『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “蟲の眼レンズ”の元祖・・・ 』

2009-12-18 19:56:50 | Weblog
               


寒波が居座っている・・・
今日も寒い日だった。 老い耄れにとって何する事も出来ない。 唯、ひたすらパソコンに向かい、撮り溜めた写真集の中からお宝探し(取り込みたい写真捜査?)を繰り返していた。 外を見ると、西山は、相当、荒れている。 山に入っている人達の安否が気がかりになる。
夕方、本屋から電話が入り、昨日、頼んでおいた山岳本:「山の本」が入荷した!、と・・・ 目を休める為、慌てて取りに行って来て、見出した。
幼馴染が投稿していて、「読んでみろ!」と、手紙が来ていたからである・・・
Hiraide君と言い、若い頃から北アルプスを登り歩き、山のベテランである。
よく山岳雑誌の好評等で登場している超有名人で、悪餓鬼の同級会で出版本を頂いて来た御人である。
読んでいて、冬の北アルプス登山、槍から大キレット経由で穂高への縦走中、日暮れと、同僚の朦朧疲労に陥り、死の界隈を彷徨い歩いた!と、記してあった。
Hiraide君の機転で、同僚3人を安全な場所に残し、穂高小屋に辿り着き、救助を求め、3人を無事助け出した!!!と、言う件(くだり)で、冬山の事前準備と安全登山を反省していた。
氏からは山の本を頂いているので、併せて、読後感を報告せねば…と、思っている・・・
西山の荒れ方が余りにも酷かったので、ついつい、連動させてカキコしたくなった。

さて、昨日、拙い「蟲の眼レンズ物語」を羅列したが、大事な事を飛ばしてしまった。  御免!、御免!!・・・   
「蟲の眼レンズ」と言えば、昆虫写真家:栗林慧さんの事を書かなければならない!!! 
栗林さんは、長崎県田平町に居を構え、大きな事務所を構え撮影活動をされている。 元々、「蟲の眼レンズ」は、栗林さんの発明で、御自身が使っているビデオカメラに自己開発された焦点深度の超深い対物レンズを付け、これで草間に住む昆虫達の生き様を画像にし、脚光を浴びた。 もう5~6年前になるだろうか? NHKのコンクールで内閣総理大臣賞を受けた「草間の宇宙」は余りにも有名だ!!!!!
このレンズが元祖「蟲の眼レンズ」で、多くの昆虫写真家が挑戦するも歯が立たなく、地団駄踏んでいる独壇場の分野である。
何が特徴か?と、言えば、対物レンズである魚眼レンズが、全長50~60㎝もある超長いレンズで、虫に近づくので、最高のシーが撮れるのである。 つまり、蟲にレンズは接近するものの、人間様はやや離れているので気付かれず、自然の様が撮影出来るという代物なのである。 思うに、高度な光学知識が無いとこの光学系は組めないのでは? 勿論、公開等する筈もなく、カメラ・メーカーもこの原理を導入する気配すらない?
 関心のある方は、NHKから「草間の宇宙」なるVTRが販売されているので購入され、見て見るのも面白いだろう?
ドキッとする画像が飛び込んで来る!!! そこには、蟲達の世界が広がっているのである。 謂わば撮る側を蟲に擬えて見ているので、迫力満点となる。
この画像を称して「蟲の眼画像」等と呼んでいる・・・

yの画像等足元にも及ばないが、比較してみると、それでも何となく似かよった画像になっているから嬉しくなる。。。    
因みに、昨年、yのSonyのビデオ・カメラに「魚露目」を付け、“ヘボ”ちゃんの交尾画像を撮ってみたが、成程    、迫力満点!、美濃屋さんからお褒めの言葉を頂いた!!! 
多くの蜂狂さんに見て貰いたいのだが、そのような機会はあるのだろうか?   はてさて?
サミット等で機会があれば覗くのも良し???  フム~~~~     

モノは考えようで、一寸した応用で色々な世界が展開されている・・・



     『 「蟲の眼レンズ」今昔物語・・・ 』

2009-12-17 21:00:46 | Weblog
              


滔々、今冬一の寒波がやって来た。 北アルプス連峰は大雪だろう? 北アルプスから中央アルプスに掛け雪雲で覆われている。 yの所は、どちらかというと太平洋気候が強いので、このような寒波が訪れている日は、曇りもしくは晴れた日になり易い。 でも、今日は一日中寒かった。 で、明日は、雪になるという!!!
1か月前、轟音を発していたサテアン、静まり返り、嘘のようだ !  残党“ヘボ”を百舌鳥野郎が、相変わらず啄んでいる・・・ 餌不足なんだろうか? それとも、美味しいのだろうか?    

