極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

植物生態型太陽電池

2012年05月02日 | 新弥生時代

 

 

  

【植物生態型太陽電池】

植物や藻類の光合成からエネルギーを取り出し、二酸化炭素を固定化する商品コンセプトが
提案されている。この電気化学的デバイスの苔ポットから約0.4~0.6ボルト(V)×5~10マ
イクロ
アンペア(μA)、平方メートル当たり約50ミリワット(mW)の起電生成し、ラップ
トップや電気スタンド、デジタルクロックなどに電力を供給するのは十分だという。近い将
来、小さい植物を利用して家庭用電力を供給することができるかもしれないという。植物の
光合成変換効率は約0.25%と極めて効率が悪いがこれが現実だった。BPV(Biophotovoltaic
cells)システムは、廉価な自己修復性を備えているため従来のシリコン系太陽電池より優
れた特性を持つと期待されている。

 

 



【燃えない木材質バイオ】

 

一般に、建築材木材は、防火対策のため難燃性、または不燃性であることが好ましいが木材
を極力燃えないようにするために、木材に薬液を含浸させる処理方法が主流となっており、
難燃化するにはホウ素化合物、リン酸化合物、窒素化合物、ハロゲン化合物等の薬剤が使用
されているが、窒素化合物、ハロゲン化合物は、燃焼時に有害ガスを含む発煙量が多く、変
色が発生し易い。一方、ホウ素化合物やリン酸グアジニジンなどのリン酸化合物は、有害な
ガスの発生が少なく、素材の傷み、変色も比較的少ない。ホウ素化合物やリン酸化合物を主
成分とする薬剤は、脱水炭化作用によって発熱を抑える効果があり、ホウ素化合物の場合は
防腐防虫効果もあわせもつ。



しかし、難燃化薬剤は、木材の吸脱湿により溶脱が生じ、木材が水分(気体や液体の形態)
を吸収し成分の一部が表面に出て、ホウ素化合物やリン酸化合物が析出して木材の表面が白
くなる白華現象が発生。このため水に不溶な沈殿物形成する水溶性のアルカリ土類金属化合
物、亜鉛化合物の水溶液を付与し対応している。水に不溶物形成に塩化カルシウム、酢酸カ
ルシウム、硝酸カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛などがある。また、表層部の厚さ
は、0.1~1.0mmの範囲が好ましい。不溶化させる厚さが0.1mmより小さいと不溶化された表
層部の第1バリア層が機能しない。表層部の下の薬剤が簡単に木材表面にまで移動し、白華
現象の原因になる(逆に不溶化層が1.0mmを超えると不燃性、難燃性が低下)。また、不溶
化時間が長くなり生産効率が悪い。



表層部の薬剤を不溶化した後、木材表面を防湿性の合成樹脂で水蒸気(気体や液体を含む)
から遮断するが、防湿性合成樹脂には、耐候性があり、接着力の高い樹脂が好ましく、無溶
媒の熱硬化性樹脂、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等があるがエポキシ樹
脂が優れているので良い。常法によりホウ素化合物で不燃化した厚さ18mm、幅115mm、長さ
2000mmの木材表層部に存在するホウ素化合物を不溶化させるため、反応剤の5%塩化カルシ
ウム水溶液に1分間浸漬した後、取り出し表面を布で拭い、乾燥させる。 引き続き木材表
面を水蒸気遮断に、エポキシ樹脂と硬化剤の混合樹脂をハケで厚さ0.05mmに塗布。 常温で1
週間養生硬化後、温度40℃、湿度95%の雰囲気下で1週間放置する。



昔から写真化学や釉薬としてつかわれている硼砂(ホウシャ)に変化し高温で脱水し、ガラ
ス化する。ただそのままではホウ酸は溶解度が低いため濃度を高めるため、ナトリウム÷ホ
ウ素=0.22として、ポリホウ酸ナトリウムにする。これが加熱されると発泡し空気を遮断し
燃焼させない。そしてさらに加熱されるとガラス化するという理屈だという。アサノ不燃木
材総合環境研究所は、不溶化と水蒸気遮断の機能を付与強化することで同業者のよりも性能
が優れたいという(と推測)。

露本 伊佐男    

 

【INTERMISSION】

BENI COVERS 

 

  

 

BENIが男性歌謡歌手のヒット曲をアレンジし歌詞をすべて英語で歌う。これは面白い企画だ。
そして、あらためて韻律、メドレーのチカラに感動した。歌詞については別の機会に考えて
みよう。スピッツのロビンソンが好きだなぁ。

コメント
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