『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 思い出の“コバクロ”、9話・・・ 』

2007-03-19 22:27:36 | Weblog
           

印象に残った『コバクロ』の話も9話まで来た・・・
昨日の話は『コバクロ』ではなかったが、『コバクロ』の勝るとも劣らないイエロー・ジャケット(Yellow jacket)、多分、『キイジス』の近縁種だろう?
12~3段の巨大巣に仕立てられていて吃驚した。ここでは、アメリカ版『コバクロ・モドキ』としておきましょう???
コイツが出て来たので、もう一つ、外国の話をしておきたい。
これも、この目で見た事で、単なる噂話ではない・・・

もう、大分前になるが、腕時計の拡販の為、中近東を旅した事があった。中近東、そうです、湾岸戦争等で話題を播いたイラン、クウェイト、イラク、サウジアラビア等々です。実際、滞在したのは、イラン、クウェイト、サウジアラビアに約1ヶ月でした。
イランの首都、テヘランの中央公園での出来事。。。
休日、一人で、この中央公園に出掛けた。確か、11月10日前後だったと思う。
公園の脇で、羊の肉、つまり、マトンを丸ごと捌き、これを切り売りしていた。この肉に黄色い蝿らしき物がワンサカ付いている。汚ネェーーなぁーーー?
このような露天商が彼方此方に見られる。 そして、皆、同じような事をやっている・・・ 
この蝿らしき物体をヨクヨク見ると、何と、『キイジス』ではないか!!!    
この現場を見た時は、瞬間、度肝を抜かれた!!!    
更に、ヨクヨク見ていると、何と、この『キイジス』が、肉を齧って肉団子にし、運んでいるではないか!!! またまた、度肝を抜かれた!!!
それが1匹や2匹ではない・・・ 黄色くなる位齧り捲っていた。
偶々、その日は曇りだったので、齧り取って飛び出す“ヘボ”の後を追いかけた・・・ 実によく見えた・・・、そして、公園の藪に消えて行った・・・
周りに、イラン人が沢山居たので、それ以上の追いかけはしなかったが、これには、正直、吃驚した。
また、露天商肉屋の所に戻り、『キイジス』を4匹ほど捕まえ、日本に持ちけり、親父さんに見て貰った。
間違いなく日本に居る『キイジス』と同じだと判った。       
これは、もう、37~8年前の話である。 でも、この爺の頭の中に鮮明にコビリ付いている!!!
当時、信州:諏訪地方でも『キイジス』は極めて珍しい『ジスガリ(ヘボ)』として珍重がられていたのである。八ヶ岳でも1300m以上の高原地帯に僅か生息しているに過ぎない・・・

近年、多くの蜂狂と遊ぶようになり、この話をよくするが、yの蜂狂仲間にOさんと言う御仁がおる。この御仁は、学識のある方で、海外生活も長いらしい?
この蜂狂御仁、ドイツでも、アメリカのボストンでも『キイジス』を見た事があったと言う・・・
ボストンでは、MIT(工科大学)構内で、何と、コイツの巣を見付けたと言う!!!   
これ、また、とんでもない話が飛び出してきた・・・ イヤハヤ!!!
こうして見てくると、この地球上、どうやら『キイジス』が主流派らしい・・・
故松浦教授の本にもこの事がよく書いてある。

日本人が蜂の子を食する事が世界中に広がり、最近では、蜂の子缶詰めが輸入されるようになり、韓国、中国、更に、飛び火してニュウジランドから大量に輸入されているらしい。韓国、中国は、獲り尽し、今では棲息が少ないと言う!!!
こう言う話し聞くとイヤダネェーーー