『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

      『 原始的な蜂の仲間!!!:コマユバチ? 』

2008-03-31 09:57:21 | Weblog
              


夕べは、町会の定例幹事会があった。書き込んでいる最中時間が来た。慌てて画像を探し捲くったが、何処に入れておいたのか?  アワワ・・・  
帰ってきたのは10時過ぎだった。それから探したが、とんでもない所に保存されていた!!!  
で、急いで貼り付けた。改めて見るが、如何とも毒が凝縮している蛆虫の様相が拭えない? 
ドクちゃんは、この手の蛆虫を端から生で試し食いしていると言う!!!  
中には毒素が満載のヤツもいて、これにアタッタと言うのだ。。。イヤハヤ、恐るべき勇気ある蜂狂である。   

2).コマユバチ
凡そ2億年前、顕花(けんか)植物の分化と共に昆虫の分化も急速に進んだらしい・・・
で、昆虫類の全盛時代を迎える。ここで、『ハバチ』のような植物を主食にする蜂から動物蛋白に切り替えた蜂が出現した。動物蛋白を主食にすると言っても、他の動物の狩(かり)をするのではなく、昆虫等の幼虫(青虫)に寄生するタイプの蜂だった。所謂、寄生蜂・・・
この種の蜂の子孫は、今日も沢山残存していて、『コマユバチ』に代表される。
『コマユバチ』には、針がなく、奇主に産卵管を差し込み、卵を産み付ける。 卵は、奇主の中で孵(かえ)り、奇主を食べて大きくなる。謂(い)わば、乗っ取り犯なのである・・・
『コマユバチ』は『ハバチ』より進化していると言えるが、身の危険性が無い訳ではない・・・産卵した蝶(ちょう)や蛾(が)の幼虫が、小鳥に食べられたら一環の終わりだ・・・
謂わば、ネガテブに進化した狩蜂で、どちらかと言うと古いタイプの蜂と言えよう・・・コマユバチは、毒針は持たず、産卵管のみである。
常時、モロに飛び出している産卵管を青虫に突き刺し、青虫の体内に産卵する。
産み付けられた卵は、青虫の体内で孵(かえ)り、体液や肉質を食べ成長、外に出てくる。数々の狩蜂は、夫々、タイプは異なるが、似かよっているので、『コマユバチ』は、狩蜂の原型と見てよいだろう・・・
こうして、大凡、2億年位前から、顕花植物の分化と相まって、『コマユバチ』のような古いタイプの狩蜂は、更に、更に、進化を重ね、子供に与える餌を自ら狩をし、自分の巣に持ち帰り、子供に与えるタイプへの蜂へと進化していった。
言うまでもなく、此方の方が自分の子孫を繁栄させる為により安全だという自然の摂理に適っていた。これには、餌になる昆虫や小動物の爆発的増加も深く関わり、これを捕食する狩蜂の仲間も、当然、爆発的に増えていった。

我が家をウロついていたヤツは、この手の仲間かも知れない?     図鑑で探したが、???
顔は、こんなで、複眼と後脚がいやに発達していて、逃げ足を促進させる為に飛び跳ね、それから飛行に入る・・・  複眼のデカイのは、探察力を高めるが為だろうか? 
また、この画像からは、大顎が退化しているようにも見える?・・・
所謂、『食う』『餌のハント』が為の必要性は、二の次と言うことだろう?      
世の中には、小粒のハチンブクで、まだまだ、判らないヤツが多く生息している!!!