ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

精神障害者の挑戦/ 障害の特性を認識 /奈良

2009年02月28日 00時45分46秒 | 障害者の自立
 ◇仕事内容や時間を工夫
 日本労働者協同組合連合会奈良西事業所(奈良市)には、障害のある約10人が働く。うつ病で仕事を転々としてきた奈良市のアルバイト、佐倉良子さん(37)=仮名=も、その一人。西内武志所長(64)のサポートで事務をする佐倉さん以外は、事務所の外で病院の清掃などをしている。

 佐倉さんが任されたのは、給料のパソコン入力や見積書などを作成する仕事。「大人数の中に入るのが苦手だから事務の仕事を任せた」と西内所長。

 元々パソコンの技術を持っていた佐倉さんはすぐに仕事を覚えた。「給料の計算をすることもあって緊張する」と言う佐倉さんも、慣れるにつれて楽になった。西内所長の理解が、佐倉さんを安定して働けるようにしている。

 西内所長は、障害の特性を認識することに気を配る。「精神障害の場合は、本人から言えない場合もあるから、『今日はあかんな』という判断をしてあげないと」。先に事務所で座っておいて出勤した時に顔色を見ることにしている。

 知的障害の場合は、仕事の順序が急に変更になると適応できないこともある。「健常者とペアを組むようにしたり。でも、役割分担して任せると責任持ってやってくれるのが知的障害者の良いところ」と一人一人に目を向ける。

 西内所長自身、精神障害者への偏見がないわけではなかった。「昔、精神障害者の治療をする病院といったら、金網で囲まれている怖い所と思っていた」。しかし、病院の中に入ると一緒に歌を歌おうと言われたり、詰まった洗面台を直したら拍手して喜んでくれたり。しばらく顔を出さないと「元気にしてたん?」と声を掛けてくれる。

 「この人たちも一生懸命生きてるんやなあと思って」。世の中にたくさんの障害者がいると知った西内所長は、障害者が働ける場所を確保することに決めた。

 奈良市の登大路地下道の清掃も県から受注。07年7月から障害者施設の利用者が働けるようにした。精神障害者には、短い時間しか集中できない人もいる。「少ない人数で残業までするか、人を増やして体を楽にするか。その人のことをよく見たらのびのび働ける環境ができるのでは」と西内所長。

 仕事が終わって帰ろうとする男性に「顔色悪いな。疲れてないか」と西内所長が声を掛けた。この日、体調が悪いと思って仕事を1時間短縮させていた。「病気の特性もっている子はようけ(たくさん)おるけど心で接したらいける」

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1 コメント

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障がい者の就労について (中林澄明)
2009-02-28 12:39:10
精神に障がいがあっても、事業所(企業・会社)の上司の理解があれば、働く(協同)ことが可能な障がい者がいる可能性もあります☆



企業は、利益を出す組織ですが、社会貢献をする場所(経営者・従業員・お客様・取引き先)のものでもあります☆



実例報告情報をありがとうございます。
励みになります!



敬具
中林澄明



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