ゴエモンのつぶやき

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障害者スポーツ 楽しさ伝えたい 藤沢に「連絡協議会」発足

2018年09月21日 14時39分41秒 | 障害者の自立

 藤沢市で障害者スポーツの普及啓発や環境整備に向けた情報発信、ネットワークづくりを進めようと、関係団体が集まって「市障がい者スポーツ連絡協議会」を設立した。16日に市内で開かれた「ふじさわパラスポーツフェスタ」の開会式で設立を報告した種田多化子(たかこ)会長(63)は「スポーツで元気になる障害者が増えることを願っている」と述べた。 

 協議会は、障害者と健常者が一緒に所属している「神奈川湘南卓球クラブ」「市アーチェリー協会」「市ローリングバレーボール協会」に、市や市肢体障害者協会などを加えた十一団体で発足した。今後、小規模な団体も含めて加盟数を増やし、障害の有無を問わずに参加できる大会やイベントを開いたり、機関紙やインターネットで各団体の活動などを紹介したりしていく。

 種田さんは骨の腫瘍のため、二十七年前に右足を切断。義足での暮らしが始まって十年ほどは出かけることも少なくなった。市の施設「太陽の家」で卓球を始めて体力が戻り、人との出会いも広がって元気になれたという。「スポーツは障害者にとってかけがえのないもの」と実感を込めて語る。

 床の上を転がる球を打ち合うローリングバレーボールや水泳、バドミントンなども経験してきた。「一歩を踏み出せるかどうかが大きい。実際に楽しんでいる人たちの声を届けたい。アスリートでなくても一般の人が楽しめるスポーツもあることを知ってほしい」と話した。

 十六日のパラスポーツフェスタには約九百人が来場し、パラリンピック種目のボッチャなどを体験した。市内の湘南工科大付属高校出身で、パラ卓球の日本代表として活躍する日体大一年の辻村琢光(たくみ)選手(18)も参加し、来場者と交流した。

 辻村選手は小学生時代、骨肉腫で右上腕に障害が残った。中学で卓球を始め、昨年十二月にアラブ首長国連邦のドバイで開かれたアジアユースパラ競技大会で個人銅メダルを獲得するなど実力を伸ばしている。「障害があるとあきらめがちになる。やればできると、僕自身が結果を残すことで示していきたい」と話した。

「一人でも多くの人にスポーツで元気になってほしい」と語る種田さん

2018年9月20日   東京新聞


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