Sideways (2004)サイドウェイ
Director & Writer : Alexander Payne
Novel : Rex Pickett
Cast : Paul Giamatti, Thomas Haden Church, Virginia Madsen, Sandra Oh
離婚のショックから立ち直れていないマイルス(ポール・ジアマッティ)は、小説家志望の国語教師。夢もなかなか実らずくすぶっている40代。
友人のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は、昔はレギュラーも持って人気もあったが今は売れない俳優。
で、無類の女好き。
そのジャックがついに年貢を納めてアルメニア人の不動産屋の娘と結婚するから、結婚前に二人でワインとゴルフ三昧の旅行をしようぜと提案。
車でサンフランシスコのサンタバーバラに向かった。
お気楽で気の多いジャックは、山ほどのコンドームを抱えて結婚前にアバンチュール(言葉古い??)を楽しむ気満々!
一方、今イチはじけきれないマイルス。彼には人生がうまくいかない閉塞感を心一杯に抱えていた。
二人がワインレストランで出会ったのがマヤ(バージニア・マドセン)とステファニー(サンドラ・オー)。
明るくてムードメーカーのステファニーとジャックはすぐに意気投合。(勿論ジャックはもうすぐ結婚することは隠してる。)
やはり、離婚経験者でキャリアアップを目指してコツコツ働いているマヤとマイルスも穏やかながら、ワイン好きという趣味が合うことから仲良くなってゆく。
マイルスはマヤとの付き合いの中で、もう一度自分の人生と向き合いはじめるのだった・・・。
サイドウェイズ (2009)
監督:チェリン・グラック
脚本:上杉隆之
キャスト:小日向文世、生瀬勝久、菊池凛子、鈴木京香
売れないシナリオライターの道雄(小日向文世)は留学時代の友人大介(生瀬勝久)から結婚式の招待を受け、学生時代以来サンフランシスコやって来た。
書いた脚本もなかなか採用してもらえず、長くつきあった彼女から別れを告げられたばかりの道雄。
アメリカ行きは本当は気が乗らなかったのだが、どうせ壁にぶち当たって落ち込んでいるのならここで気分転換にとやって来たのだ。
過去にヒーロー物で一度だけ売れたことのある大介は、今やサンフランで有名なレストランの雇われ店長。
オーナーで大きな不動産屋の娘と結婚するのだが、その前に二人でラスベガスにでも行ってぱーっと独身最後の一週間を楽しもうぜと大介。
サンフランシスコと言えば、ナパでワイナリー巡りだろうと提案したワインオタクの道雄の提案には耳もかさない。
昔お世話になったホストファミリーの家で、留学時代に道雄が心惹かれていた麻有子(鈴木京香)がナパのワイナリーで働いているから会いに行ったらと言われ二人は行く先をナパに変更。
偶然ワインレストランで再会した3人。
そこには麻有子の友達ミナ(菊池凛子)もいて、早速大介は自分の結婚のことは隠してミナをナンパ。
一方道雄に麻有子は、今まで自分の歩んできた人生について少しずつ語り始めた。
結婚、離婚、家族からの反対を押し切って単身で渡米。キャリアを得てしっかり独り立ちしたいと思っていること。
二人はゆっくりと心を開き、気持ちが近づき始める・・・。
しかし、そんなに意地を張ってないで日本に帰ろうと道雄が言ったことから麻有子と険悪な雰囲気に。
その上、彼女は大介の結婚のことを知ってしまい、道雄がそのことを隠して大介に好きなことをやらせてミナを傷つけていると激怒。
結婚式の日がせまり、けんか別れしたままサンフランシスコに帰った道雄と大介。
しかし、道雄は自分自身を見つめ直し、今必要な物、いや昔からずーっと必要としていた物に気付いて麻有子に電話を。
「ワインの美味しさを分かち合いたい人を見つけました。もし君も同じ気持ちでいるなら・・・。」と。
ハリウッドバージョン、日本キャストでの焼き直しバージョンを並べてみました。
前者はサンタバーバラでロケ。
サンタバーバラというところは、過去に一度だけ「郵便配達は2度ベルを鳴らす』でロケに使われただけと言う美しい風景の残るところ。
日本版は、日本人にもおなじみのワインのメッカ、ナパとカリストガでのロケ。
勿論ナパはいいところなんですが、シーンとしてはやっぱりサンタバーバラの方が哀愁があってよかったかなぁ。
それはやっぱり道雄が日本からのビジターであるということが影響して、シーンに観光番組のようなエッセンスが入ってしまったのかも?(・・・と私が感じてしまったのかも。)
あと、車の運転ができない道雄がやたらと歩いて行動しているところが不自然。
日本じゃないんだから、歩いて行けるところに麻有子の家があったり、レストランがあったりしないよなぁって。
ワイン飲んで、麻有子の家から歩いてモーテルに帰るなんて・・・考えられないよ。危ない危ない。
ストーリーの大筋、キャラクター設定はほぼ同じ。
菊池凛子ちゃん頑張ってましたけど、やっぱり比較しちゃうとサンドラ・オーの柔軟性のある演技に負けちゃうなぁ。
オープンマインドで明るくて、感情のだし方もストレート。ジャックの不貞がバレたときなんてそりゃひどいほど怒りを爆発させちゃうけど、憎めないチャーミングさ。
昔見た映画“トスカーナの休日”でも、体外受精までして妊娠したのに相手にふられちゃってシングルマザーになるゲイの役をやってた時も、シリアスな設定をうまくコミカルに明るく演じていたもんね。
彼女の持っているキャラクターなのかしらね?
