欧州発祥でパラリンピック正式種目の球技「ボッチャ」の体験会が十六日、白山市美川中学校であり、二年生七十二人が目標球を狙って革製のボールを投げて距離を競った。
ボッチャ日本代表で小松市の田中恵子さんが講師を務めた。生徒たちは田中さんからルールを教わった後、試合形式に挑戦。目標球に少しでも近づけようと、慎重にボールを転がしたり、勢いよく投げて相手のボールをはじき飛ばしたりした。佐賀陽平さん(14)は「作戦を考え、仲間と協力する楽しさを体感できた。今後も機会があればやってみたい」と話した。
金沢地方法務局などが障害者スポーツへの理解を深めてもらおうと実施。十月には、同校で車いすバスケットボールの体験会を開いた。
田中恵子さん(右奥)と一緒にボッチャを楽しむ生徒ら
2018年11月18日 中日新聞