元厚生労働事務次官の村木厚子津田塾大客員教授は17日、日本プレスセンターで講演し、障害者雇用の水増し問題を受け、中央省庁が2019年中に4千人の採用計画を立てていることについて「拙速は駄目だ。民間から障害者が転職してしまう現象も起こり得る」との懸念を表明した。
不適切な算入を行っていた省庁に対し「民間企業に厳しいことを言いながら、官公庁は何もしていなかったのは、お粗末だ。泣きたくなるぐらい腹が立った」と批判。障害者雇用のあり方に関し「官公庁では、普通の企業に行けないような(重度の)障害者を雇えるのが理想だ」と指摘した。
約20年前、自らが障害者施策を担当していた時期を振り返り、他省から報告されてきた障害者の人数を「性善説に立ち、信用していた。どこかできちんとチェックする仕組みを作らなければならなかった。反省している」と語った。
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2018.12.17 SankeiBiz