おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

認知症

2009年01月14日 04時04分29秒 | 母の事(肺がん) そして絆
母に 認知症が出たのは 今回の入院だった。
母は 歩けない状態で入院した。
個室を取ったが トイレがなかった。
病院はポータブルトイレを用意してくれた。
母は 迷惑をかけるとトイレに行こうとした。
昼間は 私がいてトイレまでついていった。
母は 手押し車を押して ゆっくりだけど 歩いていた。
夜 母はトイレに行こうとして転んだ。
看護士たちは きっと転んだ事に気づき あわてて来てくれたのだろう。

しかし、なぜ一人で行ったのか。看護士を呼ぶよう言っているのに。
とか 言われたのだろう。
母は 自信をなくしてしまったのだろう。
パニックになってしまったと思う。

次の日 行くと母はまったく変わってしまっていた。
ベットは周りをサイドガードがはまっていた。
まるで 檻の中にいるようだった。
その中で 母は別人になっていた。
ベットの中で 忙しなく動き回る。
柵の間に 足を入れここから出たいと訴えているようだった。
私は どうしたの。何。どうしたいの。何があったの。
母に 矢継早に聞くが ただ動き回るだけだった。

すぐに このままには出来ないと思った。
付き添いとして 母に付いて泊まり込みたい旨を伝えた。
病院側は そうしてもらえばと言った。
そして 実は 夕べ転んだこと。
訳が分からない行動をするので ベットから出られないようにした事。
等を 私に話した。
しばらくすると ベットに閉じ込めたりしてもよいとの文章にサインを
求められた。ベットに縛ることもあるみたいな事も言われた。


付き添いの文章には 痴呆のためと書いてあった。 
私は ドクターに そんな事 1度も感じたこともないと言った。
が、週に1度 付き添いの文章にサインをする。それにはいつも痴呆の為と
書かれていた。私は 精神安定のためと書いた。
母の尊厳は守ってやりたかった。

母の行動も 段々落ち着いてきた。
今 思うと 始めから付いてやれば良かった。
今 母は ほとんど入院前と変わらない。

高齢になると 何かのきっかけで 1日で痴呆の状態になってしまう。
ゆっくりでいいからね。おかあちゃん。
ごめんね。怖い思いをさせたね。
もう大丈夫。一緒だよ。
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