さて、「蟲の眼レンズ」の関する問い合わせが頻繁に来る。 yもカメラ屋では無いので詳しい事は判らないが、少々、講釈を・・・   

“ヘボ”ちゃんの駄洒落本を書きたい為に始めたカメラ。。。 昆虫写真家が撮っていた写真で「オヤ???」と、思う蝶の写真が時たまあった。 それが、紛れもなく魚眼レンズを使った画像だった。 海野さんの写真だったと思う・・・
“ヘボ”ちゃんをこのように撮りたいというのが願望だった。 が、生憎、“ヘボ”ちゃんは桁違いに小さい。 普通の魚眼レンズを使っても取れる筈もなかった。 でも・・・
買い込んだカメラが Canon 10D 。これに合わせたレンズは、50㎜、100㎜、180㎜のマクロレンズ、そうそう MP-E 65 も買うた・・・  マクロ写真はいいのだが、物足りない!!! 前後して、8 ㎜円周魚眼レンズ、15㎜対角線魚眼レンズ、17~70㎜ズームも試みたが、話にならない!!!
当時、ブログ上で、「蟲の眼レンズ」が、昆虫写真家の間で話題になっていた。 お披露目はあるものの、y的には、誰の画像も不合格で、画質がイマイチ…
中でも一番注目に値したのが、Ricoh の GX-8 にドアーミラーを付けた「蟲の眼レンズ」が、脚光を浴びた。 勿論、yも買うて、暫くの間使ってみたが、画質が物足りない!!! でも、当時は、これが上の部類だった。 3年前の話である。
GX-8の後継機が出るという噂が飛び、半年程して、GX-100が登場した。これに飛びついたのは言うまでもない。
GX-8よりは益しだが、何となく!何となく!!であった。 画質が上がらないのである。 ここまでで、一番苦労したのは、マスターレンズに如何にして口径12~3㎜のドアーミラーを取り付けるかであった。 取り付ける術が無かったのである。
有る所までは、各社から出て居るステップダウンリングでいいのだが、ドアーミラーとのコネクションが出来ない。 特製のステップダウンリングを設計して、友人に作って貰った。 このリングは、今も標準化させて使っているが、有難いリングだった!!!    様様である!!!!!   
でも、カメラの新機種が出る度に口径が変わるので参ってしまう。     

暫く、GX-100 を使った「蟲の眼レンズ」の時代が続いた・・・ 
だが、満足する筈もない!!! Canon の G-7 も試みたが問題外だった。
矢張り、本命は、一眼レフで何とかしたい。。。
ヤマダ電機通いが続く日々・・・
結論は、各メーカーさんには悪いが、Canon 駄目、Nikon 駄目だった。 Canon は 5Dでも駄目だ。 先日、友人と試みた。 でも、5Dは、今でも欲しい!!!
ヤマダ電機の係員さん気の毒がり、色々と気を使ってくれる。 
種種のステップダウンリングを手に入れたので、Pentax、olympus の一眼レフの使用協力が得られ、買う気もなかったが、偶然、光明が射した!!!と、言うのがこれまでの流れ。。。
カメラは高価なので、あれもこれも手を広げる事は出来ないが、中々、厄介なものである。
若干の不満はあるものの、y的には、Petax で方針を決めた。 だから、「蟲の眼レンズ」の構成は、Pentaxに絞っている。。。 現在、3台も持っている。。。 使用レンズは多彩だ。 15mm、35mm、50mm、70mm各単焦点レンズ、魚眼レンズ、18~55mmズーム等々である。
なお、ドアーミラーは、「魚露目8号」を使っている。。。
 撮像素子は小さいが、Olympus も同様の画質が得られていた。 が、こちら、ボディーもレンズも割高なので、外す事にした。 
断わっておくが、これに嵌り出すと金食い虫!!!     まだまだ、望遠に手を出していないが、これに手を出し出すと・・・空恐ろしい? その内に欲が出てきて収集が付かなくなる! 年金生活者が手を出す分野ではナイと・・・なァ~~~  その内に追い出されるかも知れない?     
お気に入りの画像が見られれば、これを活用、鑑賞するのが手軽でいいのでは?と・・・反省しきり!!! 
ヤマダ電機の兄さんからは、「レンズお宅」と言われている・・・ 可笑しいだろうなァ~~~   アハハ・・・       

