ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者雇用水増し 前橋市20人 渋川市は5人が確認できず

2018年09月29日 16時07分19秒 | 障害者の自立

 中央省庁や地方自治体による障害者雇用率の水増し問題で、群馬県の前橋、渋川両市は27日、昨年6月1日時点の障害者雇用率で不適切な算定があったと発表した。前橋は障害者雇用数に計上した54人のうち20人、渋川は16人中5人が障害者手帳など厚生労働省のガイドライン(指針)で定める書類を確認できなかった。

 前橋の修正後の障害者雇用率は市長部局1.32%、水道局1.38%、市教委0.39%で、いずれも法定雇用率(市2.3%、市教委2.2%)を下回った。渋川は市長部局1.92%、市教委2.26%で、市長部局が未達成だった。

2018/09/28    上毛新聞ニュース


障害者の観光支援評価、松江のNPOが観光大賞

2018年09月29日 15時39分24秒 | 障害者の自立

 島根県内の観光振興に功績があった団体に贈られる、松江ツーリズム研究会観光大賞に松江市NPO法人「プロジェクトゆうあい」が選ばれた。障害者や高齢者から観光の相談に応じる「松江/山陰バリアフリーツアーセンター」(同市雑賀町)の運営に加え、山陰両県のバリアフリー情報を発信してきたことが高い評価を受けた。

 同賞は今年初めて贈られた。松江城小泉八雲記念館など松江市内の観光施設の運営を、今年3月まで12年間担ってきたNPO法人「松江ツーリズム研究会」が設立した財団法人が創設した。

 表彰式が26日にあり、プロジェクトゆうあいの田中隆一代表理事らに表彰状と副賞の賞金100万円が贈られた。田中代表理事は「賞金はタンデム(2人乗り)自転車を島根県視覚障害者福祉協会に寄付する費用などに充てたい。ただ寄付するのではなく、視覚障害者の方に宍道湖畔でツーリングを楽しんでもらう試みも始めたい」と話した。

 プロジェクトゆうあいは2004年に「バリアフリーのまちづくり」を目指して設立され、09年にツアーセンターを開設。センター長の川瀬篤志さんによると、入浴を介助したり視覚障害者を手引きしたりする人を手配するなど、障害者や車いす利用の高齢者からの観光に関する相談に応じている。相談件数は09年度の約50件から倍の年間100件前後に増えたという。

 山陰各地の観光地や移動手段、バリアフリーのトイレなどを紹介する無料の情報誌「てくてく日和山陰」も13年から年4回発行し、ウェブサイト「てくてく山陰」(http://tekuteku-sanin.com/別ウインドウで開きます)でも掲載内容を紹介。情報誌の取材や編集は障害のあるメンバーが多く関わっている。

 川瀬さんは「障害があっても旅を楽しんでいる人は多い。賞を贈って良かったと言われるような活動を続けていきたい」と話した。

写真・図版

第1回松江ツーリズム研究会観光大賞の表彰式の後、記念撮影するNPO法人プロジェクトゆうあいのメンバーら

2018年9月28日    朝日新聞社


輪島の田んぼで はざ掛け体験も 障害者施設の利用者ら

2018年09月29日 15時18分49秒 | 障害者の自立

 障害者の就労を支援する施設「多機能型ライフサポート一互一笑(いちごいちえ)」(輪島市宅田町)の利用者四人は二十七日、輪島市町野町金蔵の田んぼで稲刈りを体験した。

 農家向一郎さん(57)が管理する田んぼで、就労訓練の一環として昨年から続ける取り組み。十~六十代の利用者たちは、向さんらの指導を受け、鎌を片手にコシヒカリの稲を刈っていった。刈り取った稲は、天日干しに使う「はざ」と呼ばれる木組みに、二股にして掛けた=写真。

