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ダディさん、障害者へ癒やしの演奏 横須賀で講演とウクレレライブ /神奈川

2015年04月07日 02時11分52秒 | 障害者の自立

 8年前に脳梗塞(こうそく)を発症し、後遺症を抱えながらウクレレ奏者として病気や障害を抱える人々を癒やす活動を続ける音楽療法士がいる。横須賀市在住のダディさん(63)。5日、同市総合福祉会館で開かれた横須賀南ライオンズクラブ45周年記念イベントで講演し、ライブ演奏を披露した。「たくさんの支援をもらいながら音楽ができる喜びを感じています」と、音楽の持つ力について訴えた。【田中義宏】

 ダディさんは日大芸術学部・大学院芸術学研究科卒。日産自動車に約30年勤め、同社ラグビー部の監督として活躍した一方、アマチュアバンドのドラマーとして音楽にも親しんだ。55歳の時、脳梗塞を発症。脳を損傷して左半身マヒで車いすの生活になり、言語障害や記憶障害も抱えた。

 一時は引きこもり、自殺を考えたこともあったが、「この逃げの姿勢の生活は自分らしくない」と一念発起し、リハビリテーションに取り組んだ。リハビリの一環でウクレレの練習も始め、心身を徐々に回復させた。やがて障害者施設などを慰問しライブ演奏をするまでに。「自分が救われた音楽で障害に苦しむ人々を癒やせたら」と、音楽療法士(ミュージック・セラピスト)を目指すようになった。

 言語障害が重く、指が思うように動かない状態で、ウクレレコンテストに出場。支援を申し出てくれたプロのミュージシャンたちの協力でCDを作製し、売り上げを障害者支援のために寄付した。

 今も、脳内の酸素が欠乏する高次脳機能障害の後遺症を抱える。毎日5〜10時間、脳に酸素を送り続けないと記憶力、思考力が一気に低下してしまう上、脳梗塞が再発する恐れもあるという。今年1月にも救急車で搬送される事態になった。

 それでもダディさんは講演で「障害者になって良かったと思う。もし健常者ならこんなにたくさんの障害者に会うことはなかったし、CDを出すことも、ウクレレで人々を癒やしたいと思うこともなかった」と語った。

 高次脳機能障害は専門医も少ないなど医療環境も整っておらず、まだまだ認知されていない。ダディさんは「今後も啓蒙(けいもう)に力を入れたい」と意気込んだ。

脳梗塞から復活し、音楽療法士になった経験を話すダディさん=横須賀市総合福祉会館で

毎日新聞 2015年04月06日 地方版

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