生まれて初めて、親父のいない故郷に帰省した。
親父が亡くなり悲しかったけど、どこか実感がなかったのが正直な所。
今回は親父が亡くなり初めての年越しということで、とにかく母の側にいたかった。
それだけのために家族を残し一人で帰省した。
ブーツの底が剥がれたけど、何とかして帰ってきた。
大雪で飛行機が着陸出来るか心配だったけどなんとかなった。
ただいま、親父。
親父の遺影を前にすると、ただただ悲しく涙が流れた。
そうか、親父はもういないんだ。
やっと理解した気がする。
親父不在の実家、親父不在の故郷ってこういうコトか…とまさに体感しているとこ。
今夜は親父の遺影が飾られた部屋で寝る。
親父、帰ってきたよ。
ただいま。
色んな話をしながら寝ようと思う。
おやすみ、親父。