     『 寒くなった・・・ 』

2009-12-16 22:12:08 | Weblog
               


昨日から急に寒くなった。 今日等は日中と雖も5℃を上回る事はなかった。     東北・北海道は大雪だという!!!
老い耄れて来ると何処へ出るのも億劫になる。。。
朝からパソコンを叩いていた。 

早いもので、駄洒落本「 Shy・・・、 the Vespula 」を出して3年が経たんとしている・・・ この間、色々と経験、観察、勉強もした。 と、言っても大したことはない!!! なんぱしかの自己満足に過ぎない?
中でも特段力を入れたのは、『蟲の眼レンズ』による“スズメバチ”類の写真撮影だった。 ボンクラ頭を叩き叩き、捻くり回し、やっとそれらしきシステムになったのが2年前だった。 それからというもの、“昆虫”、取り分け“ヘボ”ちゃんを・・・と、なると、馬鹿見たいに専らコイツを引っ張り出しチャカチャカとやらかす・・・ で、既に、何千、何万枚と画像が溜った。 碌でもないものが多いが、中には様になるものもチラホラある・・・
コイツを使って、またまた、駄洒落本を!!!と、悪い癖が芽生え出した。 こんな事が出来るのもここ数年かも知れない?
数日前からカチカチ頭を叩きながら、按問掻いている・・・ 叩いた位で出来上がればどうこう言う事はないが、それ程簡単なものでもない?
叩き台、企画書が出来上がり、この路線に沿ってスタートを切った。
題して 『 shy・・・、 the Vespula 』 (続編)  言うなれば、3年前の「応用編」である。
yの“ヘボ”ちゃんとの付き合いは、謂わば「ボケ防止の戯れ!!!」で、飼い蜂にして食うのが目的ではない! 阿保かいな?と、言われるかも知れないが、大方そんなもんである…
この健気な昆虫“ヘボ”ちゃんと戯れていると、実に、多くの事を教えてくれる!!! これが、実は、ボケ防止に繋がるだろう?と、信じ切っているから幼いもんだ! 戯れていて、コイツ等の学習能力には驚かされる。 此処に一番の魅力があるのかも知れない? だから、学習能力を含めた習性?らしき卓越した知力は驚く他の何物でもない! 
最近、この辺に目を付けた学者がチラホラ現れ、解剖学的なメスを入れ出している・・・そして、成程と頷けられる解説を加え出している。 小さな微小脳の研究である。 
今回の駄洒落本は、幼い頃より神秘、不思議?、それに疑問に感じてきた“ヘボ”ちゃんの超能力に邪推を入れて見たいと考えた・・・ “ヘボ”ちゃんの学習能力と微小脳研究の裏付けみたいなものである。
ボンクラ頭の邪推だから当に成らない点が多かろうが、一見の話題にはなるだろう?   汗汗…汗!   

今日は、先ず、表紙を考えた。 取敢えずは、画像で入れて見たが、最終的には、何処ぞかの名画伯に手書きの絵を描いてもらおう…と、思っている。 
口絵も整い出した。 改めて見直したが、『蟲の眼レンズ』はいいものだ・・・ 賢い“ヘボ”ちゃんにピタリのレンズとなった。 先程までに50枚程取り込んだが、自己満足している・・・。
これ等の中に美濃屋さんから撮らせて貰った営巣初期の「三角吊るし盤」が入っている! 多分、誰も見た事が無い画像だろう? 美濃屋さんの厚意に感謝しなければ!!!と、取り込みながら改めて頭を垂れた。。。     これが『蟲の眼レンズ』だから尚更タマラナイ!!!
(参考までに、足助のミニ・ヘボサミットの講演時、美濃屋さんから「本邦初公開だ!・・・」と、断わりを入れながら説明があった。)

