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はじめまして
(
紀伊国屋
)
2005-01-02 08:32:04
いつも楽しくROMしております。新年早々すみませんが質問があります。過去ログの中で中国では総書記よりも党中央軍事委員会主席の方が実質的に偉いと書いていました。
そこで質問です。
中国の核のボタンは誰が握ってるのでしょうか?軍事委員会主席(日本で言う防衛庁長官)が核のボタンを握ってるのでしょうか?
それはですね……
(
御家人
)
2005-01-02 09:19:30
紀伊国屋さん、コメント有難うございます。でもこれは難問ですね。正直、私にはわかりません。
ただ、いきなり核のボタンを押したりはしないでしょう。判断が下ってから下令される筈です。となると、判断を下すのは誰かということですが、これは最高実力者でしょう。ふつうは党総書記が党中央軍事委主席を兼任するので、問題は生じません。現時点なら胡錦涛、ということになります。
余談ですが、江沢民は力量不足ですし人気がありませんから、トウ小平のように引退してからも最高実力者(院政)として振る舞うことはできないでしょう。院政を敷く力があれば、制度を飛び越えて江沢民のゴーサインがまず必要、ということになりますが、現実的にはその可能性はないでしょうね。
ただ胡錦涛の軍部掌握がどこまで進んでいるか……最近の広東視察などでは制服組トップの総参謀長(でしたっけ?)を常に傍らに引き連れて動いていましたが、これも軍権掌握のためだと思われます。ざっとみたところ、内政面では基本的に胡錦涛の思惑通りに事が運んでいるような印象です。ただ外交面、特に対日関係で色々揺さぶられたりして大変なようですが(笑)。
ちなみに、中央軍事委主席は防衛庁長官とは異なり、制服組がその座に就くこともあります。中国は制度自体があまりに異質(というより未開)なので、日本の制度にあてはめて比較するのは難しいです。例えば日本のマスコミの中には、全人代に「日本の国会に当たる」という枕詞をつけるところがありますが、全人代=国会ではありません。普通選挙で選ばれた訳ではない人民代表を、日本の国会議員と同列に論じるのは無理があります。
何だか御役に立てなくて申し訳ありません。
追加。書き忘れていました。
(
御家人
)
2005-01-02 09:28:01
もし党総書記と党軍事委主席を一人が兼任していない場合、例えば胡錦涛総書記と江沢民党軍事委主席、という場合は、江沢民が実質的に核のボタンを握っていることになるでしょう。
ただ、命令系統の儀式として、形式上は胡錦涛総書記から出た命令を江沢民党中央軍事委主席が実行する、という形になります。
このサイト、面白すぎます
(
Hiro-san
)
2005-01-02 13:39:27
御家人さま、新年おめでとうございます。
潜水艦事件から、毎日通わせていただいてます。こんなに面白いものをタダで読ましてもらってスイマセン。これでは失礼かと思い、さきほど7月からの全ページを読了し、またもや楽しい新春となり、謝謝多、です。
私、イギリス在住ですが、何でまた毎晩、中国・韓国の記事&ブログばかり読んでいるのか、不思議な今日この頃です...。思えば、天安門事件(64事件)の頃に、世界中の新聞・雑誌を要約してFAX送信するサービスの編集をしておりまして、東京在住の反体制派中国人たちが「民主中国」という月刊誌を立ち上げましたが、この雑誌を紹介したり、彼らと一緒によく酒盛りをしておりました。懐かしいです。やっぱり、血が騒いじゃったんでしょうか、私も。
中国語はもはや手遅れの感があるので、いつか香港の英語系の大学にでも潜入して、英語でブログでも立てるか、なんて夢みております。今はひたすら御家人さまが頼りです。
本年もますますのご活躍のほどを!
謹賀新年
(
ひろぽん
)
2005-01-02 18:10:11
新年明けましておめでとうございます。
中国株、大幅安で2004年の取引終了
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041231AT2M3100W31122004.html
バブル崩壊の兆し?
