映画と読書とダイエット 

個人の個人による個人のための記録帳です。よしなに〜(^ν^)
忘備録のためおおいなるネタバレです




映画「第三夫人と耳飾り」観ました

2021-11-14 12:46:00 | 2021年観た映画


ベトナム映画です。

19世紀、川を渡って養蚕富豪のもとへ
第三夫人として嫁いできた14歳のメイ。


とんでもねーじーさんが婿かと思ったら、
じーさんは流石に大旦那さんでした。


旦那さんはサンジュー代?くらい?
それにしてもメイちゃんは14歳だから犯罪感拭えないけど、
当時の風習なんだ!!!



初夜の翌朝…
はい!ダイジョーブ!
アタイは処女でしたよw
無事に開通しましたw的な。
なんとも嫌な風習…。


息子一人の上品な第一夫人と
娘三人のフェロモン爆発第二夫人
の間でドロドロお昼ドラマのような惨劇が繰り広げられるかと思いきや。

割と仲良しw

夜の営みについて語りあったり…

メイはすぐに妊娠します。


男の子でありますように〜。

完全なる男尊女卑社会。

そのころ、第一夫人の息子に結婚話があがりますが、
「ボクは結婚しとーない」
にゃんと!この息子、第二夫人と密通してるんやw
面食いなんや!

とはいえ、家同士のことなんで、
本人の了承なしにお嫁さんやってきます。
そういう時代だったんだマン!

やってきたお嫁さん…
若かったのですが、
お顔がイマイチ…でして…息子さん、全く手をつけず。
「オラこんなヨメいやや〜オラこんなヨメイヤや〜」




花嫁の持参金額の三倍を支払い、
他に嫁に行けるよう、何もなかったと証明する…
と、花嫁の父親に申し出ますが、

「一族の恥さらし」
って、花嫁は実家に帰ることもできませんでした。

父親は娘を「道具」としか扱っていない世界だったんでしょうね〜。
第二夫人の娘たちも父親に可愛がられてるシーンは一度もありません。
大旦那であるおじいちゃんは可愛がっていましたが。

行き場所を無くした花嫁は自殺します。
ちょうどその頃、メイが出産し…
一度死にかけ三途の川に行きますが生還。
生まれたのは…娘でした。

仰々しく花嫁の葬式を行い、
川を渡っていく花嫁。
赤ん坊を抱いたメイが一人、追いかけます…。




美しい映像に…
なんとも女の一生、ひ さ ん
な感じ…

淡々としょうがないから生きてる感じ…
女の方が悲惨なのは確かだけど、
男の人生も大変そう…
ああ、
生きるのしんどい…
って感じで

淡々と…

ラスト、
第二夫人の次女が髪を自分で切ります。
この子、大人になったら男になるって
夢みがちでしたが、
その夢が叶うことはありません。

女の子は持参金持って嫁ぐ時代、
女の子は産めば生むほどお荷物ですかい?

最後、
メイは赤ん坊に毒草たべさせたんかな?
毒草のシーンも、
動けなくなった牛を見送るために食べさせてたシーンがあったり、
無駄なシーンなかったなぁ〜。

映像がとにかく美しい。
あまりに悲惨な境遇だから女同士でいっそ仲が良いのは、
ヨメシュート戦争に比べれば、
良いような気もします。


第二夫人に髪の毛とかしてもらってるメイちゃん


メイちゃんが第二夫人に告ったのにはおでれーた!!!

面白い映画をありがとうございました😊

















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