ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

報告書 14

2008年12月28日 01時04分06秒 | 障害者の自立
(2)相談支援や家族支援の充実

ア ライフステージを通じた相談支援の方策

(市町村を基本とした相談支援体制の構築)

○ 障害児には、ライフステージに応じて、保健・医療・福祉・教育・就労など様々な関係者が支援を行うことが必要であり、このため、市町村を基本として、それを障害児の専門機関や都道府県が支える重層的な相談支援体制を、地域の実情に応じて構築していくべきである。

○ また、障害児の親子にとって身近な敷居の低い場で相談支援が行われることが必要であり、障害児の専門機関が保健センターなど親子の身近なところに出向いていったり、障害児の専門機関を気軽に行きやすい場とするため名称を改めたり(例:子ども発達支援センター)する等の工夫が必要である。

(関係機関の連携強化)

○ さらに、地域自立支援協議会の活用等により関係機関の連携システムを構築し、特に学齢期への移行時、進学時、卒業時などにおいて、支援の切れ目が生じないよう連携強化を図っていくべきである。

(個別の支援計画の作成・活用)

○ あわせて、ケアマネジメントの観点から、サービス利用計画作成費を活用するなどし、各支援者がどのような役割分担の下でそれぞれ支援していくのかを盛り込んだ「個別の支援計画」づくりや関係者による支援会議の開催を進めていくべきである。その際、例えば、関係者による支援会議を他の分野の会議と合同で開催するなど、教育や就労等の分野と連携して取り組んでいくことが必要である。

イ 家族支援の方策

(家族に対する養育方法の支援)

○ 障害児の家族が、障害の発見時に適切に対応していくことや、その後の養育の能力を高めていくことを支援するため、①ショックや不安を抱えている保護者に対する専門家による心理的なケアやカウンセリング、②専門機関による家庭における養育方法の支援、③保護者同士の交流や障害児のきょうだいに対する支援の促進など、家族を含めたトータルな支援を図っていくべきである。

(レスパイトの支援等)

○ また、子どもから一時も目が離せない等の状況にある保護者の精神的・肉体的な負担感を軽減し、ぎりぎりまで頑張って在宅で育てられなくなるということを防ぐため、ショートステイの充実等、レスパイト(一時的休息)の支援を図るべきある。

○ あわせて、障害児がサービスを利用した場合の利用料の軽減措置を更に継続するなど、家族の負担能力を踏まえた配慮を行うべきである。

(3)施設機能の見直し等による支援の充実

ア 入所施設の在り方

(入所施設の一元化)

○ 障害児の入所施設について、障害種別等により7類型となっているが、障害の重複化等を踏まえ、複数の障害に対応できるよう一元化を図っていくべきである。
その際、医療型の施設と福祉型の施設に分けて考えていくとともに、他の障害を受け入れられるようにしつつ、主に対象とする障害の種別を示せるようにするなど、それぞれの施設の専門性を維持していくことが可能となるよう配慮が必要である。また、例えば重症心身障害児について手厚い人員配置が可能となるようにするなど、基準等について検討していくことが必要である。

(在園期間の延長措置の取扱い)

○ 児童福祉法において、障害児の入所施設に満18歳以降も在園できるとされている取扱いについて、機能的には子どもから大人にわたる支援の継続性を確保しつつ、制度的には、満18歳以上の入所者は、他の障害者と同様に、障害者施策で対応していくよう見直していくべきである。

○ その際には、支援の継続性を確保するための措置や、現在入所している者が退所させられることがないようにする措置など、十分な配慮が必要である。
特に、重症心身障害児・者については、重症心身障害児・者の特性に応じた支援や、児者一貫した支援の継続性が保たれるよう十分な配慮が必要である。

○ また、在宅で暮らす重症心身障害児・者の支援についても充実を図っていくべきである。

(障害児の入所施設・住まいの在り方)