ちゃんと軟着陸できるのかな、共産党に市場のコントロールが何処まで出来るか…。
Unknown
(
温泉野郎
)
2005-01-02 19:19:38
奥様はとてもざっくばらんで、素敵な方なのですね。御家人さんと笑顔で語らう姿が目に浮かぶようです。
靖国に参拝に来た家族連れのお話、いいですね!肩肘張らず、自然な気持ちで英霊に敬慕と感謝の念を捧げる人がどんどん増えてほしいものです。良いお話をありがとうございました。
御家人さん、ご訪問の皆さん、新たな年が素晴らしい一年となりますように。
Unknown
(
紀伊国屋
)
2005-01-02 19:51:38
説明していただきありがとうございます。
これからも楽しくROMしていきます
今年が良い年でありますように
明けましておめでとうございます
(
1読者
)
2005-01-03 16:01:49
明けましておめでとうございます。
本年は昨年にもまして良い年であることを願っております。
昨年は日中関係が変わりつつあるということを知る事が出来た貴重な年であったと思っています。また今年もその流れが強化されることはあっても後戻りが無いことを確信しつつあります。
今日の産経では1面トップで離島防衛についての記事が掲載されておりました。中国の軍事力増強及び領海侵犯に対する結果です。つまらない火遊びが結局はこういう結果を招くということを学んで欲しいと思ったりします。中国共産党とそれが主張する論理を認めろというあまりに自己都合な態度は、いまや誰も相手にはしないどころか、その論理の破綻に対し警戒の目でしか見ていないという事実がよりはっきりしてくるのだと考えています。
世界は冷戦以後、冷静で現実的な対応をお互いに求め、それを機軸に動いています。その中で中国の浮きっぷりは痛ましくも同情するところはまったくといってありません。無理かもしれませんが、中国が今年こそ64そして過去の自身が招いた悲惨な結果を踏まえ、現実主義に根付いた議論が出来るような体制、社会への転換の年になって欲しいと思っています。
恐縮です。
(
御家人
)
2005-01-03 18:23:05
Hiro-san、明けましておめでとうございます(樣づけは御法度ですよ)。
コメント有難うございます……って英国からですか?駄文を読んで頂いて本当に有り難うございます(感動中)。何だかとても不思議な感じです。そういえば15年前ならネットなんて一般的なものではなくて、文字情報の速報メディアはFAXでしたね。そうですか、東京の反体制派中国人との御交流もあったんですね。2004年の日中関係の劇的な変化、それに中国の内政事情を反映して頻発するデモや暴動を耳にしてしまえば、そりゃあ血が騒ぎますとも(笑)。
英語のブログ、是非お願いします。海外にいる反体制系中国知識人は、どうも今回の変化にはついていけず、腰がひけているように見えますので、彼らに活を入れてやって下さい。欧米人の対中認識、それと台湾への認識を正確にするという意義もあります。
ちなみに香港はもうダメです。今年から愛国主義教育が教育課程に加えられるそうですから。トウ小平は生前、「中国国内に香港をたくさんつくる」と言っていましたが、現実の動きは正反対で、香港を広州並みにしてしまうような動きばかり目につきます。そのうちにディズニーランドしか売りがなくなってしまうに違いありません。
問題は「軟着陸」した後ですよね。
(
御家人
)
2005-01-03 18:24:42
ひろぽんさん、明けましておめでとうございます。昨年の中国の株式市場は低落基調でしたね。中国国内の個人投資家に対する最近の調査でも「もう手を出したくない」という回答が主流だったようです。
「軟着陸」とは、滑走路があってこそできるものです。国や市場のシステムがシフトできなければ、「軟着陸」できても不安要因が増えるだけです。そりゃ「硬着陸」よりはマシでしょうけど……。
いまは「軟着陸できるかどうか」という議論ばかりで「軟着陸したあとどうするか」ということを論じる記事は見かけません。「それは言わないお約束」なのかも知れませんが(笑)。
「日本人」への回帰が始まっていると感じます。
(
御家人
)
2005-01-03 18:27:20
温泉野郎さん、コメント有難うございます。私の配偶者は幸い無知なだけです。それをきれいに表現すればピュアということに(笑)。夫婦揃って愚鈍という訳です。
私は仕事で寄る場所から近いこともあってついでに靖国詣でをしたりするのですが、元日に見た上の家族の話ともうひとつ、以前(平日)、独りで参拝に来たとおぼしき若い女性が、鳥居の前でごく自然な所作で帽子を脱いでバッグにしまったのを見たときも驚きました。私は希望も込めて、日本人が凛然とした本来あるべき姿、本来あるべき価値観へと回帰しつつあるのではないかと考えています。
Unknown
(
御家人
)