来春までには、駄洒落本を何とかしたいと思っている。 冬中の仕事:足枷が出来た・・・    

     『 勝負あった!!! 』

2009-12-15 20:53:11 | Weblog
                


寒い1日だった。    こういう日は家の中に居るに限る。
早昼を食べ庭に出た。
まだ、やり残している交尾蜂捕獲後の飼育箱のカタズケである。 11巣ともなるとその処理に時間が掛る。 ただ開けて捨てるだけならどうこういう程の作業でもないが、内検査業をしなければならない。 巣盤の展開状況、王台の枚数、記憶に残る通いと王台の対応、それに写真撮影・・・ 結構、手間の掛るものである。 
山から持ち込んだ飼育箱が3巣ある。 先ず、これから開き出した。
Oさんの城からの物2巣、それに地元の山の物1巣。 何れも予想通りの巣だった。       王台6~7枚。
引き続き家での飼い蜂の箱を開ける。 比較が難しいが、山の巣と同サイズの盤面の物は5枚が標準!!!     中に箱一杯に拡張したコロニーが2巣あった。 これは盤面サイズが桁違いに大きい!!! しかし、4.5~5枚止まりだった。 通いは我が家で1~2を競うものだっただけに少々ガックリきた。 でも盤面サイズが桁違いに大きい(何れも盤面が30cm角)ので、これで良しとし、諦めるより仕方ない? もう少し時間的な余裕が出来たら育房数を計算してみたい。 ドクちゃんの「コバナッチ数列」を使えば、意図も簡単に計算出来る。。。
1巣、王台7枚というのがあった。 丁度、山のサイズと同等だ。 実は、檜丸太の刳り抜き、内径が、ペール缶と同径。 だから比較し易い。 面白い事に、下の4枚が螺旋状に展開していた。 自重で、幾分、傾いた為、螺旋状態を形成したと思われる?  これは、yの女王蜂放蜂の物で、1~2を競う通いだったから当然と言えば当然かも知れない?
小振りで、王台3枚という「軍・ピン」が2巣あった。これも1人前に考えていたので、交尾蜂20000匹を大幅に超える事にはならなかったのだ・・・ 

兎も角、夕刻までに総て暴き、全貌が掴めた。
家で、かなりの餌(鶏肝と赤魚・烏賊)と砂糖水をくれ、育てたが、どう見ても山の無給餌の箱の方に軍配を上げざるを得ない!!!!! 
少々、愕然とした。 餌代も10万円近く使ったであろうか? それが、無給餌に負けるとは!!!!! 
機(はた)と考えた。
飛び出す働き蜂、餌に付くのもいるが、見ていると餌には目も呉れず空高く飛び出す働き蜂の方が遥かに多い! コイツ等飛び出しては見たもののこの片田舎のお町では餌に有り付けなく、唯唯、時間を費やしているのでは? それに、真夏、お町は、樹の下に巣箱があるとはいえ、暑い! 働く時間も限られる?
ここで差が生じているのでは?と・・・
山の闊葉樹林には予想を遥かに超える餌が存在している事も頷けた!!! 

自然界  人工給餌、軍配は、山の巣に上げざるを得なかった。
この現象は、以前からも掴めていたが、このように系統だって調べた事はなかったので、これからの飼育方法に大きな光明が射したと自信を深めた。
 
   奴田舎の涼しい山中で給餌をフンダンにすると奴豪いコロニーを形成することが明らかになった。
yの山の飼育場は、かなり離れている。 毎日の給餌、それは不可能に近い!!!
然らば、何か上手い方法があれば試してみたいのだが・・・        山中に住んで居る蜂狂が羨ましい・・・
アッ!!!、そうそう、飼育箱の耐用年数はガタ落ちになるが、飼育箱の土を入れた方が巣内温度が上がらなく巨大巣作りには効果覿面だね!!!  


(注)
   『 コバナッチ数列 』 とは???
   “ヘボ”ちゃんのコロニーの育房数を知りたい場合、各盤面の平均半径の育房数(n)を数え、これを次の式に当て嵌め計算すればよい。
   コロニーの育房数 =  Σ ( n三乗 - (n-1)三乗 )

これは、ドクちゃん:安藤博士が発見、生み出した算式で、実に、正確な育房数を算出出来る計算式である。 そして、どういう訳か? y の名を取って『 コバナッチ数列 』と呼ぶようになった・・・
詳しくは、「 shy・・・、 the Vespula 」を読まれるといい・・・詳しく解説してある。
   
   

     『 着々と・・・ 』

2009-12-14 20:05:08 | Weblog
              


急に寒くなった。 今、外を見ると、雪が舞っている!!!     もし積もるような事になれば、初雪と言う事になる。

作業開始は遅かったが、サテアンの清掃をした。 所謂、“ヘボ”ちゃんの死骸片付けである! 11巣も入れたので、夥しい死骸だった。 異様な臭いがしていたので変だとは思っていたが、いざ、戸を開け、レールを見ると成虫の死骸、それに捨て児がワンサカ積まれている!!! コイツが腐敗し、異様な臭いを!!!
臭せ~~~!!!!! ご承知だと思うが、蜂の児の腐ったのは、別格、臭い !!!   
戸を開け、水道水で、外に洗い流した! 更に更に、内部も小熊手で掻き集め、外に捨てた。 この作業をしている間、我が家に百舌鳥野郎は、yに纏わり付き、“ヘボ”ちゃんを啄んでいた。 人懐こく可愛いもんだ!!!
面白いように異様な臭いは何処変え消えた!!! 矢張り、死骸の仕業だったのである・・・
2時半に作業を終え、山の飼育場へ・・・

