この連休(久美浜+鳥取砂丘)パラの練習で味わった気分。
「くやしい」 自分に悔しい
「少し実力が付いている」「わずかでも成長している」と思っていたから、なおのことショックでした。
ツアーの行先でパラグライダーを操れなかったことが「悔しくて・悔しく」て。
基本的に、練習する事でパラの扱いが上手くなると思っている私は、
飛ばされても・嫌になっても・休憩入れながら練習をするんだと考えているのです(いつでも)。
鳥取砂丘に吹く風は優しい。暖かいし強く吹いてもいない。
なのにバランスを崩しパラが砂の上に落ちてくるや否や、砂地に立っていた私を転ばし風の流れる方へパラごと引きずる
パラと私をつなぐリアライザーを思いっきり引いてひきづられまいとしても、ズリズリと引っ張っていく。砂が柔らかいので硬い地面で引きずられるのとは違い全然痛くないのが救い。
やっとのこと、2度思うように飛べた。
着地後パラを立ち上げ、風をはらませた力で、元の場所へ戻ろうと砂山のぼろうとしたが、パラはハラハラ~と落ちてくる。
何回も何回も。
私のいる場所が悪い?・・・・・良さげな場所へテクテク(重いんだなコレが)
やってみた。おんなじだ。
ハラハラ~・ドサ~の繰り返し
なぜ?何故だ?何故私だけ砂山を登れないの?
頭の中が煮詰まってきた。
そのうち無線からスクール終了のお知らせが入った
帰る為には、私のいる場所(=海が目の前のゼロメートル)から砂山を登らなければなりません。
けれど私には、もう体力も気力もないほど 疲れていました
美奈子校長に動けないことを無線連絡。
「パラの荷物一式そこに置いて、登っておいで~」と暖かい声を掛けてもらった。
安心した気持ちの後、自分(だけ)が身の回りの始末も出来ないという惨めな気持ちを噛みしめながら砂山を空身で登った。
砂山から下を眺めると、校長が藤子さん(私のパラ)を伴って登ってくる。美奈子さんすごい
抜け殻同然の私を察して、パラを畳みハーネスに仕舞い込むのも全部美奈子さんがしてくださった。
ありがとう美奈子さん
昨夜、フェイスブックのM子さんの投稿に「悔しかったけど頑張るよ」とコメントをした。
彼女から「悔しいのは本気で取り組んでいるからだよね」の返信をいただいた。
救われた気持ちになりました。M子さんありがとう。
そして、心配しながら見守ってくれた美奈子校長・M品さん・安形さん・H姐さん。みんなの思いに感謝する気持ちがやっと湧いてきました。
昨昼、喫茶店でランチをしていると雑誌「女性自身」が・・・。TV「あさがくる」番組の主人公が女性だから、現役で活躍されている女性の特集をしていた。
田部井淳子さんのインタビュー記事に、「山に登るのが楽しいから今日まで続けてこられた」と書かれていた。
結局はそこなんだよね
私もそう。パラは楽しい。パラが楽しい。
M子さんにも、雑誌の記事からも勇気と納得をもらった気がします。
今週末、また元気に練習に出かけられそう。
悔しさも「悪いばかり」ではないと感じています。