2005-01-03 18:29:40
紀伊国屋さん、レス有難うございます。
御質問の件、あまり御役に立てなくてすみませんでした。でも、よかったらまた遊びに来て下さい。私にはわからなくても、御存知の方が回答してくれると思いますよ。
Unknown
(
御家人
)
2005-01-03 18:31:27
1読者さん、明けましておめでとうございます。御卓見です。仰る通り、中国が舞い上がって上滑りし、浮きまくっているのは、中共の言を借りると「歴史に正しく向き合っていない」からだと思います。ずっと気になっているのですが、天安門事件(六四)についても内外の反動勢力による煽動が云々とお決まりの文句で定義づけられ、未だに真正面からの総括ができないでいる。そしてより重要なのは、天安門事件を生むことになった1989年の学生運動がなぜ全国的な規模で生起し、また広範な民衆の支持を得たのか、それを全く見ようとしないところです。
掲示板で若い中国人が六四の議論を吹っかけてくることがあります。「内外の反動勢力による煽動が云々」と教えられた通りの回答に持って行きたいのでしょうが、「それより89年の『学潮』(学生運動)がどうして起きたのか、その話をしようじゃないか」と言うと沈黙してしまいます。それについては政治学習でも教えられていないのでしょう(笑)。
いまの中国と中国人は、現実を正しく認識することさえ忘れてしまっています。もうここまで来てしまった以上は、あるいはもう一度、対内的あるいは対外的に痛い目に遭わないと駄目なのかも知れません。
靖国神社
(
90
)
2005-01-03 21:32:29
明けましておめでとうございます。
今年も御家人さんのヲチを楽しみにしています。
ところで、私も御家人さんに刺激され、上京して靖国神社で初詣を行いました。人民日報中文版で靖国の知識を仕入れていた私は軍人コスプレを期待しておりましたが(笑)、4時間以上いたのにそんなものは見ず、拍子抜けしました。
かの、海軍コーヒーを飲み、海軍カレーを食べ、猿回しも見たのですが、もしかしたら御家人さんと鉢合わせしていたかも知れません。コーヒーは只ひたすら苦いだけで、飲むのに苦労しました。
私自身意外だったのは若者が多かったことで、もしかしたら中国の発言に刺激されて好奇心が起き、参拝者が増えたのかも、と思っています。
例の親戚が私の連れだったのですが、親戚も若者の多さに驚いていました。
人民日報も日本のマスコミも報道がおかしいですね。
ニアミスですね。
(
御家人
)
2005-01-03 22:45:39
90さん、明けましておめでとうございます。
そうですか、90さんも初詣にいらしてたんですね。じゃあ私たちとどこかですれ違っていたかも知れませんね!コスプレはたぶん終戦記念日かも知れません。私もいままで見たことがないんです。遊就館に行く途中で能舞台があるのは御覧になったと思いますが、もっと奥の方には奉納相撲の行われる土俵もあるそうです。海軍カレー、いかがでしたか?そういえば90さんはコーヒー禁止の御家庭だったんですよね。なら次はサイダーがいいと思いますよ。零戦のパイロットも出撃するときには携行していったそうですから。
初詣に若い人が多いのは、明治神宮が混むからかなあ、と去年は単純に考えていたのですが、御指摘のように中国が宣伝してくれたから(笑)かも知れません。あと考えられるとすれば、「『戦争論』のヒット+中国への反感」というコンボですね。私は『戦争論1』と『台湾論』しか読んでいませんが、『戦争論1』で確か靖国神社をわかりやすく意味付けていた筈です。あと、いまの日本では若い世代がいちばん正確な対中認識を持っていますので。
これで例えばサッカー日本代表がワールドカップ本大会に出場する前に参拝してから旅立ってくれると、もっと効果があるんですけどね。頭の良さそうな宮本選手あたりに「戦勝祈願ではなく感謝です」みたいな意味のことをプレスの前で道理立てて話してもらうとか。私は勤王の志士ではありませんが、家族や恋人、それに日本の後々の世代(私たち)のために散っていかれた人々に感謝の念を捧げるのは、万国共通で当然のことだと思いますから。
Unknown
(
k
)
2005-01-04 02:01:49
奥様は台湾人。それもホーローとみた。あたっているでしょ。
それは……
(
御家人
)
2005-01-04 08:40:42
kさん、コメント有難うございます。しかしですね……
>奥様は台湾人。それもホーローとみた。あたっているでしょ。
そんなこと質問しないで下さい(笑)。ノーコメントです。
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そこで質問です。
中国の核のボタンは誰が握ってるのでしょうか?軍事委員会主席(日本で言う防衛庁長官)が核のボタンを握ってるのでしょうか?
