しましまのドレミ・カフェ

家のしつらい、音楽、おいしいもの、庭遊び
日々のくらしを綴ります
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船場ぶら歩き(多分合ってる)

2019-07-16 18:48:00 | 旅行
そして今日は、ブラしましま。
チエックアウトしてから、まず難波まで行き、コインロッカーにスーツケースを放り込む。
 
地下鉄の線を乗り換えながら、北浜駅へ。駅に掲示してあるこの地図をガン見して、どうやって歩こうかシミュレーションする。
 
 
すぐに、私の好きなはんぺん屋さんがあった。いつも松坂屋で買ってる店だ。ここにあったんだ!買いたいけど、まだ朝なので我慢する。
 
 
 
 
 
すっかり高層ビル群に建て替わった街に、古い商家が残っている。谷崎潤一郎の細雪にゆかりの住宅だそうだ。美しい「こいはん」や「いとはん」が出てきそうな雰囲気だ。
 
 
 
右側の古い建物は、銅座の跡。明治時代からはなんと大阪市立の幼稚園になっていて、ちょうど園児たちがお帰りの時間で、保護者たちが迎えにきているのを見かけた。この建物の中で、どうやって保育をしているのだろう。興味深い。
 
 
 
 
 
そのまま少し行くと、緒方洪庵の適塾跡がある。今日は祝日の翌日で、残念ながら休館だった。
 
 
 
 
 
 
大阪で「まむし」と言えば、あれです。私の大好きな鰻のこと。
老舗の佇まいの「柴藤」(しばとう)。店の前ですごく迷ったけど、店頭に立つ女将さんの笑顔に吸い寄せられ、入ってしまった(←言い訳)
 
 
 
鰻が焼けるのを待ちながらググってみたら、創業280年、十五代目という正真正銘の老舗だった。引き寄せられる訳だ(←言い訳その2)
 
蘭、桜、菊のランクのうち、一番安い菊を選ぶ(←当然!)一番鰻の少ないという「菊」でも、「まむし」というだけあって、ちゃんとご飯の間に一切れ鰻が挟んである。醤油の効いたタレ。柔らかい鰻。やっぱり土地のものは、実際に食べてみないとネ。あー、勉強になった。
 
 
 
すぐ近くに、いい感じのカフェがある。ここではコーヒーは飲まずに、セレクトされた雑貨だけを見る。実は一つ実用品を買ったのだけど、それはまた今度ネ。
 
 
 
川の方へ歩くと「栴檀の木橋」が。
 
 
橋の向こう側にあるのは、以前冬のライトアップの時に行った大阪市公会堂だ。
 
 
 
もう一つ上流の橋は「ライオン橋」。本当は「難波橋」というそうだ。読み方は、なにわ橋というらしい。
 
 
 
その斜向かいに立っているのは「五代様」。大阪取引所だ。
 
 
 
 
川に向かって席があるカフェを、昨日姪が教えてくれた。人気店のようで混んでいて、外のベンチで待つ。蒸し暑いけど、がんばる。川に向かうテラス席もあるが、姪の言う通り、この季節なので空調の効いた二階にする。
 
 
コーヒーはとてもおいしい。疲れが癒される。
 
 
 
パウンドケーキにしようかと思ったが、こだわりの美味しそうなパンを使っているようなので、ピーナツバタートーストを添えることにした。上手にトーストしてあって、おいしい。
 
炭水化物まつりなので、晩ご飯はなしにしよう。
 
 
 
窓際の席からも、公会堂が見える。ここでなら、何時間でも過ごせそうだ。
 
 
 
地下鉄の駅に行く道には「大阪俵物会所跡」があった。俵物というと、私なんか米しか頭に浮かばなかったけれど、そんなものではなかった。俵になまこやアワビ、フカヒレなどの海産物を詰めたもので、長崎貿易で清国に輸出されていたのだそうだ。
 
大阪は経済の都。ものが動いてこそなんぼ。というのを、これを見てとても納得した。私も家族もそういうものとは程遠く、お日様を仰いで、野菜なんか作って自分で食べて満足しているが、そうではない世界がここにちゃんと、すごく昔からあるんだな、ととても腑に落ちた。勉強になりました。
 
やっぱり、旅は行ってみるもんだね。名物は食べてみるもんだね(^^)
 
自分でぷらぷら歩いて廻る旅が、やはり一番楽しい。
大阪、ありがとう。おーきに!
 
 
 
 
 
コメント (2)
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