ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「私は障害者を殺します」殺害予告、容疑の函館の女逮捕 江差署

2016年09月16日 03時05分52秒 | 障害者の自立

江差署は14日、知的障害者が働くホテルのホームページ(HP)に障害者の殺害予告を書き込んだとして、偽計業務妨害の疑いで、函館市のパート従業員の女(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は8月4日午後5時40分ごろ、檜山管内乙部町のバリアフリーホテルの宿泊予約者を装い、HPの宿泊予約画面に「私は障害者を殺します」「障害者は生きる権利がない」などとスマートフォンからメールを送り、ホテルの業務を妨害した疑い。

 女は容疑を認めており「(相模原市の)知的障害者施設で殺人事件があったので、メールを送ったら怖がるだろうと思ってやった」と供述しているという。

 ホテルを運営する社会福祉法人によると、ホテルは車いす利用者や高齢者に配慮し、バリアフリーを徹底した宿泊施設。従業員28人のうち20人が知的障害者で、書き込み後、同署とホテルは夜間の警戒を強化するなどの対応を取った。

09/15   北海道新聞


障害者の権利擁護を考える 22日に大分市でフォーラム

2016年09月16日 03時01分47秒 | 障害者の自立

 「県障がいを理由とする差別解消フォーラム」が22日午後1時から、大分市中央町のソレイユである。障害がある人の権利擁護について考えてもらおうと、県が開く。
 フォーラムでは、精神障害者ら住宅の確保が困難な人に住宅をあっせんしている阪井土地開発(岡山県)の阪井ひとみ社長が「地域で暮らそう~地域ネットワークで応援する」と題して講演する。「共生社会の実現について」をテーマにしたパネルディスカッションもあり、障害者を雇用している企業や、障害がある人がそれぞれの立場で意見を交わす。
 参加無料。希望者は20日までに電話もしくは県庁のホームページから申し込む。申し込み、問い合わせは県障害福祉課(TEL097・506・2725)。 ※この記事は、9月14日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。


障害者支援 経験を出版

2016年09月16日 02時50分31秒 | 障害者の自立

 ◇近江学園職員が「段取り八分」

 ◇職業教育や課題取り組みなど

 知的障害児らの入所施設「県立近江学園」(湖南市東寺)の職員、吉田巧(たくみ)さん(41)が職業教育や、就労支援の経験をまとめた「段取り八分」をサンライズ出版(彦根市)から自費出版した。吉田さんは「重要なのは指導する側が地道に、根気よく取り組むこと。障害者支援はもちろん、職業教育に携わる人の参考になれば」と話している。(生田ちひろ)

 吉田さんは2001年から同学園に勤務。これまでに木工科の担当として、ものづくりを通じて子どもたちを指導し、08年からの5年間は主任を務めた。現在は重度障害児の生活支援に関わる。

 「段取り八分」は、今から5年ほど前、部下の育成に悩んでいた友人が、吉田さんの仕事に興味を持ったことがきっかけで出版を思い立ったという。

 主任時代の経験を中心に執筆。タイトルは「仕事は段取りが万全なら8割が終わったも同然」という意味で、木工科で肝要とされる言葉を使用した。内容は、子どもたちの一日の生活や、毎月の個別面談で仕事を振り返る様子、職場実習などについて記している。

 自らの経験から、「社会で働くには、仕事力、社会性、生活力、豊かな心の四つが必要と痛感した」と吉田さん。毎朝、子どもたちの言動を通じて、課題に向き合う姿勢が整っているか観察。「あいさつをしよう」「身だしなみを整えよう」などと具体的に呼び掛けたという。

 また、課題に取り組む際にも、指示通りの方法で集中できているかどうかを確認。表情が曇っていたり、疲れを見せていたりすれば、「原因を丁寧に探ることが大切」としたためた。

 吉田さんは「心が満たされて、初めて健康的な生活を送る意欲や自制心が生まれ、それが社会性を育み、仕事に結実する」と話す。本には、その思いを反映させたという。

 四六判、195ページ。1300円(税抜き)。近江学園で販売しているほか、県内書店で注文を受け付けている。

 ◇近江学園 「障害者福祉の父」といわれる糸賀一雄氏(1914~68年)が戦後間もなく設立。教育として木工や窯業などの製作や造形活動を重視し、知的障害のある、原則18歳以下の男女が入所する。木工科では15~18歳の入所者が糸のこや機械を使って椅子や台、小物を作り、心理、技術両面で、社会で働く態勢を整えられるよう支援する。

2016年09月15日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

モリナガに厚労大臣賞 障害者雇用「優良事業所」

2016年09月16日 02時42分55秒 | 障害者の自立

 佐賀、福岡に11店舗を展開するスーパーモリナガ(佐賀市、堤浩一社長)が、障害者雇用の優良事業所として厚生労働大臣表彰を受けた。知的、精神、身体の障害がある30人が働き、全従業員に占める割合は4・4%と法定の2%を上回る。障害の程度や適性に応じて仕事を振り分け、給料も健常者と変わらず一律にするなど、障害の有無にかかわらず分け隔てなく働ける環境整備に努めている。

 30~40代を中心に障害の軽い人から重度の人までがレジや品出し、調理など幅広い業務を担当している。知的障害のある古賀亮祐さん(20)=佐賀市=は「人が好きで、接客の仕事をしたかった」と、鳥栖市の特別支援学校を経て入社。商品の陳列業務を担当しながら客の問い合わせに笑顔で応え、「毎日が充実している」と話す。

 同社が障害者雇用に積極的に乗り出したのは約10年前。法定雇用率に満たない一方、支援学校などからの要望は強く、「健常者と同じように、働いてお金を稼ぐ当たり前の生活ができる環境を整えようと考えた」と堤社長。当初は障害者の対応に不慣れなため戸惑う社員も多かったが、人件費を別枠で負担するなどして雇用を進めてきた。

 一度の指示で仕事を覚えられなかったり、ごみを捨てる場所を間違えたりする社員に対しては、仕事内容を目につく場所に掲示するなど工夫。そうしたノウハウを各店で共有することで取り組める仕事が増え、昇給した社員もいるという。

 一方、知的障害のある人の中にはとっさの応対ができない人もおり、「愛想が悪い」などと苦情が寄せられることも。総務課の阿部一博係長は「そうした声を恐れ、障害のある社員を接客業務から外してしまえば、成長につながらない」と話す。顧客にも障害への理解を深めてもらいながら、長く働き続けられる環境づくりを模索している。

 県内企業で大臣表彰を受けたのは36社目。小売業では1991年度の佐賀玉屋(佐賀市)に続いて2社目となった。

商品を棚に補充する古賀亮祐さん。スーパーモリナガでは、障害の軽い人から重度の人まで30人が幅広い業務を担当している=佐賀市内

2016年09月15日   佐賀新聞


障害者の自立を目指したカフェが開店

2016年09月16日 02時28分19秒 | 障害者の自立

調理補助や接客担当

■共生の場目指しUD仕様

 伊万里市立花町に障害のある人が自立を目指して働く飲食店「カフェルント」がオープンした。あらゆる人が利用しやすいユニバーサルデザイン(UD)を取り入れ、地域の人が誰でも気軽に集い、くつろげる店づくりを進めていく。

 社会福祉法人たちばな会(小寺大誠理事長)が運営する就労継続支援A型事業所「チョボラ伊万里店」の店舗。障害者就労は定員10人で、隣接する養護老人ホームの清掃管理業務委託と合わせ現在計6人が勤めている。6日にお披露目会を開き、行政関係者ら約50人が開店を祝った。

 ルントはドイツ語で「輪」の意味で、人と人がつながり、共生の場となる店を理想とする。障害者は接客や調理補助に従事し、コミュニケーション能力などのスキルを上げることで、一般企業への就業支援につなげる。接客担当の金武洋美さん(40)は「最初は戸惑いも多かったけど、お客さまとコミュニケーションを取れるようになった。経験を積み、自立に向けて頑張りたい」と張り切る。

 車いすも利用しやすく、コーヒーカップなどにもユニバーサルデザインを採用した。キッズスペースや間仕切りによる個室も備える。おしゃれでくつろげる空間は「誰もがこんな店で働きたいと思えるように」との思いがこめられている。

 ランチメニューは日替わり弁当(700円)など。おすすめはスパゲティーミートソース(680円)とルントオムライス(850円)。スイーツやケーキも楽しめる。開店時間は午前11時~午後6時(日曜定休)。場所は立花小学校前から立花台入口交差点方面へ約500メートル。

         

1.就労継続支援A型事業所としてオープンしたカフェルント。上のメニュー表のデザインは、就労者が特技を生かして描いた=伊万里市立花町

2. オープニングセレモニーでテープカットする関係者=伊万里市立花町のカフェルント

2016年09月15日     佐賀新聞