○ 障害児の入所施設について、入所者の多様化等の状況を踏まえ、心理的ケアが行える専門的なスタッフの充実や、小規模な単位での支援ができるような施設の在り方、障害児の将来の自立を見据えた住まいの在り方について、検討していくべきである。

○ 障害児の入所施設について、地域との関わりを深めていくとともに、地域の実情に応じて、地域への支援や短期入所の実施など地域の中の専門機関としての役割を強化していくべきである。
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非行から見えてくるもの:1

2008年12月28日 00時59分58秒 | 障害者の自立
脳機能の障害から「反省」の難しい子がいる。私たちの理解が必要です。

    *

 6.3%の子どもに発達障害の可能性。支援なく親も苦しんできました。

 京都ノートルダム女子大の藤川洋子教授(57)は家庭裁判所の調査官時代、自分の犯したことについて「反省しない」のではなく、脳機能の障害のため「反省することが難しい」子どもたちの存在に気づきました。その子たちが社会に適応するよう支援するためには、発達障害に対する私たちの理解が何より必要だと説きます。

 世間では、子どもの犯罪が凶悪化、低年齢化していると受け止められているようですが、誤解です。

 犯罪白書によると、20歳未満の殺人(未遂を含む)の検挙人数は40年前までの300~400人から昨年は65人に激減。校内暴力もピークの83年の2125件から1124件に半減しています。

 現場の感覚から言うと、非行の中身も変わりました。

 かつては金属バットとかヌンチャクとか、殺傷能力のある凶器を使った集団犯罪だったのが、最近の殺傷事件では単独犯が目立つ。子どもたちが群れなくなったのです。

    *

 データ上、少年非行は落ち着きを見せているのに、世間は「最近の子どもは何を考えているのかわからない」という考えに支配されている。

 なぜでしょうか。

 90年代以降、暴力団対策法施行や道路交通法改正で、暴走族などアウトローを自認する「ワル」が目に見えていなくなりました。彼らの減少が、一見、犯罪とは結びつかない「ふつう」の子どもたちによる突発事件を際立たせた。私にはそう思えてなりません。

 そうした「いきなり型」の犯罪が関心を集める中で、従来の解釈では説明のつかない非行について、新たな要因が浮かび上がってきました。

 私は非行の要因を(1)家庭崩壊や被差別体験に伴う社会的要因(2)家庭での虐待、学校でのいじめによる心理的要因(3)脳機能の障害による生物的要因に分類しています。

 「ワル」が非行の主役だったころは、要因を(1)(2)で説明してきたのですが、それだけではなぜ非行に走るのか説明の難しい事例が一部にありました。それが(3)、すなわち発達障害=キーワード〈1〉=が関係していることを念頭に置くと、「そうだったのか」と合点がいったのです。

 「これをしたら嫌がられるかもしれない」などと、他人の視点を想定した恥ずかしさや恐れを認識できず、思い立ったら強いこだわりを示し、軌道修正がききづらい。そうした特徴を示す発達障害は、脳のある領域の異常のために起きる障害であると、国内外の多くの研究により検証されています。障害ゆえに社会に適応しにくく、不登校や引きこもりの子どもの中にも、発達障害の子が相当いると言われています。

 しかし、それが司法や教育界でようやく認知されるようになったのは、90年代の後半からでした。支援の制度の谷間にあった彼らを救おうと発達障害者支援法=キーワード〈2〉=が施行されたのは05年です。

    *

 02年の文部科学省の調査では、小中学校の通常学級の子どもの6・3%が発達障害の可能性があるとされています。相当な割合でいると思われる人たちが、これまで「空気が読めない」「落ち着きがない」といったネガティブな評価のみを下され、支援の手を差し伸べられなかったのです。批判は子育てに悩む親にも向けられ、苦しめてきたのです。

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各務原の知的障害者施設転倒事故:再発防止などで両親と和解 /岐阜

