ゴエモンのつぶやき

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障害者 話想(はなそう)使おう 意思伝達装置が好評

2012年10月06日 01時02分07秒 | 障害者の自立
 障害や難病のために体を自由に動かせず、思いを伝えにくい人が言葉を紡ぐための新しい意思伝達装置「話想(はなそう)」を、県内のシステムエンジニア(SE)や支援者でつくる「オール群馬」のチームが開発した。従来品の長所を取り込み、使い手が自分に合わせて使いやすくできるのが特徴。モニターの患者らの間で好反応を得ている。 

 二年前、意思伝達装置の人気機種の一つが一時、生産中止の危機に陥った。「ならば自前でよりいいものをつくろう」と、電子カルテや宇宙ロケットなどの開発に携わるSEの高橋則行さん(47)=前橋市=と、県立義肢製作所や県難病相談支援センターの有志が意気投合。群馬大学大学院の岡本幸市教授(神経内科)の協力も得て開発を進めた。

 いくつかの従来品の長所を盛り込んだ。画面には五十音表や「痰(たん)吸引」「トイレ」などのキーが表示される。利用者は指先やおでこなどわずかでも動かせる体の部位とつないだスイッチを操作してキーを選び、文章をつくったり、指示を介助者に発信。メールやインターネットも使え、テレビやエアコンのリモコン操作もできる。

 画面と接続されているタッチパネル式の軽量タブレット型パソコンだけを外しても使え、外出時の持ち運びも簡単。手先が動かせる間はタッチパネルで入力でき、病気の進行に合わせて使える。

 モニター患者らの要望も取り入れた。自宅のベッドで過ごすことが多い脊髄性筋萎縮症の萩原やよいちゃん(7つ)=安中市=から「お父さんが仕事に出掛けたり、帰ってくる様子を見たい」と要望を受け、画面にライブ映像を映せるように簡易カメラを付けた。ほかの患者からも「家族のだんらんや庭が見える」「寝ている孫の様子が分かり、お守りができる」と好評だ。

 従来品では固定されているキー配列を、自由に変更できる点もユニークだ。やよいちゃんの場合、普段の配列でひらがなや一桁の数字を学んだ後、二桁の数字が入った配列に変えた。母ルリ子さん(35)は「勉強に合わせて変えられ、可能性が広がる」と喜ぶ。

 日本ALS(筋萎縮性側索硬化症)協会県支部長の村田波広さん(68)は「声を失い、体が動かなくなるALS患者は、穏やかな生活を送るために介助者と円滑にコミュニケーションをしたい。話想はコミュニケーションができる素晴らしさを実感できる」とメールでコメントを寄せた。

 話想は四十三万八千円。九月に販売を始めた。障害者自立支援法の補助を受ければ自己負担は一割で済む。問い合わせは、高橋さん=電090(6038)5683=へ。

<意思伝達装置> 指先や目のまばたきなどでパソコンのスイッチを操作し、文字や言葉を選んで文章を作成して意思を伝える装置。厚生労働省によると、意思伝達装置の新規購入は毎年、約500件で推移している。


自宅に教員が訪れる訪問学級で「話想」を使って勉強する萩原やよいちゃん=安中市で

東京新聞-2012年10月5日




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