ゴエモンのつぶやき

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障害者施設で心理的虐待「女性社長が先導」

2018年04月22日 11時47分07秒 | 障害者の自立

 劣悪な保育環境で認定こども園の認定を取り消された「わんずまざー保育園」(廃止)に続き、兵庫県姫路市の事業者による心理的虐待などの不正が明らかになった。

 事業所指定を取り消した市は20日の記者会見で、既に事業所の廃止届を出した同市西庄の障害福祉サービス会社「実る」の女性社長を「虐待を先導しつつ、他は『知らないところで従業員がやった』と責任を認めていない」と糾弾する一方、最初の指導で事態を見抜けなかった点も認めた。

 市によると、「実る」は2006年11月設立で、翌年1月から障害者の居宅介護サービスを開始。09年9月に就労継続支援B型事業所として「club can do」を始めた。

 女性社長は50歳代で、障害者グループホームの管理者は長女、世話人の従業員の1人は姉、「club――」の管理者は息子が務めるなど、親族中心で運営に当たっていたという。

 知的障害者らが日中に通った生活介護事業所「club――」では、無断で知人の医師の名義を使って虚偽申請し、11年8月に県の事業所指定を受けた。13年には偽造した配置医師契約書を提出し、実地指導があった16年7月まで医師がいなかったことを隠蔽(いんぺい)。14年4月~16年7月の介護給付費約26万円を不正受給した。

 女性社長はこれも、「従業員がやった。(医師は施設に)来ていると思っていた」と否認しているという。

 一方、市は、12年に指定権限が県から移ったことから、13年7月、同社に最初の実地指導。偽造された医師契約書の書式や記述内容が「整っていた」ことから、虚偽を見抜けなかったという。この日の記者会見で岡本勝也・市保健福祉部参事兼監査指導課長は「県からの権限移譲から間もなく、不正を見分ける経験が未熟だったことは否めない」と苦渋の表情で話した。(藤井浩、新田修)

2018年04月21日 21時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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