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おひさしぶりです
(
mizutani
)
2009-07-18 17:38:42
御家人さん、お久しぶりです。
RFAは、デモ隊に参加し、銃撃の霰の中を命からがら逃げ出したウイグル人男性の電話インタビューを放送していまして、その人物は「自分の目の前で、少なくとも200人ぐらいの人が倒れていた」というようなことを発言しています。話は合いますね。
支那投資減少
(
おむら
)
2009-07-18 18:44:04
日本は涼しくて良い…。と、インドネシアから戻って2時間だけは思いましたw
御家人さん、ご活躍はうれしいんですが、休んでくださいね?
コメントのくせに長くなってしまいました。すいません。
日経の記事ですけど。
インド、中国を抜き初の首位 日本企業のアジア投資
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090718AT1C1700617072009.html
今回、数社共同でアジア各国と直接投資な話をしてきました。
インフラ整備は当然として、契約の履行、モラルの状況、そして政情というのが話として出たのですが、いまアジアは密かに不安定なことに驚いてます。日本でも報道されたようですが、インドネシア南部では、謎のテロが散発していますし、フィリピンも相変わらず。逆にスリランカはようやく落ち着いた(ことになってます)。
そんな状況でも各国は投資を求めていて、一昔前と比べても条件が格段によくなっています。
まあ、うちが直接工場作ったりするわけじゃないんですが、電力の安定供給が本当に実現されているなんて夢のよう…。
現在、支那本土への投資は一段落して、チャイナリスクも知れ渡っているため、新規投資組はあまり聞かなくなりました。現地で海千山千超えた強者たちが、戦力を充実させ、さらに効率化(首切りですよー)を計っているのだとか。すごいことです。
代わりに、マレー、インド、インドネシアあたりへの投資が積極的になってきて、シンガポールの架橋たちがウハウハでもあります。あっちはあっちで厄介なことありますけど、支那よりマシとは我が友人の弁。「だって、契約書にサインしたこと、守ってくれるんだぜ?」だそうなw
そういう国々が気にしてるのは、支那の軍事増強。海軍力アップは結構ぴりぴりしてましたね。東南アジア地域の制海権、支那に押さえられたら…なんて思うと、正直ぞっとします。
そんな巨大な軍事力を支える経済力が、どれだけ持つことやら。
今回のウィグル人弾圧で、改めて化けの皮がはがれたわけで、脅威の国であることを改めて感じてます。でも、支那投資はたぶん、これからも減少し続けると思います。素人の体感ですけどね。
Unknown
(
御家人
)
2009-07-19 03:36:10
>>mizutaniさん
こちらこそ御無沙汰しています。スティーヴ御家人です。m(__)m
RFAもそうですが、日本メディアの独自取材でも死者200名未満は少なすぎるという印象があったので、今回の記事は一応頷けるルポではあります。ただ当局発表をあざ笑うかのような内容のものが中国国内メディアから出たということには政治的に剣呑なものを感じずにはおれません。
こんな報道も飛び出しました。
●暴動でウイグル族12人射殺 中国、自治区幹部が認める(共同通信 2009/07/19/00:32)
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071801000909.html
足並みの乱れというかボタンの掛け違いというか、とにかく妙な風が吹き始めたな、という印象です。
私自身は、治安部隊が初動でウイグル人約1500名を拘束したという当局発表がずっと気になっています。拘束された人の安否が案じられる一方で、その人数に驚かされます。これが事実だとすると、デモ隊が3000名でしたらその半数、参加者1万名でも拘束率15%。尋常な数字ではありません。治安部隊とデモ隊が衝突したとすれば、治安部隊が圧倒的優勢の中で事態が進んだとみるべきかと思います。当然のことながら、かような戦況下ではウイグル人の死者数も200名300名では済まないかと。衝突というより虐殺に近い状況を考えずにはおれません。
――
>>おむらさん
いつもお忙しそうでお疲れ様です。東南アジア・南アジア方面の投資環境が整備されつつあり、日本企業の中国離れが加速していくのは慶事であります。いまや、あのユニクロの無地Tシャツもベトナム製ですからね(笑)。
ちょうど中国は今年上半期のGDP成長率を発表したところですが、数字は帳尻合わせという印象を拭えません。工業生産が堅調、といってもその中身の少なからずは重複投資、重複建設。その必然的帰結として生産能力の過剰という問題がまた出てきています。どの地方も同じようなことに手を出していて、いわゆる経済的な割拠傾向が再燃、てなところでしょうか。この悪癖は20年経っても改まらないのですから、やはり中国はバラケるのが本然、という潜在的な本能のようなものがあるのかも知れません。
結局巨額の財政出動も既得権益層を潤すことで終わったのではないか、という印象ですし、相変わらず胡錦涛は頼り無さげですし……。
ウイグル騒動をめぐる中国とイスラム世界
(
歩厘
)
2009-07-20 00:04:42
トルコの首相がウイグル騒動を「ジェノサイド」と表現したので、トルコ=中国関係が緊張状態にあるのは御家人さんもご承知だと思います。トルコで1万人規模のウイグル支持デモがあったそうですが、それに対して、中国では今、トルコの少数民族クルド人の独立を支持しようなどという声がネットで盛り上がっているほか、トルコ大使館のHPを中国人がハッキングしたりしているようです。
ロンドンでもウイグル支持デモがあったほか、多数のウイグル人を抱える中央アジアのカザフスタンでも5000人規模のデモがあったようです。カザフスタンは政府が許可しないとデモが事実上出来ないということなので、政府が暗黙の了解を与えた可能性があります。ただ、カザフスタン政府自体は中国と関係が深く、今回のデモはどちらかと言うと、国内のガス抜きに使われたのではないかと勘繰っています。
アルカイダ系のサイトがイスラム諸国に在住している中国人に対して警告を発したらしいですが、今のところ、イスラム諸国のウイグル騒動に対する反応は限定的なものにとどまっているようです。あまり書くと御家人さんにご迷惑が掛かるかもしれませんが、イスラム諸国はウイグルに対してもう少し同情心を示すべきではないかと思います。
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RFAは、デモ隊に参加し、銃撃の霰の中を命からがら逃げ出したウイグル人男性の電話インタビューを放送していまして、その人物は「自分の目の前で、少なくとも200人ぐらいの人が倒れていた」というようなことを発言しています。話は合いますね。
御家人さん、ご活躍はうれしいんですが、休んでくださいね?
