GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

4月開始のドラマ

2018-04-21 05:08:04 | MUSIC/TV/MOVIE
4月開始のドラマがそろそろ出揃いだした。
仕事柄毎回最初の第一回放送を見るのだが結構これが大変。ちょっと油断するとどんどん溜まっていく。

とりあえず一回目を見て、うーんこれは面白いかもっと思えば続けて観るし、うーんこれはダメだなと思えば途中で観るのをやめたりする。
すでに二階堂ふみと斎藤工主演の探偵物語は最初の10分で観るのやめた。面白いかどうかより、薬師丸ひろ子と松田優作のイメージが強いからか、どうも先入観が邪魔してしまいダメだったから。
玉木宏と中谷美紀主演のあなたには帰る家があるもダメだった。中谷美紀の老け具合がちょっとやばい。木村多江の薄倖さを見てるとこっちまで辛くなりそうだ。

最近のドラマは面白くないなんてことが巷で言われている。
実際一昔前に比べたら面白くなくなった。
っていうのもこれは制作側と視聴者がともに悪い。制作側は視聴率を気にして、豪華キャストで毎回あらゆる手を使って飽きさせないようにだけする作りにするし、視聴者は粗探しのようにすぐクレームとか入れるから。

あの台詞は差別的だ!この表現は問題だ!子供が真似したらどうする!実際の現場ではあんなことはありえない!まぁケチをつけること多数、言いたい放題。好き勝手文句言われたことをバカ正直に制作側受け止め、クレームが出ないように作るから、どんどんつまらなくなっていく。どんなワイルドな刑事もシートベルト占めるし、ヘルメットかぶってバイクに乗る。交通ルールは尊守ね。タバコは吸わない、酒は飲まない、部下に嫌味は言わない・・・あらゆるとこに気を配ってクレームが出ないように。

以前も書いたが、人を殺すシーンで車を使うと車メーカーのスポンサーが、ガス中毒ならガス会社が、感電死なら電気会社が、飲み物に毒物入れると飲料メーカーがクレーム出すから使えない。従って撲殺か階段からから転げ落ちるかしかない。
電話を使ったトリックはNTTやdocomo、au,softbankがスポンサーならダメだし、保険金詐欺は保険金会社スポンサーなら使えない。そのうち警察官が銃を撃つのも問題だとか言い出す人がいるかもしれない。

コンフフィデンスマンJP。
長澤まさみ主演の詐欺師ドラマで、結構面白い。名作「スティング」など今までの映画やドラマのちょっとパクリなところもあるのだが、痛快なクライムドラマだ。
第一回目は江口洋介扮する裏社会のドンのお金を奪い取る話だったのだが、これに某飛行機会社の某スタッフって人がクレーム入れたらしい。飛んでる飛行機の非常扉を開けてお金の入ったスーツケースをどんどん放り出すシーン。実際にこれをやったら空気圧で人間も飛行機の外に放り出されてしまうことくらい誰でも知ってる。この某飛行機会社の某スタッフってやつが(本当にいるのか?)クレーム入れたとしたら、そいつが大馬鹿なだけだ。
突っ込むなら、鳥取砂丘上空でジュラルミンのトランクを落として、もし下に人がいたらどうするんだってとこじゃないのか?さらに言えばそのお金の入ったトランクをスカイダイビングして取りに行く江口、おいおい、飛行機の速度はそんなに遅いのかってね。

所詮ドラマはドラマ、映画でもそうだけど作り物の世界に現実の常識を入れるなと言いたい。いっその事元ピンクレディのMIE演じるマダムが裏カジノで嵌められるシーン、バトッミントンのラケット持ってやつとか、紙の生産会社の社長らしき人とか入れるとかのウィットがあってもいいのではって思ってるのですけどね。
第2回目では吉瀬美智子演じるリゾート会社社長からだまし取るのだが、クレーム入れたい人は「これは星野リゾートを批判してる」とか言い出すかもね。実際ドラマのエンディングでは星野リゾートのやり方をベタ誉めしてたりしてるのは気を使ったのかな。

正義のセ。
吉高由里子に検事の役をさせるというのは無理があるな。ガリレオの刑事役もちょっとダメだった。東京タラレバ娘は良かったのだがね。

どう考えても吉高由里子が高学歴とか法学部出身とかあの難関の国家試験を突破したようには見えない。アミューズは無茶するなぁ。安田顕は上手いなぁ。でもこれは二回目からはもう観ないと思う。

花のち晴れ〜花男 Next Season〜。
花より男子の続編にあたるストーリー。まぁ、金持ちばかりの学校に入学した貧乏人の女の子がバレないようにしてたのだが、ひょんなことから学校を仕切るリーダーグループに目をつけられ・・・ってパターン。漫画は面白いのだが実写はどうも苦手だ。先入観のせいかもしれないが、前シリーズは観れたのに今回はもう観ないかも。前シリーズの主役松本潤が登場したのはびっくり!ごくせんファイナル(映画)では過去の生徒がいっぱい出る中、唯一出なかったのに何故だ。


