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ガイコツ映画だけど、全然怖くないよ。

2018-03-16 22:08:27 | 映画
「リメンバー・ミー」=「ガイコツがいっぱい出てくる映画」。
この映画の第一印象は、これでした。
面白くて、いい話なのかもしれないけど・・・
ガイコツじゃあねえ。
子どもたち、気味悪がって見ないだろうし。
と思っていたのですが。
なんだか、意外に評判がいいらしい。
え、アカデミー賞にも選ばれちゃったの?
そうなると、どんな映画か気になってきてしまって、
結局、映画館で見てしまいました。
音楽が好きで、ギターが上手な少年、ミゲル。
だけど、いろいろあって、彼の家では音楽絶対禁止。
家族とケンカして、家を飛び出したミゲルが迷い込んだのは、
なんと死者の国。
なんとかして元の世界へ戻りたいミゲル。
自分の先祖や、死者との出会いを通して、
彼は自分の家族の過去に秘められた秘密を知ることになります。
この映画、お話がなかなかよくできています。
ご先祖様たちのエピソードが面白く、
ガイコツたちに共感できる部分もいろいろ。
死者であるガイコツたちの人間味がいい感じです。
生きている人間からも、死んでいるガイコツたちからも、
家族を思う気持ちのあったかさが伝わってきます。
家族の絆に号泣、という噂に怯えながらみていましたが、
そこは大丈夫でした。
また、物語の舞台が死者の国なのに、
全然暗さや怖さがありません。
むしろ、カラフルで、賑やかで、
お祭りのイメージのある世界です。
それから「音楽」が重要な映画なので、
ギターの曲がいっぱい出てきます。
ノリノリだったり、哀愁たっぷりだったり、
音楽を聴いているのも楽しい映画でした。
でも、なによりも圧倒されたのは、
ミゲルのひいおばあちゃんの顔のしわ!
なんともリアル。でも、美しい。
家族の歴史が刻まれているかのような、ものすごい存在感でした。
どんなに悲しくつらい過去があっても、
穏やかに微笑んでいた、ひいおばあちゃん。
素敵です。
(なー)

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