 収穫した一部の米は「金蔵の自然栽培米」と名付け、施設で販売する。

 この日は、地元の東陽中学校の一年生七人も稲刈りを体験。食育活動や地域交流を踏まえた総合学習の一環で、収穫した米は給食に使われる。

2018年9月28日    中日新聞


視覚障害者の人のための「スマートグラス」

2018年09月29日 14時19分10秒 | 障害者の自立

「eSight 3」は、視覚障害者向けに開発されたスマートグラス。

ヘッドセットに高速高解像度カメラが埋め込まれていて、ユーザーはディスプレイに映し出された画像を見ることに。手持ちのコントローラーで、コントラストや焦点を調整することも可能です。これにより、使用する視覚障害者たちの視力を向上させるというもの。

TIME誌に取り上げられた他、レビュー動画でも高評価を得るなどなかなかの評判です。いわゆる“ライフチェンジング”な体験は、一度試す価値アリとのこと。

現在45ヶ国以上で販売中。国内向けの情報は「eSightマイグラス」で検索を。

 2018/09/28    TABI LABO


難病の墨田・小沢さんの著書 聴覚障害者の演劇ユニットが舞台化

2018年09月29日 13時58分33秒 | 障害者の自立

 車いすで歌や講演の活動をして「いまを生きる」大切さを訴えている小沢綾子さん(35)=墨田区=の詩集絵本「10年前の君へ 筋ジストロフィーと生きる」(百年書房)が十月、聴覚障害者の演劇ユニットの手で舞台になる。本の世界観を手話を交えたさまざまなパフォーマンスで表現。小沢さんは「自分の小さな物語が、違う世界に大きく羽ばたいた」と、自身も出演する本番を楽しみにしている。 (井上幸一)

 二十歳で難病の筋ジストロフィーと診断され、「十年後に車いすになる」と医師に告げられた小沢さん。「今日 君は絶望していると思う」で始まる当時の自分に宛てた詩は、「安心して 10年後の君は 君が思っているほどに 悪いものじゃないから」の言葉で終わる。今年三月に出版、次第に身体の自由を失っていった小沢さんが、全てを受け入れて前に進む決意を示した初の著書だ。

 舞台は、聴覚障害者の庄崎隆志さん(56)=横浜市=が主宰する演劇ユニット「風の市(いち)プロデュース」が企画した特別公演の第二幕。ユニットの広報担当者が、小沢さんとNPO法人「ユニバーサルイベント協会」の活動を通じて知り合いだった縁で実現した。

 著書につづられた思いを、弦楽器の演奏、庄崎さんの現代ダンスや、朗読に合わせた人形の動き、手話、スクリーンの字幕といった健常者にも、耳の不自由な人にも伝わる手法で表していく。小沢さんは朗読の後半部分から登場、自身が作詞した曲「希望の虹」などを歌う。

第一幕は、手話コメディー芝居「ゆびのほとけ」。同級生の通夜の席で、耳の聞こえない人たちが再会する場面に、笑いのエッセンスをちりばめた。字幕があり、誰でも楽しめる。

 庄崎さんは、四十年近く演劇活動を続けてきた。杉並区の稽古場で、自身と同じように障害のあるパフォーマーでもある小沢さんについて、「心が伝わってくるので、言葉の壁を感じない」と語った。小沢さんは「耳の聞こえない方に私の思いを届ける橋を架けてくれた」と庄崎さんに感謝している。

 公演は十月二、三日、中野区の野方区民ホール(野方五、西武新宿線野方駅から徒歩三分)で。二日は午後七時から、三日は同一時半、同七時からの昼夜公演。前売り三千円、当日三千八百円。車いす利用者二十人分のスペースもある。問い合わせ、申し込みは、てぃだ企画=メールtiidakikaku@gmail.com=へ。

稽古に臨む小沢さん(左から2番目)と庄崎さん(同3番目)。庄崎さんが手にしているのは、舞台で使う人形

第一幕で演じられるコメディ「ゆびのほとけ」の稽古風景

2018年9月28日    東京新聞