ヘパリンは、日本の食卓における餃子以上に、医療現場では頻繁に使用される注射薬品です。 牛や豚の腸粘膜を素材にして作るのですが、BSE(狂牛病)事件いらい、もっぱら豚が使われているようです。 くだんの、Baxter社への納入元は、旧ミドリ十字のような、生物製剤を専門とするScientific Protein Laboratoriesですが、今回の事件は、同社の中国工場(Changzhou City)の物が原因のようです。 Baxter自身も、最近のSPLの製品組成に成分変化があることを掴んでいたようですね。 14日のNew York Timesでは、中国の豚に言及しています。
「HITの現状」「臨床サイドから(ry」を読んでみるとよいでしょう。
http://www.hit-center.jp/contents/top.php
ヘパリンはそれ自体10%の割合で副作用が現れるようですが、「激しいアレルギー」から想像するに、製造過程での分画の不十分、精製に使用される薬品の残留等があったのかもしれません。
ただ、こういった薬剤は全く偶発的に激しいアレルギーを生じることもありますから、直ちに粗悪品や異物混入が疑われるかと問われれば、まだ何とも言えないように思います。
むしろ、とにもかくにも調べてみたら「FDAの検査が入ったことのない工場」だったという点が問題になっているのではないかと想像いたします。
>「FDAの検査が入ったことのない工場」だったという点が問題になっているのではないかと想像いたします。
同感です。検査が入っていなかった真の理由のがFDAの怠慢なのか工場側の抵抗なのかはわかりませんが、製造中止にするほどの被害が出たことでFDAも本腰を入れざるを得なくなったのではないでしょうか。ただ例えば『WSJ』紙がタイトルで「中国の工場」と強調したるしているあたりに「また中国か」「やはり中国か」という機微が感じられるように思います。
情報ありがとうございます。これは僥倖というべきなのでしょうか。もし日本で使われていたら舛添厚労相が過労死しちゃいますね(笑)。ただ死者まで出て製造中止にもなっているので、対岸の火事扱いすることなく日本のマスコミもしっかりと報じてほしいところです。
http://www.nytimes.com/2008/02/15/washington/15fda.html?ref=us
http://www.latimes.com/business/la-fi-heparin15feb15,1,4709385.story
http://www.chicagotribune.com/features/lifestyle/health/chi-fri_bloodthinnerfeb15,1,7872870.story
(上から)ニューヨークタイムズ、ロサンジェルスタイムズ、シカゴトリビューンと他の主要紙も報じていますので、決して扱いが小さいわけではないと思います。
ロサンジェルスタイムズは「この件は、昨年発生した中国産のペットフードやおもちゃに関するパニックに続いて、中国製品に関する国民の不安感を増すもの思われる」、シカゴトリビューンは「中国の工場に潜在する問題は、中国がアメリカに製品を供給する役割に、また別の観点を投げかけるだろう」と、いずれも中国製品に対する不信感が増すことを予想しています。
ちなみに、ビジネスウィークに載ったAPの記事によると、
http://www.businessweek.com/ap/financialnews/D8UQ7M381.htm
14日のバクスターの株価は、2.2%ほど下がったようです。
牛や豚の腸粘膜を素材にして作るのですが、BSE(狂牛病)事件いらい、もっぱら豚が使われているようです。
くだんの、Baxter社への納入元は、旧ミドリ十字のような、生物製剤を専門とするScientific Protein Laboratoriesですが、今回の事件は、同社の中国工場(Changzhou City)の物が原因のようです。
Baxter自身も、最近のSPLの製品組成に成分変化があることを掴んでいたようですね。
14日のNew York Timesでは、中国の豚に言及しています。
まぁ、 相手が中国の豚(豚の中国というべきか)、しかも、腸ですから・・・・
http://www.nytimes.com/2008/02/14/business/worldbusiness/14heparin.html?scp=43&sq=china&st=nyt
http://www.businessweek.com/ap/financialnews/D8UOBNHO0.htm
米国東部に営業基盤を持つ小売チェーンWegmansも、昨秋、中国産にんにくの購買を止めたそうです。このWegmansは、毎年、全米優良企業トップ5に入る会社です。
11日には、中国政府に機密情報を渡した廉で、4人が逮捕されています。下のIHTの記事は、その中国政府の反応ですが、
http://www.iht.com/articles/2008/02/14/asia/china.php
「アメリカは冷戦思考を止めよ!」だそうです。アメリカでは中国のスパイが毎年逮捕されているような印象を受けるので、「またか」という気分になります。同じ記事によると、「ドイツとイギリスの情報筋が、最近、『中国が軍事機密と最新テクノロジーを収集するための隠密行動を活発化させている』と警告している」らしいです。北京オリンピック前に駆け込みで何かやっているんでしょうか?私には分かりませんが・・・
日本の警察から「てめいら人間じゃねえ、中共はたたっきってやる」宣言
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080216/crm0802160857004-n1.htm
話し合いが物理的に不可能な状態なようで。
日本が敵うわけありまへんがな。
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/483649
>>■忘れていたよ。実は中国のネットユーザーは、文章を精読することになれていないのだ。パソコン使えても、漢字をあまり読めない書けない、タイピングもできない、そういうレベルの人はいっぱいいる。実際、テープ起こしなども、パソコンを持っているふつうの中国人に頼もうとすると、できないという事実が発覚して唖然とすることしばしば。パソコンでネットサーフィンやゲームはできても、長い整った文章を作成するだけの漢字を知らない。読めないという人はいるよ。なんて、思われてもしかたない、記事の誤読である。
私は支那語は専門分野の単語程度くらいしかわからないレベルなのですが、彼らが実際に読み書きする場合ってやっぱり句読点は使わないのでしょうか?