ただ、いきなり核のボタンを押したりはしないでしょう。判断が下ってから下令される筈です。となると、判断を下すのは誰かということですが、これは最高実力者でしょう。ふつうは党総書記が党中央軍事委主席を兼任するので、問題は生じません。現時点なら胡錦涛、ということになります。
余談ですが、江沢民は力量不足ですし人気がありませんから、トウ小平のように引退してからも最高実力者(院政)として振る舞うことはできないでしょう。院政を敷く力があれば、制度を飛び越えて江沢民のゴーサインがまず必要、ということになりますが、現実的にはその可能性はないでしょうね。
ただ胡錦涛の軍部掌握がどこまで進んでいるか……最近の広東視察などでは制服組トップの総参謀長(でしたっけ?)を常に傍らに引き連れて動いていましたが、これも軍権掌握のためだと思われます。ざっとみたところ、内政面では基本的に胡錦涛の思惑通りに事が運んでいるような印象です。ただ外交面、特に対日関係で色々揺さぶられたりして大変なようですが(笑)。
ちなみに、中央軍事委主席は防衛庁長官とは異なり、制服組がその座に就くこともあります。中国は制度自体があまりに異質(というより未開)なので、日本の制度にあてはめて比較するのは難しいです。例えば日本のマスコミの中には、全人代に「日本の国会に当たる」という枕詞をつけるところがありますが、全人代=国会ではありません。普通選挙で選ばれた訳ではない人民代表を、日本の国会議員と同列に論じるのは無理があります。
何だか御役に立てなくて申し訳ありません。
ただ、命令系統の儀式として、形式上は胡錦涛総書記から出た命令を江沢民党中央軍事委主席が実行する、という形になります。
潜水艦事件から、毎日通わせていただいてます。こんなに面白いものをタダで読ましてもらってスイマセン。これでは失礼かと思い、さきほど7月からの全ページを読了し、またもや楽しい新春となり、謝謝多、です。
私、イギリス在住ですが、何でまた毎晩、中国・韓国の記事&ブログばかり読んでいるのか、不思議な今日この頃です...。思えば、天安門事件(64事件)の頃に、世界中の新聞・雑誌を要約してFAX送信するサービスの編集をしておりまして、東京在住の反体制派中国人たちが「民主中国」という月刊誌を立ち上げましたが、この雑誌を紹介したり、彼らと一緒によく酒盛りをしておりました。懐かしいです。やっぱり、血が騒いじゃったんでしょうか、私も。
中国語はもはや手遅れの感があるので、いつか香港の英語系の大学にでも潜入して、英語でブログでも立てるか、なんて夢みております。今はひたすら御家人さまが頼りです。
本年もますますのご活躍のほどを!
中国株、大幅安で2004年の取引終了
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041231AT2M3100W31122004.html
バブル崩壊の兆し?
ちゃんと軟着陸できるのかな、共産党に市場のコントロールが何処まで出来るか…。
靖国に参拝に来た家族連れのお話、いいですね!肩肘張らず、自然な気持ちで英霊に敬慕と感謝の念を捧げる人がどんどん増えてほしいものです。良いお話をありがとうございました。
御家人さん、ご訪問の皆さん、新たな年が素晴らしい一年となりますように。
これからも楽しくROMしていきます
今年が良い年でありますように
本年は昨年にもまして良い年であることを願っております。
昨年は日中関係が変わりつつあるということを知る事が出来た貴重な年であったと思っています。また今年もその流れが強化されることはあっても後戻りが無いことを確信しつつあります。
今日の産経では1面トップで離島防衛についての記事が掲載されておりました。中国の軍事力増強及び領海侵犯に対する結果です。つまらない火遊びが結局はこういう結果を招くということを学んで欲しいと思ったりします。中国共産党とそれが主張する論理を認めろというあまりに自己都合な態度は、いまや誰も相手にはしないどころか、その論理の破綻に対し警戒の目でしか見ていないという事実がよりはっきりしてくるのだと考えています。
世界は冷戦以後、冷静で現実的な対応をお互いに求め、それを機軸に動いています。その中で中国の浮きっぷりは痛ましくも同情するところはまったくといってありません。無理かもしれませんが、中国が今年こそ64そして過去の自身が招いた悲惨な結果を踏まえ、現実主義に根付いた議論が出来るような体制、社会への転換の年になって欲しいと思っています。
コメント有難うございます……って英国からですか?駄文を読んで頂いて本当に有り難うございます(感動中)。何だかとても不思議な感じです。そういえば15年前ならネットなんて一般的なものではなくて、文字情報の速報メディアはFAXでしたね。そうですか、東京の反体制派中国人との御交流もあったんですね。2004年の日中関係の劇的な変化、それに中国の内政事情を反映して頻発するデモや暴動を耳にしてしまえば、そりゃあ血が騒ぎますとも(笑)。