この時は監督と婚姻関係にあったサンドラですが、この後しばらくして離婚しちゃってますね。理由は何だったっけ?
サイドウェイとは”寄り道”。
40過ぎて寄り道できるなんて贅沢よん!
子どもがいちゃ、寄り道する心の余裕も無いわ~。寄り道なんかしたら、家庭が崩壊しちゃうじゃない!
なんて思いながら映画をみました。
実際、うらやましい。自分を見つめ直すなんて・・・、正直ちょっと今はできないわ。
後20年くらい経ったらできるかしら?
食物を扱う映画を見ると、絶対食べたくなる!そんな事ありません?
2年前に行ったナパワイナリー巡り、もう一回行きたくなっちゃって子どもを説得中です。
ほんとのとこ、子どもは預けて運転手を雇って回りたいのだけど!
映画『Bottle Shock』で出てきたワイナリーも行ってみたいし~!
近いうちに、是非!
Director & Writer : Alexander Payne
Novel : Rex Pickett
Cast : Paul Giamatti, Thomas Haden Church, Virginia Madsen, Sandra Oh
離婚のショックから立ち直れていないマイルス(ポール・ジアマッティ)は、小説家志望の国語教師。夢もなかなか実らずくすぶっている40代。
友人のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は、昔はレギュラーも持って人気もあったが今は売れない俳優。
で、無類の女好き。
そのジャックがついに年貢を納めてアルメニア人の不動産屋の娘と結婚するから、結婚前に二人でワインとゴルフ三昧の旅行をしようぜと提案。
車でサンフランシスコのサンタバーバラに向かった。
お気楽で気の多いジャックは、山ほどのコンドームを抱えて結婚前にアバンチュール(言葉古い??)を楽しむ気満々!
一方、今イチはじけきれないマイルス。彼には人生がうまくいかない閉塞感を心一杯に抱えていた。
二人がワインレストランで出会ったのがマヤ(バージニア・マドセン)とステファニー(サンドラ・オー)。
明るくてムードメーカーのステファニーとジャックはすぐに意気投合。(勿論ジャックはもうすぐ結婚することは隠してる。)
やはり、離婚経験者でキャリアアップを目指してコツコツ働いているマヤとマイルスも穏やかながら、ワイン好きという趣味が合うことから仲良くなってゆく。
マイルスはマヤとの付き合いの中で、もう一度自分の人生と向き合いはじめるのだった・・・。
サイドウェイズ (2009)
監督:チェリン・グラック
脚本:上杉隆之
キャスト:小日向文世、生瀬勝久、菊池凛子、鈴木京香
売れないシナリオライターの道雄(小日向文世)は留学時代の友人大介(生瀬勝久)から結婚式の招待を受け、学生時代以来サンフランシスコやって来た。
書いた脚本もなかなか採用してもらえず、長くつきあった彼女から別れを告げられたばかりの道雄。
アメリカ行きは本当は気が乗らなかったのだが、どうせ壁にぶち当たって落ち込んでいるのならここで気分転換にとやって来たのだ。
過去にヒーロー物で一度だけ売れたことのある大介は、今やサンフランで有名なレストランの雇われ店長。
オーナーで大きな不動産屋の娘と結婚するのだが、その前に二人でラスベガスにでも行ってぱーっと独身最後の一週間を楽しもうぜと大介。
サンフランシスコと言えば、ナパでワイナリー巡りだろうと提案したワインオタクの道雄の提案には耳もかさない。
昔お世話になったホストファミリーの家で、留学時代に道雄が心惹かれていた麻有子(鈴木京香)がナパのワイナリーで働いているから会いに行ったらと言われ二人は行く先をナパに変更。