此処の清掃も年内にしておかなくては・・・
5巣、綺麗にした。
毎度の事であるが、山の巣は、無給餌だが、どれも巨大巣になっていた。
因みに、飼育箱は、三宅式!!! 当然、山の黒土をペール缶に入れ、骨箱の下はペール缶と言う事になる・・・ このペール缶の中にコロニーは展開される。
置き場は、何れも巨木の下。 夏、涼しい!!! 林は、闊葉樹林で、此処で餌取りをしている。 思うに、闊葉樹林は、餌が豊富だからこのような巨大巣になるのだろう・・・
yは、山の巣でも燻さないので、当時の見方がどの位だったか?知る由もないが、大台の数から推定すると、Max時、4㎏は硬かったと判断する?
添付画像をご覧頂きたい。王台が、Min5枚、多いのは、8枚もあった。
骨箱下の棚枚数、11枚!!! 点検していて、ゾクゾクした。
そして、王台の枚数に対して雄蜂の棚が少ないのに疑問を・・・ 当然、盤面は、1.5倍もあるが、3~4枚は少な過ぎる? 察するに、2~3回転して働き蜂、雄蜂を生産して来たのだろう? そうだとすると、理に適っている・・・
ふと、思ったのだが、回転していないと仮定するならば、ヒョットすると、新女王蜂の数の方が多く産出するのかも知れない? 訳は、雄は屯し、グレと化す!!! が、女王蜂は、離巣後、四方八方に飛散し、自然界の場合、雄に巡り合えない女王蜂も居るのでは?等と、邪推してみた。 自然界の場合、サテアンの交尾より、遥かに交尾効率は悪い筈だ! その確率たるや?知る由もない!!!

それにしても、この飼育場で自然飼育すると、効率が、実に、良い!!! 自然界の資源の豊かさを改めて再認識した。

しかし、急に来た寒波で羽化出来ずに死んでいった女王蜂の繭も垣間見られた。、これは、毎年の事である。 この辺のバランスを如何に取っているのか?更なる疑問が次々と・・・ そして、1巣、骨箱下が重過ぎ、落下したと思われる兆候が見られた。 でも、殆どは羽化していたから大事には至らなかったのでは?
数の中にはいろいろなケースが生まれる・・・

5巣の点検が済んだのは、5時少し前、辺りは薄暗かった。 陽の暮れるのが早くなった。 間もなく冬至だからなァ~~~   

     『 最後の放蜂・・・ 』

2009-12-13 18:16:18 | Weblog
              


昨夜、かなりの雨が降った。 そして、急に寒くなった。
天気予報は、晴れという事だったが、朝からドンヨリ! 薄ら寒い。
昼近くになって薄日が差してきた。 ヨ~~~シ!、グリーン・ボックスから溢れ出している女王蜂の放蜂に出掛けるか? もう、何日も狙っていた晴れ間である。
800匹を日向に出し、休眠から覚まさせる。 あるものはブンブンし出した!
風呂敷に包み、車の暖房で、幾分、温めながら、現地に向かう。
家を出ると、また、日が陰り出した。 n(数)を多くした営巣率のトライアル・テスト、遣れる時に遣っておかないと・・・

標高1000m地点の山中は日が陰り、ヒンヤリしていた。 車の温度計を見ると、7℃だった。 余り条件は良くないが、今週は、余り天気が良くないという予報が出ていたので、強行した。
蓋を開けると、勢い良く舞い立って行く御仁も居たが、愚図愚図している御仁もかなり居た! この事を予想していたので、蜂放場所は、折り重なって居るボヤの上にした。 舞い立てない御仁は、ボヤの中に転げ落ち、天敵から逃れる事が出来、ボヤの何処かに掴まり休眠状態に入れることを想定した。 事実、寒さが進むにつれ、予想通りの状態に嵌って行く・・・
ボヤの上に出ている御仁は、棒で突き落とし、野鳥からの食害回避をして遣った。
800匹は、3か所のボヤの中に分散して撒く事となった。
思うに、半分は、舞い立ったようだが、半分の多くは、今の寒さが続くようであれば、此処で休眠状態に陥るだろう?
そして、舞い立った御仁の多くは、この冷え込みで、この近傍にて休眠状態に入るであろう? 
面白い事に、舞い立った何匹かの女王蜂は、老い耄れに寄り添って来た。 「オイオイ、見捨てるんでねェ~ぞ~~~!」と・・・ yの懐に入りたがっていた。 格好の隠れ家と思ったのだろうか?
可愛ユイもんだ!!!    