執事 西園寺の名推理。
執事を使ったドラマは駄作が多いのだがこれは面白いぞ。上川隆也の執事は、もしこんな人が執事にいたらいいなぁって思える。主人が千草薫っていうのも金持ちっぽくていい。佐藤二朗さんがいい味出してる。俺この人好き。吉野家のCMでも暑苦しいいい味出してる。

執事ドラマは今までも幾つかあったがことごとくダメだった。理由は執事に見えないから。

メイちゃんの執事での水嶋ヒロはなかなか良かったのだが、同じく漫画を実写化した黒執事では、あれ?って感じだった。

謎解きはディナーの後での櫻井翔は執事というより出しゃばりな使用人にしか見えなかった。北川景子がお嬢さんに見えなかったせいもある。

まぁ執事のいるような生活がどんなもんか身の回りにそんな人はいないので一切わからないのだが、海外のように甲斐甲斐しく主人の世話をする執事ってのは日本じゃちょっと無理があるのかな。執事のイメージは背が高くて万能。年齢が高くてもジジイでもいいけど知識と武術に長けててほしい。ディーン・フジオカなんかがイメージにぴったりだったんだけど、以前の織田裕二のドラマ(IQ246)ではダメだった。まぁあれは脚本が悪すぎたけどね。

モンテ・クリスト伯ー華麗なる復習ー
そのデォーン・フジオカ主演のドラマ。うーん、日本のテレビ界(及びアミューズ)は彼の使い方を間違えているのではないかな。波留主演のNHK朝ドラ・あさが来たでの五代役が当たったからそのイメージが強いのかもしれないが、ちょっとなぁ。勿体ない。
以前文学座の舞台を観ない?って誘われて行った演目がモンテ・クリスト伯だった。観てると「あれ?俺このストーリーなんか知ってるぞ、なんでだ?」って不思議だった。小学生の頃に読んだ本だ。タイトルは巌窟王だった。これ一緒の話だったのね。

未解決の女 警視庁文書捜査官
このドラマはめっちゃ面白いぞ。波留と鈴木京香とW主演だがテンポと台詞回しがいい。波留にはこんなちょっとおとぼけた役が似合うなぁ。人嫌いの鈴木京香が波留を使って喋らすシーンはまるで名探偵コナン。実際「またあのコナンくんパターンするんですか」と言いながら蝶ネクタイを指でかたどる波留が可愛い。
BORDERで一緒だった遠藤憲一さんも出てる。光石研さんも出てるのでちょっとバイプレイヤーズ色強し。取調室のセットが天海祐希主演の緊急取調室とかなり似ているのは大目に見よう。
沢村一樹が特命捜査対策室長役で出てるが、彼はテレビ朝日のCHIEF〜警視庁IR分析室で主演してる。さらに内藤剛志が捜査1課長役で出てきた。彼もテレビ朝日の警視庁・捜査一課長(season3)の主演だ。この未解決の女もテレビ朝日。ミクスチャーと呼べばいいのか番宣と呼べばいいのかよくわからんが総力戦か?

ヘッドハンター
これも今期のドラマの中では一押しに面白いドラマだ。
ヘッドハンティングという、俺がちょっと関わってる仕事のせいもあるがかなり業界の裏側を描いてる。脚本が素晴らしくいい。誰だ?見事だ。演じる主演の江口洋介もクールでかっこいい。杉本哲太がサポート役で出てるのだが、これもさすがって演技だ。テレビ東京やるなぁ。本当に低予算?西園寺といい孤独のグルメといいかなり面白いのを作るね。フジテレビも見習った方がいいかもしれない。

ドラマではないがテレビ東京ではテレビチャンピオンが復活。
第一回目はカニ剥きの早剥き達人バトル。越前蟹(ズワイガニ)、タラバガニ、花咲がに、ワタリガニ、タカアシガニ・・・高級な蟹が次々と剥かれていくのは圧巻。早いんだまたこれが。カニすきパーティやる時に一人こんな人がいたらいいなぁと思いつつ見てた。
そういや今年の冬は蟹を食べていないな。
孤独のグルメと同じく、深夜に(オンデマンドだからね)こんな番組を見てはいけない。危険だ。

あとは二宮和也くんのブラックペアン。
始まるのが今週の日曜から。医療ドラマはちょっと苦手だからどうかなぁ。
でも、面白そうだよな。


1 Comments

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おじゃまいたします (sunrisekuma)
2018-04-21 08:40:18
ランダムから、きました
鋭い~ご指摘ですね
「正義のセ。
吉高由里子に検事の役をさせるというのは無理があるな」
まったく同じです^^

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