『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

『 ヘボの嗅覚について考える 』

2006-07-05 10:33:14 | Weblog
     

昨日、感心させられる事があった。それは、『嗅覚』についてだ!!!
蜂狂・極楽蜻蛉は、この時期、子蜂が少ない事を配慮して、出来るだけ餌を沢山用意する・・・餌の大きさではない。要は数で勝負を掛ける・・・
『ウグイ』を細切れにすれば数は沢山用意出来る。

これをダダッ広い自然界にバラ播く・・・
あのチックリのヘボちゃんがどうしてこれを探し当てるのだろうか???と・・・
何時も感心する。
最近、判った事であるが、雨の日、雨上がりの湿度の高い時の方が、餌付が悪い・・・ 
察するに、天気のいい日は、餌から発する餌の臭気が上昇気流に乗り易いからだと推論した。 通常、餌探しに入った働き蜂は兎も角として、『軍』ヘボは、かなり上空を飛行している。飛行中、上昇気流に乗った餌の臭気を感じ取っているのだと推測する。そして、臭気を頼りに降りて来るのだろう・・・
ただ、臭気を感じ取る嗅覚は、人間の比ではない!!! 物凄い感度だ!!!
長い歴史の間に進化して来た賜物である。
(子供の頃、寺田虎彦の随筆集で、『鳶が餌を見付ける』サワリを読んだ事があるが、鳶は、目がいいのではなく、餌から上る臭気を頼りに餌を求めているんだと・・・言う件があった。ヘボちゃんを見ていて、何時も、この件を思い出す。当にそうだと思う。)

昨日は、愉快だった。
急坂で蜂追いをして、100mばかり追い込みギブアップした。
このヘボちゃんに『青』の背番号を付けておいた。
何とかしようと、150mばかり登り切った所で餌播きをした。
そして待機した。 30分ばかりして、1つの餌にだけ、3匹の子蜂が付いた・・・
何と、その中に『青』ちゃん子蜂が居た!!!
ヤヤッ、コイツ、中々、やるナァーーー 感心し切り・・・
餌の匂いを憶えていた事、元の餌場に餌がなくなり、往路の飛行中に匂いを感じ取り急降下して来たのだろう・・・
この『青』ちゃん、愉快だった。
トバシの烏賊ダンゴを作っていると手元にオネダリに来る・・・そして、yから餌を貰う!!! 何回貰ったのだろう? 5~6回以上オネダリに来た。
まるで、家畜並のムシだ!!!
このようは光景にはよく出ッ化す。 シバシバだ!!!
飛行高度も15~20m上空を一直線に飛び、惚れ惚れするヘボだった。

更に、急坂を200mも飛び、藪の中へ・・・結局、ギブアップ・・・
爺には梃子摺るヘボだった。が、それ以上に勉強させられた・・・

所で、ヘボの嗅覚は、①触覚、②口、③脚の腑節にある事ご存知?
触覚は、♀と♂で形状、節の数が違う。この理由が何なのか判らないが、♂には、♀(新女王)を嗅ぎ分けるセンサーを備えているのだろう???
1節多いのはその為かも?
詳しくは、yの『shy...、the Vepula』に書いてあるよ・・・