『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

    『思い出の“コバクロ”、5話・・・ 』

2007-03-15 23:26:02 | Weblog
           

このように書いてくると、yは、如何にも“ヘボ”の天敵のように思われても致し方ない!!! 事実そうかも知れない?
だが、待てよ・・・
近年、見付けても取らない巣が結構多いのだ!!! 言わずと知れた、“ヘボ”保護の為である!!!
昨年だけでも、飼育蜂を含め、数えて見たら、25巣に及んだ・・・
ココゾと言う所は、必ず、残す事にしている!!!       
取分けマークするのは『コバクロ』だ!!!
数も少ないし、このタイプは、晩秋、女王蜂が剥ける割に、翌年、営巣率が少ないように思えてならない・・・
過去の例を挙げてみよう・・・
<その1>:
もう何年前になるだろうか? 4~5年かな? 小谷の山中で奴豪く働き蜂の付く場所があった。これを悪戦苦闘に末、ゲット!!! 幾山も超え、山中の古びたお宮の屋根から噴いていた!!! 察するに、垂木伝いに潜り込み、屋根裏に巣食っていたのだろう?・・・物凄い通いだった・・・
恨めしそうに見送ったのは言うまでもない。 そして、翌年、この界隈を確認したが、たった1巣見付けたのみで、これを大町の友人の所に埋けてやった。
その後、行きもしなかったが、この巨大巣にしては?と思った事がある。
<その2>:
yの特別区の城で、急斜面の谷合でデカイのを残してやった。ここは、春先、交尾蜂を蜂放する代わりに・・・と思って、別格、マークした・・・
飼い蜂の頃、界隈を探ってみたが、音沙汰なかった。 この時も、正直、ガックリ来た・・・それっきり、其処には出掛けなかったが、翌年、面白い事に、一尾根越えた谷合に、デカイ巣があった。透かしで見付けたのだが、面白い事に、見付けて、暫く、覗き込んでいると、1m程離れた所に落ち込んで来る“ヘボ”ちゃんが居た・・・オヤッと思いながら、そちらに目をやると、ここにもデカイ穴をした御仁小屋があった!!!   
空が、ワイワイするくらいラッシュを迎えていた・・・
この場所は、誰も入れない渓谷なので、何時も手付けずにしている・・・
こうして、山奥から、徐々に、この界隈に残っていくのだろうか?
<その3>:
ここも晩秋、方角だけ取り、透かしで仕留めたが、開けた空間へ機関銃の玉のごとく噴出していた・・・夕日に映え、それはそれは見事な光景だった!!!残念ながら、画像には収めなかったが、絵になる光景だった。
ここでも、ハプニングがあった。眺めていると、1.5mほど離れた木陰に舞い降りる“ヘボ”ちゃんを見た・・・
オヤッと思いながら、そちらに目をやると、ここからも噴き上がっていた。
イヤァーーー、こう言う事って度々あるんだネェーーー
此処の巣も残したのは言うまでもない!!!    
<その4>:
昨年も3巣残してやった!!!
果たして、今年どうなるか?この点検をするのも楽しみの一つである。
この内、1巣は、奴豪い蜂だった!!! どうやら、娑婆中の“ヘボ”が、この方角に舞い降りたり、舞い上がったのだ!!!
古びた山小屋のベランダから壁を伝わって掬っているらしい? 小屋は、もう、朽ち掛けており、壁伝いに僅かな空間を空に向かって噴き上がっていた!!!
降りてくる蜂は、まるで、ゴミか何かがパラパラと降り注ぐかの如く・・・それはそれは見事な光景だった!!!
『コバクロ』って、こういう場所が好みなんだ!!! 何となく、人間との関わりが深いナァーーーと、ついつい、考えてしまう。
人間共が、“野獣”や“ヘボ”ちゃん達の居住区を犯していると言う事かも知れないが?・・・『コバクロ』や『キイジス』は、取分け、関わりが深いのである。。。
このような例は上げれば限がない・・・ 紙面の関係でこの位するが・・・
要は、際限なく掘り上げると言う事ではなく、最低、現状維持が適える位の種蜂は残しておきたいものである!!!    

しかし、こうして残しておいても、頭の黒い天敵に遣られ、ガックリ来る事も多い!!! この模様は、明日書く事にしょう・・・

今日の画像は、『コバクロ』の入り口付近の様子を写したものである・・・
この“ヘボ”は、かなり敏捷で、巣の周りで、足音や振動を与えると、途端に外出を止めてしまう!!! 
警戒態勢に入るのだ!!!