ゴエモンのつぶやき

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読書も“バリアフリー” 大活字や白黒反転本続々

2010年06月30日 00時48分45秒 | 障害者の自立
 文字の大きい大活字本やページの白黒が反転した本が人気を集めている。従来は視覚障害者の需要が中心だったが、高齢化社会の到来を迎え、読み手の底辺が広がっている。出版社なども連携し、作品のタイトル数も一気に増加。現代作家の話題の小説やミステリー、ビジネス書など、幅広い作品を楽しむことができるように。読書の“バリアフリー化”が進んでいる。(宮田奈津子)

 今年1月にオープンした「誰でも図書館」(東京都千代田区)には、『鬼平犯科帳』(池波正太郎)や『沈まぬ太陽』(山崎豊子)など、人気小説の大活字本が並んでいる。「年をとり、目が疲れやすくなった」という高齢者の来館が多いという。

 弱視や視力が低下した場合、明朝体では横線が見えにくい傾向にあり、文字はすべてゴシック体。文字の大きさは3種類あり、人気の22フォントは約7.5ミリ角で新聞文字の約2.5倍となる。ページの「背景が黒、文字が白抜き」という白黒反転の本もあり、こちらも驚くほど読みやすい。

 図書館を運営するのはNPO法人「大活字文化普及協会」(理事長・大橋信夫東京堂書店社長)。大活字や小学館、新潮社、筑摩書房、文理閣といった出版社のほか、書店や眼科、視覚障害者団体などが普及のために連携している。

 従来の大活字本は文字が大きくなる分、作品が3冊程度に分冊化され、価格も3冊分に。個人購入は難しい“高価な読み物”だった。読み手も視覚障害者に限定され、図書館などへの販売が中心だった。

 普及協会での販売方法は基本的にはオンデマンドで、注文を受けてから本を作る。1200円の会員登録で、1冊1890円で購入できるようになった。作品は出版社の協力で、ビジネス書からミステリー小説、児童書など、約1100タイトルと充実した。

 普及協会以外でも大活字本の出版は広がっている。リブリオ出版では以前から大活字本を出版していたが、昨年『瀬戸内寂聴随筆選全6巻』を刊行。くもん出版の『脳を鍛える大人の名作読本』シリーズもルビのついた大きな文字で読める本となっている。

 講談社の児童書・青い鳥文庫も昨年、オンデマンドで大活字本の販売を開始。児童局児童図書第二出版部の高島恒雄部長は「目の良しあしや加齢のため、本を手にとることができなくなるのは残念」と話す。まずは19タイトルだが、新作や名作など幅広いジャンルの作品を増やしていく。文庫にはアガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』など、大人でも読み応えのある作品も多い。

 普及協会理事でもある筑摩書房の菊池明郎社長は「価格や著作権など取り組むべき問題は多い。出版社や作家、書店など社会全体が連携し、すべての人が読書を楽しめる環境作りを考えてみる機会になればいい。多くの人に大活字本や白黒反転本を読んでみてほしい」と呼びかけている。

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