コメントのくせに長くなってしまいました。すいません。
日経の記事ですけど。
インド、中国を抜き初の首位 日本企業のアジア投資
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090718AT1C1700617072009.html
今回、数社共同でアジア各国と直接投資な話をしてきました。
インフラ整備は当然として、契約の履行、モラルの状況、そして政情というのが話として出たのですが、いまアジアは密かに不安定なことに驚いてます。日本でも報道されたようですが、インドネシア南部では、謎のテロが散発していますし、フィリピンも相変わらず。逆にスリランカはようやく落ち着いた(ことになってます)。
そんな状況でも各国は投資を求めていて、一昔前と比べても条件が格段によくなっています。
まあ、うちが直接工場作ったりするわけじゃないんですが、電力の安定供給が本当に実現されているなんて夢のよう…。
現在、支那本土への投資は一段落して、チャイナリスクも知れ渡っているため、新規投資組はあまり聞かなくなりました。現地で海千山千超えた強者たちが、戦力を充実させ、さらに効率化(首切りですよー)を計っているのだとか。すごいことです。
代わりに、マレー、インド、インドネシアあたりへの投資が積極的になってきて、シンガポールの架橋たちがウハウハでもあります。あっちはあっちで厄介なことありますけど、支那よりマシとは我が友人の弁。「だって、契約書にサインしたこと、守ってくれるんだぜ?」だそうなw
そういう国々が気にしてるのは、支那の軍事増強。海軍力アップは結構ぴりぴりしてましたね。東南アジア地域の制海権、支那に押さえられたら…なんて思うと、正直ぞっとします。
そんな巨大な軍事力を支える経済力が、どれだけ持つことやら。
今回のウィグル人弾圧で、改めて化けの皮がはがれたわけで、脅威の国であることを改めて感じてます。でも、支那投資はたぶん、これからも減少し続けると思います。素人の体感ですけどね。
こちらこそ御無沙汰しています。スティーヴ御家人です。m(__)m
RFAもそうですが、日本メディアの独自取材でも死者200名未満は少なすぎるという印象があったので、今回の記事は一応頷けるルポではあります。ただ当局発表をあざ笑うかのような内容のものが中国国内メディアから出たということには政治的に剣呑なものを感じずにはおれません。
こんな報道も飛び出しました。
●暴動でウイグル族12人射殺 中国、自治区幹部が認める(共同通信 2009/07/19/00:32)
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071801000909.html
足並みの乱れというかボタンの掛け違いというか、とにかく妙な風が吹き始めたな、という印象です。
私自身は、治安部隊が初動でウイグル人約1500名を拘束したという当局発表がずっと気になっています。拘束された人の安否が案じられる一方で、その人数に驚かされます。これが事実だとすると、デモ隊が3000名でしたらその半数、参加者1万名でも拘束率15%。尋常な数字ではありません。治安部隊とデモ隊が衝突したとすれば、治安部隊が圧倒的優勢の中で事態が進んだとみるべきかと思います。当然のことながら、かような戦況下ではウイグル人の死者数も200名300名では済まないかと。衝突というより虐殺に近い状況を考えずにはおれません。
――
>>おむらさん
いつもお忙しそうでお疲れ様です。東南アジア・南アジア方面の投資環境が整備されつつあり、日本企業の中国離れが加速していくのは慶事であります。いまや、あのユニクロの無地Tシャツもベトナム製ですからね(笑)。
ちょうど中国は今年上半期のGDP成長率を発表したところですが、数字は帳尻合わせという印象を拭えません。工業生産が堅調、といってもその中身の少なからずは重複投資、重複建設。その必然的帰結として生産能力の過剰という問題がまた出てきています。どの地方も同じようなことに手を出していて、いわゆる経済的な割拠傾向が再燃、てなところでしょうか。この悪癖は20年経っても改まらないのですから、やはり中国はバラケるのが本然、という潜在的な本能のようなものがあるのかも知れません。
結局巨額の財政出動も既得権益層を潤すことで終わったのではないか、という印象ですし、相変わらず胡錦涛は頼り無さげですし……。
ロンドンでもウイグル支持デモがあったほか、多数のウイグル人を抱える中央アジアのカザフスタンでも5000人規模のデモがあったようです。カザフスタンは政府が許可しないとデモが事実上出来ないということなので、政府が暗黙の了解を与えた可能性があります。ただ、カザフスタン政府自体は中国と関係が深く、今回のデモはどちらかと言うと、国内のガス抜きに使われたのではないかと勘繰っています。
アルカイダ系のサイトがイスラム諸国に在住している中国人に対して警告を発したらしいですが、今のところ、イスラム諸国のウイグル騒動に対する反応は限定的なものにとどまっているようです。あまり書くと御家人さんにご迷惑が掛かるかもしれませんが、イスラム諸国はウイグルに対してもう少し同情心を示すべきではないかと思います。
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