英語のブログ、是非お願いします。海外にいる反体制系中国知識人は、どうも今回の変化にはついていけず、腰がひけているように見えますので、彼らに活を入れてやって下さい。欧米人の対中認識、それと台湾への認識を正確にするという意義もあります。
ちなみに香港はもうダメです。今年から愛国主義教育が教育課程に加えられるそうですから。トウ小平は生前、「中国国内に香港をたくさんつくる」と言っていましたが、現実の動きは正反対で、香港を広州並みにしてしまうような動きばかり目につきます。そのうちにディズニーランドしか売りがなくなってしまうに違いありません。
「軟着陸」とは、滑走路があってこそできるものです。国や市場のシステムがシフトできなければ、「軟着陸」できても不安要因が増えるだけです。そりゃ「硬着陸」よりはマシでしょうけど……。
いまは「軟着陸できるかどうか」という議論ばかりで「軟着陸したあとどうするか」ということを論じる記事は見かけません。「それは言わないお約束」なのかも知れませんが(笑)。
私は仕事で寄る場所から近いこともあってついでに靖国詣でをしたりするのですが、元日に見た上の家族の話ともうひとつ、以前(平日)、独りで参拝に来たとおぼしき若い女性が、鳥居の前でごく自然な所作で帽子を脱いでバッグにしまったのを見たときも驚きました。私は希望も込めて、日本人が凛然とした本来あるべき姿、本来あるべき価値観へと回帰しつつあるのではないかと考えています。
御質問の件、あまり御役に立てなくてすみませんでした。でも、よかったらまた遊びに来て下さい。私にはわからなくても、御存知の方が回答してくれると思いますよ。
掲示板で若い中国人が六四の議論を吹っかけてくることがあります。「内外の反動勢力による煽動が云々」と教えられた通りの回答に持って行きたいのでしょうが、「それより89年の『学潮』(学生運動)がどうして起きたのか、その話をしようじゃないか」と言うと沈黙してしまいます。それについては政治学習でも教えられていないのでしょう(笑)。
いまの中国と中国人は、現実を正しく認識することさえ忘れてしまっています。もうここまで来てしまった以上は、あるいはもう一度、対内的あるいは対外的に痛い目に遭わないと駄目なのかも知れません。
今年も御家人さんのヲチを楽しみにしています。
ところで、私も御家人さんに刺激され、上京して靖国神社で初詣を行いました。人民日報中文版で靖国の知識を仕入れていた私は軍人コスプレを期待しておりましたが(笑)、4時間以上いたのにそんなものは見ず、拍子抜けしました。
かの、海軍コーヒーを飲み、海軍カレーを食べ、猿回しも見たのですが、もしかしたら御家人さんと鉢合わせしていたかも知れません。コーヒーは只ひたすら苦いだけで、飲むのに苦労しました。
私自身意外だったのは若者が多かったことで、もしかしたら中国の発言に刺激されて好奇心が起き、参拝者が増えたのかも、と思っています。
例の親戚が私の連れだったのですが、親戚も若者の多さに驚いていました。
人民日報も日本のマスコミも報道がおかしいですね。
そうですか、90さんも初詣にいらしてたんですね。じゃあ私たちとどこかですれ違っていたかも知れませんね!コスプレはたぶん終戦記念日かも知れません。私もいままで見たことがないんです。遊就館に行く途中で能舞台があるのは御覧になったと思いますが、もっと奥の方には奉納相撲の行われる土俵もあるそうです。海軍カレー、いかがでしたか?そういえば90さんはコーヒー禁止の御家庭だったんですよね。なら次はサイダーがいいと思いますよ。零戦のパイロットも出撃するときには携行していったそうですから。
初詣に若い人が多いのは、明治神宮が混むからかなあ、と去年は単純に考えていたのですが、御指摘のように中国が宣伝してくれたから(笑)かも知れません。あと考えられるとすれば、「『戦争論』のヒット+中国への反感」というコンボですね。私は『戦争論1』と『台湾論』しか読んでいませんが、『戦争論1』で確か靖国神社をわかりやすく意味付けていた筈です。あと、いまの日本では若い世代がいちばん正確な対中認識を持っていますので。
これで例えばサッカー日本代表がワールドカップ本大会に出場する前に参拝してから旅立ってくれると、もっと効果があるんですけどね。頭の良さそうな宮本選手あたりに「戦勝祈願ではなく感謝です」みたいな意味のことをプレスの前で道理立てて話してもらうとか。私は勤王の志士ではありませんが、家族や恋人、それに日本の後々の世代(私たち)のために散っていかれた人々に感謝の念を捧げるのは、万国共通で当然のことだと思いますから。
>奥様は台湾人。それもホーローとみた。あたっているでしょ。
そんなこと質問しないで下さい(笑)。ノーコメントです。
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