もしそうならひどく読み辛いような気が・・・。
慣れていたらそうでもないのかな。
それともネットの中だけなのかな。
http://www.chosunonline.com/article/20080216000028
>パナマ政府は14日、2006年に中国の無許可
>工場で製造された輸入かぜ薬を服用した
>115人がこれまでに死亡したとの報告書を
>発表した。報告書の作成担当者は米ニュー
>ヨーク・タイムズに対し、「地方住民の
>被害状況は正確に報告されておらず、実際
>の被害規模はさらに大きい」との見方を
>示した。
いつもワクワクしながら読ませてもらっています。
初カキコさせてもらいます。
毒ギョーザから脱線して、うぃんだむさんの話に
つながります。
一般的な中国人は、頭の中ではロジカルに考えて
話をしていない、例えれば日本人はWindows、中国人
はMS-DOSではないか? というのが私の持論です。
自分の経験で、中国人は
*報告書など、やたらズラズラと長く書き、箇条書きや
要約書き、起承転結が出来る人間は少ない。
*製造で、挿絵、写真入りの作業指示書を作成させても結局は文書の羅列になってしまう。
*ある程度でも、フローチャートを書ける人間が
ほとんどいない。
*試しに自宅や勤務地周辺の地図を書かせても
書ける人間がほとんどいない。
などと感じました。
(もちろん上記にあたらない人もいるのですが、
そのような人間は、よほど専門職、経験があるか
国外に出てしまうような感じです。)
また会話でも、結構簡単に結論をショートさせて
逆切れするヤツも多く、これが中国語の限界なのか、
とも思います。
Trader Joe'sの一件が散発安打で終わらなかったのはいいニュースですね。事件が事件ですからヘパリンの波紋はもっと広がるものと思います。ちなみに御指摘のように中国側の反応、これはスピルバーグ氏の件なども含めてWTO裁定やスパイ問題などに絡めつつ「一連の陰謀」みたいな形に仕立てているようです。インドにも相当神経質になっています。北京五輪と台湾問題との関係でしょうか。そこへもってコソボキタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!で中国当局がどう対応するか楽しみです。
今回の鑑定結果について中国は「日中共同調査でないからねー」みたいなことを言っていました。日本側の調査結果に対する内容は日本当局の発表を基準とする、と先日の記者会見で言っていたと思うのですが……。
まあ総理の器でないフフン♪に果断さを求めても無駄なんですけど、胡錦涛が来たときには訪米時のように恥をかかせるシナリオくらい準備していないと……ってそれができるなら毒餃子で中国側のゲームプランに見事に乗っかっちゃったりしませんよね。orz
実は「気が変わった。8月15日に靖国神社に参拝します」の一言で十分だったりして。どうせそのころにはフフン♪も首相ではないでしょうし。
私にもよくわかりませんけど、ネット上では省くこともあるかも知れません。何といいますか、文章を書くのとは別の部分の脳味噌を働かせているように思います。あと私の周りにいる中国人は同世代でなくても大学くらいは出ているので、文章が書けない、漢字を知らないといったお粗末な奴はいません。
ちなみに香港人は作文が下手です。話し言葉(広東語)と書き言葉(北京語)が違うせいだと思いますけど、真面目な話、当地の雑誌業界でもコラム屋でも投稿してくる読者でも文章中国語が私より下手な連中が少なくありません。ただ現在は香港型愛国主義教育とともに北京語が必須科目となり、大卒者量産政策でレポート書きなどの経験を持った世代が台頭してきますから、作文力は向上すると思われます。
私も某巨大掲示板でこのニュースを目にして脱力感に襲われました。かくも旬の話題、しかも重要な情報を韓国メディア経由で知ることになるとは。情けなくなります。orz
>●報告書など、やたらズラズラと長く書き、箇条書きや要約書き、起承転結が出来る人間は少ない。
>●製造で、挿絵、写真入りの作業指示書を作成させても結局は文書の羅列になってしまう。
>●ある程度でも、フローチャートを書ける人間がほとんどいない。
>●試しに自宅や勤務地周辺の地図を書かせても書ける人間がほとんどいない。
思い返してみると、香港で仕事をしていたとき確かにローカルの連中は起承転結とかフローチャートといった構造的な枠組みを仕上げることに長けていなかったように思います。でも業界の人間のレベル自体が低かったのであまり参考になりませんけど……。
あくまでも私の個人的体験ですが、同じ業界でも台湾は違いました。私が黙っていても部下がちゃんと組み立てをやってくれたものです。ただこれはテンプレート志向が強いことの反映なのかも知れません。その分だけ香港に比べると型にはまっていて発想が面白味に欠ける、といった副作用もありました。
>また会話でも、結構簡単に結論をショートさせて逆切れするヤツも多く、
>これが中国語の限界なのか、とも思います。
本当は中国語の方が日本語より論理的な話をするのに向いていると思うのですが(中文コラム屋の実感でもあります)……。相応の相手でないと会話は成立しないとは思います。一般論としていえば、日本人と中国人では成人するまでにかけられるコストが違いまし、詰め込まれるスキルも違いますし、そもそも社会の民度も異なりますから。ちなみに断定癖と逆ギレは中国人(香港人含む)のデフォだと思います(笑)。
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