馬鹿が来たりて潮を吹く

格闘技やプロ野球中心の馬鹿ネタ等。

亀田パパの著書が予見する今回の騒動

2007-10-19 00:24:56 | 格闘技全般ネタ
さて、今日の亀田家はというと、意表を突いて内藤家にアポなしで、しかも大毅くん一人で謝罪を敢行。色々と「そういうことにしておいてよ」という感じはしますけど、とりあえずこれでひと段落といったところでしょうか。

次の展開として、彼らの次の試合が組まれるときがまた一つのストーリーの動くところですね。今一番脂の乗っている人たちなので、是非ほとぼりが冷めぬ前にどこかの誰かが担ぎ出してくれないものか。

そんな彼らの人生はどこから狂いだしたかを探るべく、買ってしまいましたのが画像の亀田パパ唯一の著書「闘育論―亀田流三兄弟の育て方」

「モンモンモン」「みどりのマキバオー」で(局地的に)一世を風靡したつの丸氏が何故かカットを描いている奇っ怪なこの書籍、今回の騒動の副読本として読むとなかなか興味深いです。

「コリャ遅かれ早かれ駄目になるわ」と即思わせる破壊力満点の内容は後日ご紹介するとして、今回の騒動とリンクするところだけ軽く触れておきます。

まずは「親子だけに通じる「秘密の言葉」を作れ」という項目から。

 たとえば、興毅の試合中、俺が、「押してけ、コラ、押せ」と言うとするやろ。普通は「押す」やから、なんや接近戦で攻めたてるんかと思うやん。
 ところが、これがボディ打つふりしてチン狙うとかな。まあ、バレてしまうから、あんまり詳しくは言えへんけど、とにかくふたりだけがわかる「言葉」を決めてあるんや。
 いや、あるよ、ボクシングの世界には。それぞれ、トレーナーと選手が決めとって、1が左のボディ、2が右のストレート、5が右のフックとかな。
(中略)
そんなん、わかるか。もう、興奮しているところへもってきてな、「1から5」なんて言われても、「あれ?5ってなんだっけ」と思うやんか。そんなことかんがえとったら、逆にやられてしまうわ。アホちゃうか思うわ、ほんまに。

 だからな、俺らはわかりやすい「秘密の言葉」を作っておくんや。(中略)
 親と子が「秘密の言葉」を持つって、コミュニケーションがとれるで。


…そう、これはまさしく、「亀田家のボクシング用語」とつながる項目!
ちなみに、この書籍の発行は2006年2月。この時点で言い訳、もとい自分たちの行く末的なことを察知していると思しき先見の明はさすが亀田パパ。

惜しむらくは、「キンタマ打ってまえ」とか、「肘で眼を打て」等、ヒミツのはずだったフレーズがパッと見、人として最低の言葉を選択していたということですな。「肘で眼を=ガードをしっかり上げて眼の位置を狙え」なら、さしずめ「キンタマ」は急所のアゴかテンプルだったのでしょう。
悪いのは、的確な指示を出していたのに反則三昧をしてしまった大毅くんの若さゆえの暴走!若さは罪!罪は若さ!
…アホちゃうか思うわ、ほんまに。


そんな大毅くんにまつわるお話もちょっとだけあります。
「兄弟で、叱り方を変える」という部分から。

大毅はな、いい根性してるわ。(略)自信たっぷりなんや。だから、時々、大毅を怒鳴りつけるんやけど、蛙の面にションベンや。ムチャクチャ怒っても平気な顔してるんからな。

…というわけで、大毅くんに関しては思いっきり悪者にしてもいいみたいです。
そう、パパが謝るまでもない!だって強いんだもの大毅くん。
もっとも、面の皮が厚くなきゃリングでカラオケはできんわな。

最後に、書籍冒頭に掲げられたナイスフレーズをご紹介して終わりにしたいと思います。

この世は勝つか、負けるかや。
子供に今から判定勝ちを教えてどないすんねん。
ええか、親が弱くて、強い子は育たへん。
いったれ、やったれ、
わが子の人生に邪魔になるやつは、
どついたれ!
それが親の大事な役目やからな。


今の状況となっては、最悪の判定負けを喫した上で、三兄弟の一番の邪魔者は他ならぬパパになってしまった因果に合掌。

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