偶然ワインレストランで再会した3人。
そこには麻有子の友達ミナ(菊池凛子)もいて、早速大介は自分の結婚のことは隠してミナをナンパ。
一方道雄に麻有子は、今まで自分の歩んできた人生について少しずつ語り始めた。
結婚、離婚、家族からの反対を押し切って単身で渡米。キャリアを得てしっかり独り立ちしたいと思っていること。
二人はゆっくりと心を開き、気持ちが近づき始める・・・。
しかし、そんなに意地を張ってないで日本に帰ろうと道雄が言ったことから麻有子と険悪な雰囲気に。
その上、彼女は大介の結婚のことを知ってしまい、道雄がそのことを隠して大介に好きなことをやらせてミナを傷つけていると激怒。
結婚式の日がせまり、けんか別れしたままサンフランシスコに帰った道雄と大介。
しかし、道雄は自分自身を見つめ直し、今必要な物、いや昔からずーっと必要としていた物に気付いて麻有子に電話を。
「ワインの美味しさを分かち合いたい人を見つけました。もし君も同じ気持ちでいるなら・・・。」と。
ハリウッドバージョン、日本キャストでの焼き直しバージョンを並べてみました。
前者はサンタバーバラでロケ。
サンタバーバラというところは、過去に一度だけ「郵便配達は2度ベルを鳴らす』でロケに使われただけと言う美しい風景の残るところ。
日本版は、日本人にもおなじみのワインのメッカ、ナパとカリストガでのロケ。
勿論ナパはいいところなんですが、シーンとしてはやっぱりサンタバーバラの方が哀愁があってよかったかなぁ。
それはやっぱり道雄が日本からのビジターであるということが影響して、シーンに観光番組のようなエッセンスが入ってしまったのかも?(・・・と私が感じてしまったのかも。)
あと、車の運転ができない道雄がやたらと歩いて行動しているところが不自然。
日本じゃないんだから、歩いて行けるところに麻有子の家があったり、レストランがあったりしないよなぁって。
ワイン飲んで、麻有子の家から歩いてモーテルに帰るなんて・・・考えられないよ。危ない危ない。
ストーリーの大筋、キャラクター設定はほぼ同じ。
菊池凛子ちゃん頑張ってましたけど、やっぱり比較しちゃうとサンドラ・オーの柔軟性のある演技に負けちゃうなぁ。
オープンマインドで明るくて、感情のだし方もストレート。ジャックの不貞がバレたときなんてそりゃひどいほど怒りを爆発させちゃうけど、憎めないチャーミングさ。
昔見た映画“トスカーナの休日”でも、体外受精までして妊娠したのに相手にふられちゃってシングルマザーになるゲイの役をやってた時も、シリアスな設定をうまくコミカルに明るく演じていたもんね。
彼女の持っているキャラクターなのかしらね?
この時は監督と婚姻関係にあったサンドラですが、この後しばらくして離婚しちゃってますね。理由は何だったっけ?
サイドウェイとは”寄り道”。
40過ぎて寄り道できるなんて贅沢よん!
子どもがいちゃ、寄り道する心の余裕も無いわ~。寄り道なんかしたら、家庭が崩壊しちゃうじゃない!
なんて思いながら映画をみました。
実際、うらやましい。自分を見つめ直すなんて・・・、正直ちょっと今はできないわ。
後20年くらい経ったらできるかしら?
食物を扱う映画を見ると、絶対食べたくなる!そんな事ありません?
2年前に行ったナパワイナリー巡り、もう一回行きたくなっちゃって子どもを説得中です。
ほんとのとこ、子どもは預けて運転手を雇って回りたいのだけど!
映画『Bottle Shock』で出てきたワイナリーも行ってみたいし~!
近いうちに、是非!