ゴエモンのつぶやき

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挫折、障害越え再び舞台に立つ男性 現役俳優との再会で再起

2019年04月20日 13時53分52秒 | 障害者の自立

 かつて東京で俳優を志しながら挫折し、病気で両足が動かなくなった神戸市内の男性が21日、同市中央区・北野の演劇バーで26年ぶりの舞台に立つ。「車いすでは無理」と演劇と距離を置き続けた男性を変えたのは、かつて同じ夢を追った現役俳優との再会だった。

 「マンドン」こと圓井寿夫さん(48)=同市西区。高校で演劇を始め、卒業後は東京の日活撮影所内にあった専門学校に通い、劇団を立ち上げた。これからというとき、仲間との方向性の違いで解散。地元に戻った直後、ウイルス性脊髄炎で車いす生活になった。

 それでも「障害者のイメージを変えたい」とメーカー勤務などを経てファッションに特化した作業所の責任者を務めたり、インターネットラジオのDJとして活動したりしてきたが、演劇とは一線を置いてきた。

 再び心を向かわせたのは専門学校の同期で、「大ちゃん」と呼んでいた俳優宮地大介さんとの再会だった。3年前、久々に宮地さんの演技を目にし、嫉妬ともショックともつかぬ感情で涙があふれ、「もう一度やりたい」との思いが湧き上がったという。

 約20年ぶりに即興劇のワークショップや講座に参加し、子どもや障害者向けレッスンも開催。神戸・三宮で演劇バー「エッグプラント」を企画する脚本・演出担当の浜谷晶子さんからオリジナル劇「ザ★こまったちゃん」への出演を打診された。

 劇は、どこの職場にも1人はいる、こまったちゃんを巡るストーリー。圓井さんは、主人公で超マイペースな新人女性秘書の兄役を務める。

 「感動を呼ぶ障害者の役だけは嫌だった」と圓井さん。今回は、「もう一回言うてみろ!」などと瞬間湯沸かし器のようにキレ、こぶしを振り上げて暴れるクズ兄貴役に挑戦している。

 経験者のつもりだったが練習ではダメ出しの連続で、「こんなに必死なのは学生時代以来」と苦笑する。両手を手すりから離して暴れられるよう腹筋と背筋を鍛え、車いすで動きが限られる分は表情や声の抑揚、「背中」での表現を探す。「車いすだから、とは言われたくない。車いすでも、まともに演劇やってるやつおるやん、と思ってもらえたら」と圓井さん。「もっと実力を上げ、いつか大ちゃんと同じ舞台に立ちたい」と誓う。

 舞台は4月20日午後4時、6時、8時の3回でドリンク付き2500円。5月3日午後8時からは朗読劇にも出演する。

エッグプラントTEL078・230・1223

オリジナル劇「ザ・こまったちゃん」の練習風景

オリジナル劇「ザ・こまったちゃん」の練習風景
 
2019/4/19    神戸新聞NEXT
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