こうして、先の放蜂と併せ、2500匹、初冬に撒き終えた!!!  結果や如何に?????
来春が待たれる!

天敵からの食害を完璧に収め、撒き終わると、早々に引き揚げた。
ゴルフのお遊びゲームが放映されるからである・・・男子、シニアー、それに女子プロの賞金王が、一堂に会するチャリティーお祭り大会である。
今年は、シニアーの優勝に終わったが、面白い企画だった!!! このような企画、年末から正月に掛け、放映されるであろう? 肩のコリが取れ、いいもんだ・・・

     『 最後の捕獲 と サテアンの掃除・・・ 』

2009-12-12 21:41:49 | Weblog
              


朝から濃霧が襲っていた。 7時の時点で薄暗い程だった。 天気予報は、晴、と、聞いていたが、これでは蜂放も難しい? 
一眠りしたら8時半。 しまったァ~~~   
最後の捕獲をして、蜂放に行く予定が遅れてしまう!
慌てて朝茶付けを搔っ込む。。。

サテアンに入ったのは9時半を過ぎていた。 この時点でも濃霧が続いていた。
捕獲には頗る調子がいい!!!   
第1サテアンの捕獲が終わったのが12時近くだった。 此処には、200匹いて、クシャクシャ新聞紙も1か所を除き、、総て、外した。
人懐こい百舌鳥野郎がyの周りをバタバタさせながら“ヘボ”ちゃんを見付けている。 地面に降り“ヘボ”ちゃんを啄んだのを目撃した。 GX-100しか持ち込んでいなかったのと、棚の足等が邪魔していいシーンには至らなかった。 時間をジックリ掛け何とかしたいと思っている。
この時点でも曇っていた。 今日の蜂放は難しいかもしれない?

一杯ペー飲みながら昼御飯を急いで搔っ込む! そして、間髪を入れず第2サテアンに入る! 最後の捕獲である。
相変わらず百舌鳥野郎がチョッカイを出しにサテアンに入り込む! バタバタとあちこち様繰り歩く。 どうやら地面に落ちている“ヘボ”を啄んでいる。
サテアン内は百舌鳥野郎の“ヘボ”ウンチだらけである。 野郎、相当、食っているなぁ~~~
150匹捕まえ今年の捕獲を終了とした。 今日の捕獲、350匹。   トータル、21000匹だった。 マァ~良しとするかぁ~~~  
まだまだ、よく見れば100匹は居るだろうが、これは、春先の楽しみに残すこととした。

此処で蜂放に出掛けたいのだが、陽が出ない!!!  クソ~~~     
蜂放は辞めにして、サテアンの清掃に掛る・・・ サテアン内は相当汚れている。
夥しい死骸と捨て児の幼虫がカビだらけでこれまた見苦しい!!!
まず、第1サテアンの飼育箱を旧ヘボハウスの軒に運び出す・・・  空の巣でも相当重い!!! よくもまァ~11巣も運び込んだものだと今更ながら感心する・・・ こんな作業が出来るのも、後、数年かも知れない? かなりの重労働だ!
飼育箱を運び出すと百舌鳥野郎がバタバタとyの後を付き纏う!!! 人懐こい野郎だ!!! 此処に愛着を覚える。
明日は、180mm望遠マクロを据えて絶品写真を狙ってみよう・・・ 巣箱を覚えたので、可能性があるような気がする。
給餌用砂糖水容器や運搬用底板等水洗いして汚物がかなり整理出来た。 序に、『イワチドリ』や「長生蘭」に水をくれ、ガラス戸等も水洗いをした。 乾いた所で死骸蜂を熊手で掻き集めれば綺麗になるだろう?
が、しばらくは、“ヘボ”ちゃんの死骸や巣盤の傷みの匂い等が残り、不快感は残るが、その内に消えるだろう・・・

こうして、本日、今年の“ヘボ”交尾蜂捕獲作戦を終了した!!!     
長くて短かった1ヵ月半だった!!!  そして、此処には数々のドラマが、今年も展開された!    


