今回のモニターと危険な左折時一時停止！？

「聞き取りやすくハッキリとした口調」「言葉遣い丁寧」「応対は爽やか」「乗車時の挨拶は印象良い」と…　これだけならば“素晴らしい運転士”に聞こえるけれど、「発車時の発声＆指差しをやっていない」などの“マイナス面”があり、合計７６点で営業所内順位は“下から８位”であった。

その順位表全体を見ると、相変わらず「発車時の発声＆指差し」の実施率は半分くらいで、左折時一時停止の未実施が７〜８人いた。つまり、前者については“やる必要なし”、後者については“状況によっては逆に危険”と考えている運転士さんが多いのだと思われる。また、「モニターを見抜いた時だけやっている」というのも立派な作戦の一つである。

これまでに何度も書いてきた「“何が何でも（どんな状況でも）”左折時一時停止せよ！」という××な命令に関する話を一つ…　いつ頃だったか、ある交差点に“新たな左折矢印信号”が登場したのだが、それがまた普通とはちょっと違っていて…　左折時一時停止なんかやっていると、逆に危険な状況になってしまうのである。

歩車分離式などではなく、信号が青から赤へ変わった後に矢印が出るわけでもなく…　“車両も歩行者も赤の状態から、車両の左折矢印が先に出る”ので、そんなところで一時停止なんかしていたら、歩行者信号が青に変わり、逆に危険な状況になってしまうのである。この信号に限らず、何事も多種多様になっている時代に“何が何でも（どんな状況でも）同じことをやれ”というのは時代遅れだと思う。