ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

重度障害者に高校「特別入学枠」新設 3年間募集

2010年09月08日 01時21分20秒 | 障害者の自立
 重度の障害がある人が自宅や施設で授業を受けられる「訪問教育」で、佐賀県教委は来年度から、高等部に「特別入学枠」を新設する。制度がなく、高校教育が受けられなかった2000年度以前の中学卒業生が対象で、1年で9人ずつ、3年間受け入れる。
 

 高等部の訪問教育は、特別支援学校の教諭が担当する。週に3~4日、1日2時間程度で、年間210~280時間行う。生徒は県内の特別支援学校8校のいずれかに所属し、学校行事にも参加する。

 
 先行して08年度に設けた中学部の訪問教育では現在、養護学校通学が義務化される前の世代の人たちが毎年9人ずつ学んでいる。来春は“中学部1期生”が卒業する時期で、生徒や保護者から「引き続き高校で学びたい」という声に応えた。
 

 高等部特別入学枠は、制度未整備で高校進学の機会が失われた人が対象で、県教育政策課によると県内の義務教育免除者は41人、中学卒業者は32人を把握しているという。年齢は20代後半から70代にわたっている。

 出願期間は12月1日~28日。2012年まで3年間募集する。合格者が定員を大きく上回る場合は入学年度を延長して受け入れる。


 県教育政策課は「教育の機会均等や障害者の自立を支援するために制度を設けた。できるだけ多くの人に受験してもらいたい」と話している。

佐賀新聞

きょうだいに障害者がいる人が語る「本音」 岐阜市で勉強会

2010年09月08日 01時18分41秒 | 障害者の自立
 きょうだいに障害者がいる人が本音を語り合う勉強会「きょうだいフォーラム 障がい児のきょうだいについて考える」が5日、岐阜市日光町の市日光コミュニティセンターで開かれた。障害児の子育てに追われる親に甘えられなかったことや、障害者への偏見でいじめに遭っても親に言えなかったことなど、なかなか言えなかった心の内を語り合った。

 障害児・者の自立と共生をサポートする市民団体「ひまわり」(宮川光子代表)が主催。会員を中心に、障害者の保護者や障害者福祉に取り組むボランティアら約100人が参加した。

 愛知県在住の男女3人が登壇。知的障害がある娘の母親で「障がいのある子どもの父母のネットワーク愛知」の代表を務める田中弘美さん(49)=岐阜市出身=がコーディネーターを務めた。

 知的障害を持つ姉(42)がいる既婚男性(37)は「親に甘えたくても、実際甘えられなかった」と振り返り「言葉は何もいらないから、ただ一緒にいて、抱きしめてあげる時間を意識的につくってあげて」と提言。

 ダウン症の弟がいる独身女性(31)は「親子で大げんかするなどぶつかることも大事。けんかすることで大事にされていると感じる」と吐露。さらに「同じ境遇の人と話すことも大切。悩みを共感できる相談仲間がいると、心強くなれる」と話していた。

岐阜新聞

被告の暴行否定 取り押さえ死審判

2010年09月08日 01時16分17秒 | 障害者の自立
 佐賀市の路上で2007年9月、知的障害者の安永健太さん(当時25)が警察官らに取り押さえられた直後に死亡した問題で、安永さんを殴ってけがをさせたとして、特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われている県警の巡査長、松雪大地被告(30)に対する審判の第2回公判が6日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)であった。松雪被告とともに安永さんを取り押さえた警察官と、現場をバイクで通りかかった元警察官の男性が証人として法廷に立ち、いずれも松雪被告の暴行を否定した。


 証人尋問で、松雪被告と一緒に現場にいた警察官は、弁護側から松雪被告の暴行の有無を問われ、「相手を抑えることで精いっぱいの状態だった。殴ったとは思いません」と答えた。もう一人の証人である元警察官の男性は、バイクで赤信号を停車中、安永さんの自転車に追突され、その後、取り押さえ現場を目撃した。「見た人の位置や距離によっては、あたかも殴っているような錯覚はあり得る。だが、(現場の警察官は)殴っていない」と述べた。


 一方で、2人は取り押さえ現場を離れたり、目を離したりする空白の時間があったことも法廷で証言した。検察官役の弁護士は、「証人がすべてを目撃しているわけではなく、暴行を否定する根拠がない。見ていない時間の裏付けが必要だ」と話した。次回公判は、8日に開廷予定。

朝日新聞

取り押さえ死第2回公判 同僚ら「殴っていない」

2010年09月08日 01時13分42秒 | 障害者の自立
 佐賀市で2007年、知的障害者の安永健太さん=当時(25)=が警察官に取り押さえられた直後に死亡した事件で、付審判請求により特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた佐賀県警の巡査長松雪大地被告(30)の第2回公判が6日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で開かれた。松雪被告と一緒にいた上司の巡査部長(54)と、間近で一部始終を見ていた元警察官の男性(73)が「(被告は)殴っていない」と証言した。

 

 巡査部長は、殴ったのを見たという目撃証言について「抵抗する健太さんの腕をつかもうとした行為が殴ったように見えたのでないか」とし、見間違いであると主張。取り押さえの最中、松雪被告の動きで不明な部分がある点については「記憶にないが、殴ってはいないのは確か。押さえることで精いっぱいの状態だった」とした。

 

 被告側証人で、事件直前に安永さんの自転車に追突され、間近で見ていた元警察官の男性は、安永さんの負傷について「追突後、路上に投げ出された時や警察官とつかみ合いになった時などいろんな場面で可能性がある」と証言。「わたしは元警察官だが(被告を)かばって証言していない」と述べた。

佐賀新聞

「警官の殴打なかった」取り押さえ死審判で目撃者証言

2010年09月08日 01時11分29秒 | 障害者の自立
 佐賀市の路上で知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官に取り押さえられた直後に死亡した問題で、特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われた県警の松雪大地巡査長(30)に対する審判の第2回公判が6日、佐賀地裁(若宮利信裁判長)で開かれた。

 松雪被告と一緒に安永さんを取り押さえた警察官(54)と、現場に居合わせた元警察官の男性(73)が証人で出廷した。2人とも「松雪被告の殴打はなかった」と証言した。

 男性は2007年9月、バイクを運転し、赤信号停車中、自転車の安永さんに追突された。その直後、松雪被告ら数人の警察官が安永さんを取り押さえる様子を約1メートルの距離で見ていたとされる。

 男性は、「安永さんは腕を前後左右に振り回し、足をばたつかせて暴れていた。押さえつけていないと立ち上がって警察官に攻撃を加えるか、その場から逃げるとしか考えられなかった」とした上で、「(松雪被告が)殴るということは全然ない。(別の目撃者が)取り押さえ行為を殴ったように錯覚したのはあり得る」と述べた。

 初公判に引き続き、松雪被告とパトカーに同乗し、現場で取り押さえた同僚の警察官も証言。「(松雪被告が)殴ったことは全くない。(安永さんの腕を)上からつかむ行為を殴ったように見えたのかと思う。(私と松雪被告は)押さえることで精いっぱいだった」と暴行を否定した。次回公判は8日に開かれる。

(2010年9月7日 読売新聞)