる。この状態では、分注チップ41が上部開口1Hに入り込み、プレート2に接近してい
る。分注チップ41の下降位置は、開口41Tが液体L中に入り込む位置でも、液体Lの液面よ
りもやや上方の位置であっても良い。

しかる後、制御部51は駆動部45を制御し、ピストンロッド44を下降させる。このときの下
降速度は、ステップS5で指定された吐出量V1(吐出速度)に対応するものである。これによ
り、分注チップ41に保持されている細胞懸濁液Lxは、上部開口1Hを通して容器1内に吐出
される。図14は、前記吐出が行われた後の状態を示している。吐出された細胞懸濁液Lxに含
まれていた細胞凝集塊Cは、プレート2上の液体L中において浮遊している。ここでも、配管ア
ダプタ15は「閉」の状態に維持されている。この後、図示は省略しているが、ヘッド42Aは
上昇位置に移動される。

次に制御部51は、容器1の閉鎖空間Aからの空気抜き速度、つまり単位時間当たりの空気抜き
出し流量V2を指定する(ステップS8)。この抜き出し流量V2は、ユーザーによって予め設
定されたものである。指定された抜き出し流量V2は、流量調整機構3によるエア配管311の
開度の調整によって実現される(ステップS9)。

ここで制御部51は、抜き出し流量V2を、分注チップ41から吐出させる細胞懸濁液Lxの単
位時間当たり吐出量V1よりも少なくなるように設定する(V1>V2)。V1>V2の関係で
閉鎖空間Aからの空気抜きを実行させることで、細胞凝集塊Cをゆっくりとプレート2上に沈降
させることができる。従って、細胞凝集塊Cへのダメージを抑制することができる。V1とV2
の比は、例えば、吐出量V1を1とするとき、抜き出し流量V2は3/4~1/4程度とするこ
とが望ましく、1/2程度とすることが特に望ましい。

細胞懸濁液Lxの吐出が完了した後、制御部51は、流量調整機構3を動作させてステップS9
で指定された流量V2で閉鎖空間Aの空気抜きが行われるよう、圧力口である配管アダプタ15
を「開」の状態とする(ステップS10)。図15は、配管アダプタ15が「開」とされた直後
の状態を示している。細胞懸濁液Lxが投入された分だけ、プレート2の上方の上部液体層LS
の液面LTは、上位レベルLT1に上昇している。しかし、配管アダプタ15が「開」とされる
ことで、閉鎖空間Aの空気がエア配管311を通して抜け出し始めると、先に図6に基づき詳述
した通り、プレート2の貫通孔22には、その上面側から下面側に流れる液流LCが発生する。
液流LCの発生によって、上部液体層LSの液面は上位レベルLT1から徐々に低下し、また
凝集塊Cはプレート2上へ沈降してゆく。これに呼応して、閉鎖空間Aが対向する液面LTは
矢印a1で示すように上昇する。

制御部51は、配管アダプタ15が「開」とされた後、閉鎖空間Aからの空気抜き量が、ステ
ップS1で指定した細胞懸濁液Lxの吸引量、すなわちステップS7における分注チップ41
からの細胞懸濁液Lxの吐出量と同量になるか否かを確認する(ステップS11)。この確認は、
単位時間当たりの抜き出し流量V2と時間との積と、ステップS1での細胞懸濁液Lxの吸引量
とを比較することによる。


【特許請求の範囲】

【請求項1】液体を貯留する容器であって、貯留した液体中に対象物を投入させるための上部開
口と、底壁とを備える容器と、
対象物を保持すると共に、保持している前記対象物を、上部開口
を通して容器内へ投入する投入部材と、
上面と下面とを有し、上面が前記上部開口に対向し、下
面が前記容器の前記底壁に対して間隔を置いた状態で前記液体中に浸漬され、上面側に配置され
前記対象物を担持する1又は複数の保持部と、保持部の配置位置に形成され上面から下面に貫通
する貫通孔とを備えるプレートと、
投入部材による対象物の投入後に、上面の側から下面の側に
向けて制御された流速で貫通孔を通過する液流を発生させることで、対象物が投入から保持部に
担持されるまでの速度を調整する液流調整機構と、
を備える対象物の保持装置。
【請求項2】請求項1に記載の対象物の保持装置において、保持部は、上部が開口した凹部であ
貫通孔の上面の側の開口は、前記凹部の底面に配置する、対象物の保持装置。
【請求項3】請求項1又は2に記載の対象物の保持装置において、投入部材が、対象物が混合さ
れた懸濁液を保持すると共に、前記懸濁液の吐出口を備えたチップ部材であり、
チップ部材は、
懸濁液を、上部開口を通して前記容器内へ吐出する、対象物の保持装置。

【請求項4】請求項3に記載の対象物の保持装置において、容器は、液体を所定の液面高さで貯
留する容器であり、
上部開口を画定する上端部と、プレートの周縁を保持する下端部とを備える
筒状の内周壁と、
内周壁に連設される上縁部と、底壁に連設される下縁部とを備える筒状の外周
壁と、を備え
容器内には、内周壁、外周壁、底壁及びプレートによって囲繞領域が形成され、液
体の液面がプレートよりも上方に位置するように容器が液体を貯留した状態においては、囲繞領
域内の液面上に閉鎖空間が形成され、
液流調整機構は、懸濁液の吐出の後に、閉鎖空間の空気を
制御流量で抜くことで、液流を発生させる、対象物の保持装置。