今日は、生々しい百舌鳥野郎のウンチを御馳走・・・ どうぞ!   

     『 “ヘボ”の顔・・・ 』

2009-12-11 09:11:12 | Weblog
              


Top画像、昨日の撮りたてのホヤホヤだ!!!    
今まで何百枚、何千枚と“ヘボ”の交尾画像を撮って来たが、このような画像は中々撮れなかった! と言うより、モデルさんが動き回るので撮れない!と、言う方が当たっているだろう・・・ それ程貴重な画像だ!!! だから、内心得たり!!!と、ほくそ笑んだ。
正直、更に、絶品の画像があるが、これは、またの機会にお見せしたいと思っている。 何時の事やら?

この画像を見ていると色々な事が判って来る!!!
不可能な事だが、これに「働き蜂」が、重なればどんなにかイイだろう?と、馬鹿な事を考える・・・
女王蜂と雄蜂を同時に見る事は、中々、出来ない。だから、両者を比較検討するのに都合がいい。
両者とも、実に、いい顔をしている!!!!!    
誰が見ても判る事は、
錨型の鼻紋、顔形、髭?:触覚の張り具合、それに触覚の節の数と雄蜂に見られる白い紋(極楽紋と名付けた)、頭部の剛毛の数等々直ぐ様読み取れる。

これを表にしてみよう・・・

             女王蜂           雄蜂
錨型の鼻紋      所謂錨型で太い     非常に細く、個体差が大きい
触覚の張り      太く、堂々としている   細く、弓なりにシナヤカ
触覚の節       12節            13節
節に現れる紋     紋様無し          第2節にハッキリした白い紋様が!
頭部の剛毛      有るには有るが…     剛毛の中に顔が!!!

ザックリこの違いが見受けられる。 中でも気になるのが、
①触覚の節の数の違い、②雄の第2節(附節)に存在する白い紋様が何を意味するか?、③頭部を始め体全体の剛毛(感覚肢)数の差 である・・・
他の昆虫にも種によって色々な差が認められるが、似たり寄ったり。 明々白々の差がある!!!
どの昆虫でもそうだが、雄に顕著な特徴が現れる。 老い耄れなり気に考えてみた。 それは、
異性つまり、雌を射止めんが為に発達して器官ではないか?と・・・
面白い事に、多少の例外はあるが、雄の触覚の節は、大方、13節である。そして、種によって違うが、触覚には特徴的な感覚肢:剛毛が生えている。 面白い事に、蛾や甲虫にこの差が大きく見られる。
“ヘボ”ちゃんの雄は?と言うと、第2節(附節)に白い紋様がハッキリ現われている。 これが何を意味しているか?、掴み切れていない。。。 異性感知の役目を果たしているのでは?と、考えるのは老い耄れの考え過ぎだろうか?
そして、“ヘボ”ちゃんの場合、「軍」であれ、「キイジス」であれ、はたまた「ピンコロ」であれ、雄蜂は、体中に夥しい剛毛が生えている!!! これは、取りも直さず、異性を感知する為の感覚肢そのものだろう!!!

それにしても、この画像を見ていると、色々な事を教授させてくれる!!!!!   そういう意味でも,この画像は,貴重な画像だと自負している・・・

     『 庭の見回りも、また、楽し! 』

2009-12-10 23:20:58 | Weblog
              


庭木の手入れも“ヘボ”ちゃんビジネスも一段落つき、一年中で一番ノンビリ出来る時期である。
お昼頃、紀州の「熊野千鳥園」から注文しておいた球根が届いた。 早昼を食べ、この植え込みを・・・ 10球ソコソコなので1時間程で終わる。
この作業中、又と見られない“ヘボ”ちゃんの交尾姿を見た。 手元には、RicohのGX100しかない・・・ 取敢えず、何枚か収めた!!!(明朝、Topページにアップしよう・・・) このカメラでは不満足なので、慌てて家に飛び込み、マクロ・レンズと、虫の眼・レンズが付いた1眼レフを持って来た。 が、時既に遅し、カップルは離れていた・・・    残念でならない!       サテアンに入る時は、常時、カメラを持参しろ!と、言う警告か?

そして、先日、松の手入れ時剪定したザクロやマルメロの枝、それに柿の枝等が見苦しく散乱しているので、これを束ね、ゴミステーショウン行きにした。
数えたら10束を超える量! 見苦しい訳だ!!!

