ゴエモンのつぶやき

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障害者就労支援で農業者と連携 加古川に新施設オープン

2018年11月17日 15時45分46秒 | 障害者の自立

 農業者と協力し、障害者の就労支援に取り組む農福連携の福祉施設「笑の里」が16日、兵庫県加古川市西神吉町宮前にオープンする。障害者が農作業や野菜の加工、販売などに携わり、工賃を受け取って自立への足掛かりにする。関係者は「仕事のやりがいや技術を学び、できれば農業の担い手になって」と願いを込める。

 障害児通所支援事業に取り組む一般社団法人「よかさぽ」(西神吉町宮前)が、就労継続支援B型事業所として運営する。建物は2階建てで延べ約140平方メートル。キッチンや食堂、作業室を備える。スタッフは5人。

 同町宮前の農業者らでつくる農事組合法人「みやまえ営農」が協力し、農作業の技術指導をする。

 施設の障害者らは、みやまえ営農で米、サツマイモ、キャベツ、スイートコーンなどの生産を手伝い、対価として農作物を受け取る。また、形が規格外で市場には出せない野菜を購入し、加工して販売したり、調理してランチを一般客に提供したりする。

 施設の隣に約千平方メートルの畑があり、季節の野菜を植える予定。直売も視野に入れているという。よかさぽ代表の阿部博美さん(58)=加古川市=は「工賃は収益で賄う。夢があっても作業を覚えられない障害者が多いが、自分の得意分野を施設でゆっくり伸ばしてほしい」と期待している。

 みやまえ営農代表理事の佐伯真究さん(71)も「多くの農家が後継者不足に悩んでいる。農業への興味を育み、障害者の就労に結びつけたい」と話している。

 農福連携についてはJA兵庫南も注目しており、9月に障害者を対象にした農業体験会を稲美町で開催している。

 笑の里では定員20人で利用者を募集している。午前9時~午後3時。ランチ営業はスタッフが16日から始める(午前11時~午後2時)。笑の里TEL090・3282・1350

2018/11/16       神戸新聞NEXT

 

「笑の里」で野菜を販売する阿部博美さん(中央)と佐伯真究さん(左)ら=加古川市西神吉町宮前

16日にオープンする「笑の里」=加古川市西神吉町宮前

 


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