ゴエモンのつぶやき

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被災障害者と支援者の共助、映画に 神戸の男性出演

2019年06月13日 14時31分36秒 | 障害者の自立

 東日本大震災で被災した障害者と支援者の苦悩や助け合いを描いた映画「星に語りて~Starry Sky~」が各地で上映されている。プロの俳優だけでなく、オーディションで選ばれた障害者3人も熱演しており、神戸市北区の事業所に通うダウン症の大前慧(けい)さん(25)もその一人だ。「地震があってもみんなで一緒に助け合う姿を演じたいと思って応募した。多くの人に見てもらえたら」と話す。(竹本拓也)

 同作品は、障害者が通う全国の共同作業所などでつくる「きょうされん」の結成40周年を記念して製作された。主な舞台は岩手、福島両県。岩手では作業所仲間を失った障害者が悲しみを乗り越えて日常を取り戻す姿が描かれ、福島では原発事故時に一部の障害者が避難できずに取り残されたという現実に焦点が当てられる。

 大前さんが勤める障害者向けの事業所「ぐりぃと」(神戸市北区)は、クラウン(道化師)のパフォーマンス集団として福祉施設や地域のイベントに出演するのが仕事の柱。2012年に働き始め、当初は自宅のある宍粟市から高速バスで2時間かけて通っていたが、18年からは神戸市内のグループホームで暮らし、リーダーとして精力的に出演を重ねている。

 オーディションには周囲の勧めもあって応募し、見事に合格した。演じるのは岩手の作業所で大切な仲間を失った男性。主役級の役割だ。人前での演技には慣れていたが、プロの俳優や製作スタッフに囲まれた中でのロケは苦労の連続だった。東北弁の長いせりふは、スマートフォンに録音したサンプルを何度も聞き直して練習し、共演者に自ら演技指導も願い出た。

 2度の合宿ロケで最も印象に残った撮影は、こんなシーン。行政を交えた「まちづくり会議」で自身の夢を語ったところ、障害者役の共演者に突然、理不尽な言いがかりをつけられる-。リハーサルに比べ、共演者に思いっきり怒鳴られた。演技とはいえ「なんでそこまで?」と一瞬戸惑ったが、おかげでその後の泣く場面に自然体で臨めた。

 映画では、震災で障害のある人の死亡率が住民全体の2倍に上ったとの数字も紹介される。障害者が避難所から追い出されたり、安否確認で個人情報保護法が壁になったりしたことなどもリアルに描かれる。脚本は漫画家の山本おさむさん、監督は松本動(ゆるぐ)さん。115分。

 兵庫県内では7月21日午後2時から、宍粟市山崎町の山崎文化会館で上映会がある。午後1時から大前さんのトークも。中学生以上800円。主催の「ことばの相談室ひなたぼっこ」TEL0790・72・2387

2019/6/12    神戸新聞NEXT

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