作業が終わっても、まだまだ、陽が高かったので、それ程広い庭でもないが、「蟲の眼レンズ」付きカメラを持ち、いいモデルさんは居ないか?と、キョロキョロ・・・
狙いは、百舌鳥野郎の生贄 ! サテアンの周りは、百舌鳥野郎のヘボウンチだらけ!!!!! 必ず、ある筈だ!    毎年の事であるが、ツリバナの冬芽はかなり尖っていて、此処に刺し込んである事が多い。 此処を重点的に見た。 ツリバナは、20本近く植えてあるが、今年は、此処には見当たらず、一位の枝で発見! だが、余りいいモデルさんではなかった。    それでも、参考になる・・・
そして、第1サテアンの外に取り込み時落としたと思われるクシャクシャ新聞紙が1つ落ちていた。   「女王蜂が居るかも?」・・・    もう彼是、半月も前に落とした新聞紙だ。 恐る恐る開いて見た。 ビタビタ新聞紙は、幾分、凍り付き、中は霜で凍て点いて居るその個所に1匹齧り付いていた!!!     多分、多くは暖かい日に逃げ出したであろう? 想像に難くない・・・
  モデルさんになって貰った。 夕空に映え、“ヘボ”ちゃんの剛毛に凍て点いた霜が何とも言えない雰囲気を出していた。   借景には、yの元ヘボハウスを入れるのを忘れなかった。 yの好みである・・・ これも後日Topページに載せてみよう・・・    

思わぬモデルさん、3体に出会い、ルンルン気分で家に入った。     犬も歩けば棒に当たる!とは、この事だろう?

     『 名物彫り物師!!! 』

2009-12-09 21:39:16 | Weblog
              


このブログ、何とか回復してヤレヤレ!!!!!      それにしてもセキューリティーというのはどんな仕組みになっているのか?判らないが、厄介なものだ? まだまだ、未成熟の商品でバクがあるのだろう?  

今日は、半日、このトラブルに関わり悪戦苦闘した。 お陰さまで、この時間を使って年賀状を作り上げた。 “ヘボ”年賀状と“イワチドリ”年賀状だ・・・

夕方、思い立って安曇野の老彫り物師匠:猿田翁を訪ねた。 温厚な爺さまで、話好き!!! yが行くと仕事を止め、人生論をブッテくれる・・・ 実に、薀蓄のある人生論である。 訓話も然る事ながら、仏(ほとけ)物を掘らせたら天下一品! この人の右に出る彫り物師はそうは居ないだろう・・・
掘り物の他に銘木が好きで、相当量の銘木を抑えている。 yは仏物より、寧ろ、此方の銘木が大好きで、老彫り物師を訪ねる事が多い。 yの小置きもの台は、ここから来ている。 皆、欅か一位、水木等この世に2つとない古木の逸品である! 先日も「イワチドリ」の置き台にしようか?と、水木のヘンチクリン銘木を仕入れて来た。
実は、このシリーズに未練があり、下見に行って来た、と、いう訳である。
yがトップバッターで入手したが、矢張りヘンチクリンから売れているようだ?
置く場所が許せれば、もう何体か欲しい代物であるが、余り買い込んでも置き場に困る・・・

話の中で円空仏の一刀彫の話になった。 名著もお持ちで、これを開きながら老彫り物師は一席ぶってくれた。 優しい仏物も仰山あったが、yは、円空の一刀彫が大好きで、これに近い仏を彫ってくれたら。。。と、頼み込んだ。
冬の間に何か考えてくれるだろう?

猿田翁は、今年、喜寿を迎えると言うが、体は、ピンピンで、重い欅板等軽々と扱い、意気盛ん。 何処からこのようなエネルギーが迸り出るのだろう? 気力も若者以上の覇気を抱いている。
yは、この師匠が好きで、何時も何時も御高説を拝聴している。 幾つもの高校に出掛け、講和をしていると話していた。 先日は、校長先生が10数人訪問し、一節ぶったと言うが、何通かの礼状が来て恐縮した!と、話していた。 それだけの価値ある話が聴かせて貰えるから当然だろうが・・・
次回訪問する時は、また、小物の花台でも買って遣ろう?と、思っている。

アッという間に2時間、3時間が、過ぎ、外は真っ暗闇!!! 山合いの店を後にした。 高台から見る安曇野の夜景は綺麗だった。