ゴエモンのつぶやき

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古城マラソン「笑って全員完走」

2013年05月29日 01時41分41秒 | 障害者の自立
 2日号砲の福井県坂井市古城マラソンに今年も地元の障害者20+ 件、障害児たちが挑戦する。4月から週1回の合同練習を重ね、26日の最終練習では仕上げの20分間走を行い本番に備えた。当日は気温上昇が心配されるが、目標は「笑って全員完走」だ。

 坂井、あわら両市の知的障害のある15人が、2キロニコニコランニングと5キロの部にエントリーした。支援ボランティアグループ「シェイク!」のメンバーや同市丸岡町の社会福祉法人かすみが丘学園の職員、県立大の学生らの伴走、付き添いを受けながら走る。

 「地域の行事に参加したい」との思いから、各施設や養護学校の有志が旧町時代の大会から参加している。高校2年のときから連続出場となるあわら市の山口大貴さん(24)は5キロの部に出場、しっかりと自分のペースを刻み「27分台で走りたい」と話す。

 かすみが丘学園に入所する加藤英樹さん(38)と職員の宮下史也さん(26)ペアは4度目の出走となる。息はぴたりと合い「最後まで声を掛け合いながら、集中力を切らさず走り抜きたい」と誓っている。同学園の利用者金谷千鶴子さん(48)と職員の番場知明さん(41)ペアは「体力向上、健康増進」を目的に今回、初出場する。

 当初は「みんなでスタートラインに着こう」が合言葉だったが、近年は出場した全員が元気に完走を果たしている。シェイク!の竹内三知夫代表(48)は「大事なのは周りの声や音に耳を澄ませ、前を向き続けること。走ることを通じ目標を達成する力をはぐくんでほしい」。

 合同練習では徐々に距離を延ばしながら走力を養い、ペアの信頼感を高め合ってきた。本番では全員そろいのTシャツを着て走り、終了後には選手たちに手作りの賞状とメダルが贈られる。竹内代表は「ゴールしたときの、みんなの喜ぶ顔が楽しみ」と話している。

福井新聞-(2013年5月28日午前6時59分)




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