知的障害者にスポーツの場を提供するスペシャルオリンピックス日本(SON)の地区組織「SON岩手」(平野ユキ子会長)の認証式・設立記念祝賀会は5日、盛岡市内のホテルで開かれ、県内の障害者スポーツを支える新組織の誕生を祝った。
アスリート(選手)と家族、賛助企業などの約200人が出席。有森裕子SON理事長が平野会長と選手に認証状と「Iwate」の文字が入った旗を授与し「スポーツを通して、才能やいろいろな力を引き出すチャンスを提供し続けてほしい」と呼び掛けた。平野会長は「震災を乗り越えてきょうを迎えることは大きな喜び。いずれは冬季国内大会を岩手に誘致したい」と意気込みを示した。
スペシャルオリンピックスは世界170カ国以上で活動が広がり、国際大会も開かれる。本県では10年前に準備委員会が発足。個人・団体の寄付で盛岡と気仙地域で活動し、自立した運営を認められたことが今回の認証につながった。3月末時点で63人のアスリートが所属し、2015年度は水泳、陸上、ボウリングなど7プログラムを行う。
(2015/04/06) 岩手日報
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