2008年12月28日 00時59分14秒 | 障害者の自立
◇転倒後死亡
 社会福祉法人「かかみ野の会」が運営する知的障害者入所施設「福祉の里さわらび苑」(各務原市須衛稲田)で転倒した入所者が死亡した事故をめぐる調停が行われていた岐阜簡裁で、施設側が再発防止策などを約束し、慰謝料1651万円を支払うことで、両親と法人との間の和解が26日までに成立した。両親は「障害者の人権を守るために、施設に改善策を求めた」と話している。

 両親の代理人によると、発達障害や知的障害が進行するコケイン症候群で入所していた関市豊岡町の鵜飼由惟さん(当時23歳)が06年9月8日、施設内のトイレで転倒。全身がけいれんするなどの症状を訴えて病院に搬送されたが、06年12月に硬膜下血腫と診断され、07年2月に死亡した。

 両親の代理人によると、施設側が「職員と一緒に移動する」との契約に反し、付き添いなしでトイレに行かせたことや、転倒直後に適切な医療処置をとらなかったことを認めたという
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音声信号機:反射シートで視覚障害者感知 全盲の新井先生が要望--長瀞中前 /埼玉

2008年12月28日 00時54分26秒 | 障害者の自立
 全盲の新井淑則(よしのり)先生(47)が勤務する長瀞町立長瀞中学の前に設置されている歩行者専用の信号機が、視覚障害者を感知すると音声案内する自動感知式音声信号機に変わった。

 導入されたのは、歩行者等支援情報通信システム(PICS)。視覚障害者が身に着けた反射シートをセンサーが感知すると自動的に信号が青に変わり、「信号が赤に変わります。横断をやめてください」などと音声を流す。県警交通規制課などが新井先生の要望に応えた。

 白杖に反射シールをはるのが一般的だが、新井先生は盲導犬マーリンのハーネス(胴輪)に貼付。試しに歩いた後、「より安全に渡れますね」と話していた。同様のシステムは県庁前の交差点など県内13カ所で運用されており、県警は今後も整備を進めていくという
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『障害者の特性に配慮を』 勝木容疑者再逮捕 専門家、あらためて警鐘

2008年12月28日 00時52分04秒 | 障害者の自立
 東金市の保育園児成田幸満(ゆきまろ)ちゃん=当時(5つ)=殺害事件で、自宅で幸満ちゃんを風呂に沈めて殺害したとして二十六日に再逮捕された勝木諒(りょう)容疑者(21)。殺害行為や殺意を認めたとされる一方、動機などの面で、理解し難い供述内容もあり、捜査本部も慎重に調べを進めている。専門家は「知的障害者の特性に配慮すべきだ」と警鐘を鳴らす。

 東金署捜査本部で会見した藤崎雄一捜査一課長は「殺すつもりで水につけた」と勝木容疑者が供述していることを明らかにし、「殺人がどういうことか本人は理解している。確定的な殺意だ」と述べた。

 ただ、殺害の動機は「(幸満ちゃんに)何度も帰りなさいと言ったのに帰らなかった」ことに腹を立てた、とあいまいな説明をしているという。藤崎課長は「現場の状況と被疑者の供述は矛盾がない」と述べる一方、「動機として不自然だと思う」と認める。

 供述により具体的部分に違いがあることについて、千葉大大学院専門法務研究科の後藤弘子教授(刑事法)は「勝木容疑者自身が動機を理解していないかもしれないし、言語化能力が低ければ当然他人に伝えられない。問い詰めてもどんどん(事実から)乖離(かいり)するばかりだと思う」と懸念する。

 また後藤教授は、知的障害者は信頼感を抱いた相手に迎合的になる傾向があると指摘。取り調べの過程をビデオ録画し、誘導的な部分がなかったことを証明するなどの配慮が必要とし、「物証がなければ取り調べはより慎重に進めるべきだ」と強調した。

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