大阪地裁、大阪高裁の庁舎に入る車いすの男性。このあとボディーチェックと所持品検査を受ける
大阪地裁、大阪高裁の庁舎に入る際の所持品検査で、障害への無理解による差別的な対応を繰り返し受けたなどとして、車いすを利用する障害者らが15日、大阪高裁長官と大阪地裁所長宛てに抗議と改善を求める申し入れ書を提出した。
大阪地・高裁では1月から一般入庁者を対象に金属探知機を用いた所持品検査を開始。車いすはゲートを通れないため、警備員が服の上から触るなどして確認している。
申し入れ書によると、電動いすの不具合を修理する六角レンチやドライバーが危険物とみなされたり、警備員が車いすにくくりつけた手荷物をほどいて確認した後、元通りにしなかったりするケースが相次いだ。
2018年11月15日 京都新聞