極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

草木瓜と檸檬胡瓜

2010年07月16日 | デジタル革命渦論


久かたの 陽照り渡る 窓越しに 草木清かに 風と戯むる 




【思い違いのレモン胡瓜】




何を思い違えたのかピクルス胡瓜だとば
かり思いこんでいたのが、やっと試験菜
園にレモン胡瓜が咲き始め実が数個つい
て食卓に昨日から出るようになった。

 Lemon Cucumber Pickles

ところが、白い棘が表面にもつ野性的な
胡瓜。レモンを冠しているがレモンの食
感はなく、英名では“Apple Cucumbers ”。
つまりアップル胡瓜というからややこし
いや~、ややこしや~。アップル胡瓜は
甘い味と皮も食べることができジューシ
ーな果肉とリンゴのような大きさ栄養価
の高い胡瓜だと解説されている。

Lasagna Tart Lasagna Tart Recipe

Apple Cucumber Soup 

レシピはそのままフレッシュ・サラダと
して、またおろしてチーズやサワークリ
ーム、ミントして和え、塩を加えバター
等で煮たり、スライスしレモン、セロリ、
ミント、フェンネル、パプリカを微塵切
りしバーターで炒めたり、チャービル、
ディル、チャイブを加えたり、くりぬい
て皮肉を詰め物料理に、トマト、ピーマ
ン玉葱、塩胡椒しスープ、ガスパッチッ
オ等として食すという。




 
Japanese quince

【低木樹の旅 草木瓜】



クサボケ(草木瓜、Chaenomeles japonica 
英名Japanese quince)がある。50cmほど。
実や枝も小振り。本州や四国の日当たり
の良い斜面などに分布。シドミ、ジナシ
とも呼ばれる。花は朱赤色だが、白い花
のものを白花草ボケと呼ぶ場合もある。
果実はボケやカリン同様に良い香りを放
ち、果実酒の材料として人気がある。落
葉低木(広葉)で原産地は日本、陽樹、
耐乾湿性、植栽土壌は砂~埴土を好む。
根型は浅根性、樹形は株立型である。成
長がおそい。移植は比較的易しい。花の
時期は4月~5月。実の時期は10月~11月。






【考古学の『デジタル革命』】





アルディピテクス(genus Ardipithecus)は、
約580万~約440万年前(新生代中新世末
期[メッシニアン中期]~- 鮮新世初期
[ザンクリアン初期])という気の遠く
なる昔のエチオピアに生息していた原始
的人類(猿人)の一種だ。長らく最古の
人類とされてきたアウストラロピテクス
より、古い時代の化石人類。アルディピ
テクス・ラミドゥスとアルディピテクス・
カダッバの2種からなる。



エチオピアのアファール盆地にある約440
万年前の地層から1992年に発見された猿
人(ラミドゥス猿人)の化石を機に1995
年5月に新しい属として記載された。最古
の時期の人類は森で暮らし、木登りをす
る一方で、二足歩行も可能だった。東京
大総合研究博物館の諏訪元(げん)教授
らの国際的な研究グループが、化石から
全身像を復元することに成功し、生活の
様子がわかった。約400万~100万年前に
草原で暮らしていた猿人アウストラロピ
テクスよりさらに古い人類像が初めて描
き出されたという。

 
諏訪 元

ラミダスは樹上性で、直立二足歩行はで
きたが、後続するアウストラロピテクス・
アファレンシスほど二足歩行に適応して
いなかった。動物相から当時の環境は森
林だったと考えられており、アルディは
もっぱら樹上生活しつつ、時折、地上に
降りて二足歩行していたという(アルデ
ィにナックル・ウォーキングの可能性を
認められない)。

ナックルウォーキング

アルディの脳は、アファレンシスより小
さくチンパンジーと同じぐらいで、アル
ディ化石は、これまで最古とされたアフ
ァレンシスの雌個体「ルーシー」の318万
年前より120
万年も古く、成人では最古の
骨格の1つ。樹上性を残す不完全な直立
二足歩行者であったラミダスは、ヒトの
大きな特徴である犬歯の縮小が判明
して
いる
。ヒト化は、犬歯の縮小が先行して
いた可能性を示唆するもので、これは子
孫繁栄のために雌が犬歯の小さい雄を、
つまりは、クールな雄を選ぶことで高等
してきたと見られている。



アルディもルーシーも、そしてセラムも
雌であることは興味深く、これまでに起
源的人類として、700万年前の「サヘラン
トロプス・チャデンシス」頭蓋化石、600
万~580万年前の「オロリン・ツゲネンシ
ス」の大腿骨化石、580万~520万年前の
「アルディピテクス・カダッバ」の手や
腕の骨、顎骨片などが見つかっており、
いずれも全身の一部でしかなく、一段新
しいラミダスだが、完全な骨格の全貌が
明らかにされたことは極めて意義深いと
される。諏訪元は、アフリカでの人類化
は700~1,000万年前に溯る可能性がある
と指摘している。



ここで感心したのは、化石を元に10年も
の歳月をかけやっとアルディの復元画像
が、博物学アーティスト、スケッチアー
ティスト等の調査メンバーの総力で実現
できたたということであり『デジタル革
命』の象徴的技術工学である三次元画像
解析装置及びCGなどの映画産業の画像技
術を元に実現できたことだ。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする