ゴエモンのつぶやき

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重い障害でも学ぶ機会平等 19歳東大に合格「挑戦で結果変わる」

2016年03月29日 03時33分25秒 | 障害者の自立

 重い障害がありながら、東大が初めて実施した推薦入試に合格し、今春から新生活をスタートさせる19歳の青年がいる。「挑戦すれば、結果は変わる」。進学への強い意欲を支えたのは、学ぶ機会を平等に保障するための社会的な配慮と人々との出会いだった。学校などに合理的配慮を義務付ける障害者差別解消法は4月施行される。

 「将来は国連の難民高等弁務官になりたい」

 千葉県船橋市の慎允翼さんは、力強い言葉で夢を語る。脊髄性筋萎縮症を患い、重度の肢体不自由がある。鉛筆を持って字を書くことは難しく、父親の影響で、3歳のころには自宅でパソコンに触れていた。普段はパソコンでノートを取れるソフトウエアを活用。マウスで画面上のキーボードを操作し、メールを書く。

 共働きの両親に「学校と社会生活では親が介助しない」を原則に育てられた。地元の公立小中学校の普通学級に通学。「養護学校に入学しなかったことで、現実を思い知らされた。でも、その経験が今の自分をつくっている」と振り返る。

 地元の県立高校に進み、県が派遣するヘルパーの支援を受けながら学校生活を送った。高2の夏には、東大先端科学技術研究センター(先端研)が高等教育を目指す障害児に情報通信技術(ICT)を提供するプログラム「DO―IT Japan」に参加。社会を変えたいという仲間と出会い、刺激を受けた。

 東大への挑戦は2度目だ。昨年は一般入試で受験し、大学入試センター試験や2次試験で時間延長や代筆、パソコンの使用などが許可された。今年もセンター試験と推薦入試の小論文で同様の配慮が認められ合格した。

 障害がある子供の中には、ICT機器の活用など適切な支援を受けることで、本来の能力を発揮できる場合がある。東大先端研の近藤武夫准教授は「障害者と健常者が同じ手段で学ぶことが平等ではなく、時には排除につながることもある。合理的配慮とは優遇ではなく、負担にならない範囲で学ぶ機会を平等にするための変更や調整だ」と説明する。

 慎さんは、同じ立場の若者たちに「とにかくチャレンジして。ぶつかっていく中で結果は必ず変わっていくはずだ」と呼び掛ける。だが同時に、法施行が「自ら配慮を求めることが難しい知的障害者らと、配慮によって価値を生み出す障害者が分断され、排除につながる」とも危惧している。

2016/3/28  日本経済新聞


編集局長だより ゲームズメーカー

2016年03月29日 03時26分18秒 | 障害者の自立

■桜マラソンで育んでいこう

 「国民体育大会」と「全国障害者スポーツ大会」が2023(平成35)年、佐賀県で開かれることをご存じだろうか。東京オリンピックの3年後、県内では47年ぶり2度目の本大会実施となる。今月初めには選手強化に官民一体で取り組む「対策本部」が発足、スポーツ関係者や関連団体には周知の事実だが、一般県民、読者の中には「初耳」という人も多いだろう。

 基本理念は「選手、スタッフ、ゲームズメーカー、観客など両大会に関わるすべての人々が、最高のパフォーマンスを発揮し、誰もが自分のスタイルでスポーツを楽しみ共感し合える喜びを、佐賀から発信する大会」と位置付けている。

 理念に沿い選手の発掘・強化、障害者スポーツの普及、環境整備などを進めているが、注目したいのが「ゲームズメーカー」という概念で、12年のロンドンオリンピック・パラリンピックで提唱された。国や関係者だけに運営を任せるのではなく、その地域に暮らす人々が一緒に大会を支える「チーム」であるという考えに基づき、大会を作り上げていこうというものだ。

 コンセプトは「おもてなしの心」で迎えること。といっても難しく考えることはない。会場整理や試合の補助など運営ボランティアだけでなく、競技の応援でももちろんOK。試合に直接関係なく公衆トイレ、バス停、土産店の案内など「聞きたいことがあれば遠慮なくどうぞ」「ちょっとしたことでも相談に乗ります」。地域のことを熟知する住民だからこそできる出迎えを心掛ければいい。

 この「ゲームズメーカー」。実は「さが桜マラソン」で、すでに育まれつつあるように思う。日本最大級のランニング情報ウェブサイト「ランネット」には、フルマラソンに生まれ変わり3度目となった昨年大会(2015年4月5日)について、うれしい書き込みが続いていた。

 広島県のランナーは約7万人が見守る沿道の応援に力をもらい「すごすぎる。感動して40キロすぎに号泣、サングラスしててよかったです」。大会レポートの評価が高いことを知り参加した神奈川県のランナーは「いろんな大会に参加してきたが、今までで一番の大会。さが桜マラソンで佐賀県の好感度も急上昇」と語っている。

 ロンドンではオリンピック・パラリンピックを機にボランティア意識がさらに高まったといわれる。大会後の1年間に7割近くが何らかのボランティアに携わり、市の調査では、その多くが自身のワークスキルを高める上でも重要な機会であると考えていた。

 今年の「さが桜マラソン」は来月3日、約1万人の市民ランナーを迎えて開催。1千人の高校生をはじめ3千人のボランティアが、レースの運営だけでなく給水、沿道整理、会場案内、コース周辺の清掃などさまざまな場面で大会を支える。そして沿道の応援が何よりランナーの力になる。今回も心に残る大会になるよう、みんなで作り上げていきたい。

2016年03月28日  佐賀新聞


乙武さんの不倫騒動でメディアが避けている「障害者射精介助問題」

2016年03月29日 03時18分01秒 | 障害者の自立

最近、乙武さんの不倫騒動が騒ぎ立てられています。

急に、アンチ乙武っていう感じのムードにマスコミがなったのも、選挙関連で乙武さんを陥れたい人がいるのかなとか感じてしまいますね。

それにしても、メディアは「不倫=悪」としか報じませんが、ちょっと乙武さんが障害者だという事を忘れてやいませんか?と私は思いました。

手足が無い乙武さんは、普通の男性と違って自慰行為が出来ないわけです。

なので、不倫という意味合いもありますが、射精介助的な雰囲気もあるんじゃないかなとも感じます。

実際、障害者の射精介助を専門に取り扱っている団体、ホワイトハンドというのも存在するくらいです。

乙武さん、ホワイトハンド、アンチ乙武さんの女性たち100人をスタジオに呼んで議論する様な番組を見てみたいな〜。とか思ったりもしました。

乙武さんの不倫騒動でメディアが避けている「障害者射精介助問題」

また、実は、乙武さんんは、そうとう昔から性に奔放な部分があるのはカミングアウトしていたんですね。

この吉田豪さんのインタビューが面白いです。

乙武君の五股不倫騒動で「そんな人だとは思わなかった!」「ガッカリした!」的な反応が意外と多いことに驚きました。乙武君はそういう人だって、ボクはずっと言い続けてきたのに!

さよなら、みなとみらいスポーツパーク!

2016年03月29日 03時04分30秒 | 障害者の自立

3月27日、横浜みなとみらいスポーツパーク(マリノスタウン)で、障害のある人のサッカー7団体(7つのサッカー)のうち、横浜・神奈川地域のクラブチーム選手と、サッカー関係スタッフが集まり、来場者とともに障害者のサッカーを楽しむイベント「今までありがとう!大感謝祭!」が行われた。心配されていた天気も嘘のように晴れ、素晴らしい1日となった。

7つのサッカーは、アンプティサッカー、ソーシャルフットボール、知的障がいサッカー、脳性麻痺7人制サッカー、ブラインドサッカー、ろう者サッカーで、4月1日から日本サッカー協会に加盟して新たに「障がい者サッカー連盟」として発足する。

トークショーには、日本サッカー名蹴会会長・金田喜稔氏や、元日本代表・北澤剛氏、木村和司氏が迎えられ、エキシビションマッチには、障害の様々な選手が混ざり合うゲームが開催された。障がい者サッカーに携わる競技スタッフが企画運営、横浜市体育協会などの主催で開催された。

企画を担当した眞島哲也氏(電動車椅子サッカー)は、「自然に、障害のあるなしによらず、サッカーを通して気軽に集まることができてとてもよかったと思います。こういう風景があったら、ということが実現できた1日でした!」と、感想を話してくれた。

しかし、残念なことに、横浜みなとみらいスポーツパークは3月いっぱいで営業を終了する。電動車椅子サッカーは公式試合も体育館で行われるため、芝生でのプレーは初めてのことで選手たちはとても喜んでいたのだが、このイベントが最初で最後となった。
「とても良い場所で、市民に親しまれているのですが、10年という運営期間が設定されていて、継続や延長ということにはならなかった。とても残念なことです」と、主催スタッフのひとり横浜市体育協会の辻佑治氏も話していた。

2020年の東京オリンピックでもサッカー競技が行われる横浜。日本中がスポーツで盛り上がろうとするこの時期に、本当に、なんとかすることはできなかったのだろうか?

例えば、障害者のサッカー団体は、どこもとても熱心である。知られていない自分たちのサッカーを知らせるために長年活動し、今、ようやく一つになろうとしている。スペースの計画段階から、地域で、障害のあるなしを問わずに、選手を含むサッカーに関心・愛着のある人々が関わっていたなら、既存のスポーツの角度からだけではなく、バリアフリーの面からも重要性を増していたことだろう。2020を控えた今ならば、多様性のスポーツの実験場としても活用できる先進的な場となれたかもしれないと、強く感じた。

今回の名残惜しさを覚え、障害者のスポーツを入れていくことで、横浜のスポーツそのものがよりよい街への発展に貢献していくことを願う。


記念撮影に並ぶ選手たち

 2016年3月28日   パラフォト


わたげの会、朗読に磨き 別府の「声の市報」届けて40年

2016年03月29日 02時55分02秒 | 障害者の自立

 視覚障害者に「声の市報」を作成している別府市のボランティアグループ「わたげの会」が今年、活動を始めて40年目に入った。開始当初は県内11市の中で初めての取り組みだった。代表の宮光房子さん(84)=同市石垣東=は「声の市報を必要としてくれている方は多くいる。今後も聞きやすい話し方を勉強していきたい」と張り切っている。

 声の市報は、市報を読み上げた声をカセットテープ(90分)とCDなどに録音し、毎月約50人の視覚障害者に郵送している。

 県点字図書館でボランティア活動をしていた宮光さんは1976年、市の担当者から依頼を受け、知り合いと2人でボランティアを開始。3年後、仲間が6人に増えたのを機に、同会を発足した。会の名前には「綿毛のようなたんぽぽの胞子(奉仕)が風に乗って散らばり、いつかどこかで花を咲かせてほしい」という願いを込めた。

 現在メンバーは女性ばかりの14人。月に一度、市役所で文章を読んだり、図や表を説明したりする声を録音している。

 長野恭紘市長は23日、同会の活動に対して、感謝の意を込めた記念品の図書カードを贈った。宮光さんは「利用者に私たちの足りないところをうかがいたい」と話し、双方向の交流を通して朗読に磨きをかけていくつもりだ。

市報を朗読するわたげの会のメンバーら

2016年03月28日  西日本新聞