【請求項5】請求項4に記載の対象物の保持装置において、チップ部材が、懸濁液を単位時間当
たり吐出量V1で容器内へ吐出する場合に、
液流調整機構は、単位時間当たりの流量がV1より
も少ない流量V2で、前記閉鎖空間の空気を抜く、対象物の保持装置。

【請求項6】請求項4又は5に記載の対象物の保持装置において容器は、閉鎖空間に連通する作
業孔を備え、
作業孔に一端が接続され、他端が大気に開放された空気抜き用の配管をさらに備え、
  調整機構は、前記配管に組み付けられた流量規制部を備える、対象物の保持装置。
【請求項7】請求項6に記載の対象物の保持装置において、作業孔と流量規制部との間において
配管に分岐接続され、配管内に空気を吐出することが可能なポンプをさらに備える、対象物の保
持装置。

【請求項8】請求項1~7のいずれか1項に記載の対象物の保持装置において、対象物が、生体
由来の細胞である、対象物の保持装置。




 Jul. 4, 2018

エネルギータイリング事業:世界初、プロトン導電性セラミック燃料電池】

7月4日、産業技術総合研究所(産総研)は、開発した拡散焼結技術を用い、80mm角サイズのプ
ロトン導電性セラミック燃料電池セル(PCFC:Protonic Ceramic Fuel Cell)を作製することに成功。
PCFCは理論的に燃料を100%利用することができ、発電効率として75%を実現できる可能性があ
るというセラミックス材料で構成される固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)に
比べ、発電効率は20%以上も高くなり二酸化炭素削減効果が期待でき、低温域でも十分なイオ
ン導電率が得られるため、SOFCに比べて発電作動温度を下げることが可能。このため、耐熱材料
などのコストを節減できるメリットがある。ただ、プロトン導電性セラミックスは焼結に1700
以上の高温焼成が必要となる。焼結温度を下げるために添加助剤を用いることもあるが、この添
加助剤がプロトン導電性セラミックスの粒界に偏析をし、絶縁性が低下するなど課題もあるため、
これまでは直径が30mm程度のPCFCしか作製できなかったという。



研究グループは今回、バリウム(Ba)系ペロブスカイト材料の中でCO2との反応性が極めて低い
BaZrO3系組成を電解質材料として用いた。また、実用サイズの燃料電池セルを実現するために、
拡散焼結技術を新たに開発した。開発した技術を用いることで、焼結助剤を含む燃料極支持体と
薄層電解質を共焼成し、その過程で遷移金属を優先的に電解質中に完全固溶させることが可能と
なった。これによ、遷移金属が粒界偏析しなくなる。

【ソーラータイル事業:最新高性能ペロブスカイト系太陽電池技術】

● 有機・無機金属ハライドペロブスカイト結晶におけるBi 3+の6価ドーピングの影響

本質的な有機 - 無機金属ハライドペロブスカイト(OIHP)ベースの半導体は光電子デバイスに
幅広く応用されている。 電子ドーピングを誘発し、半導体中の電荷キャリア密度を増加させる
試みにおいて、ペロブスカイトにヘテロ金属(例えば、Bi3 +イオンを組み込むいくつかの試
みがなされている。 Bi 3+を含有すると、材料のバンドギャップがかなり減少することが報告さ
れている。 しかし、以前の結論とは対照的に、目で観察された結晶の外観の明らかな変化にも
かかわらず、ここでは、MAPbBr3結晶のバンドギャップが成長溶液中のBi3 +の存在により変化し
ないことを示す。 バンドギャップにおける状態密度の増加および透過測定のための非常に厚い
サンプルの使用は、誤ってバンドギャップシフトの印象を与える。 これらのサブバンドギャッ
プ状態は、結晶中の非放射性再結合中心としても作用する。



図1.(a)ドープされた及びドープされていないMAPbBr3単結晶の写真。 (i)純粋なMAPbBr3(ii)1%Bi 3+
(iii)5%Bi でドープされたMAPbBr3および(iv)10%Bi 3+でドープされたMAPbBr 3 でドープされたMAPbBr 3+
スケールバー:2 mm。(b)結晶の正規化吸光度スペクトル。 Eabs * =吸収開始



図4.a)undopedおよびBiドープMAPbBr3結晶のPb207 NMRスペクトル。 (b)MAPbBr3とBiドープMAPbBr3の定
常PLスペクトル。

 

 ● 今夜の一曲

’I Love It ’ Songwriters; Charlotte Aitchison ·  Patrik Berger ·  Linus Eklöw

I got this feeling on the summer day when you were gone
I crashed my car into the . I watched, I let it burn
I threw your shit into a bag and pushed it down the stairs
I crashed my car into the

I don't care, I love it

I got this feeling on the summer day when you were gone
I crashed my car into the . I watched, I let it burn
I threw your shit into a bag and pushed it down the stairs
I crashed my car into the

I don't care, I love it. I don't care

You're on a different road, I'm in the milky way
You want me down on earth, but I am up in space
You're so damn hard to please, we gotta kill this switch
You're from the 70's, but I'm a 90's bitch

 

● 今夜の寸評:豪雨死者110人超

このようなことは想定されていたこと。さっさと予算化しておけばリスクは最小限におさえるこ
とはできた。行政の責任は重い。このことは「人命は地球より重し」を核としてブログ掲載済み。


 

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