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浜崎英一ブログ「聖書との対話」

わたしは今も、70年近く読んできた聖書を心の支え、人生の指針として親しみ、感動を覚えている。

「いや、あなただ」

2024年11月15日 05時30分49秒 | マタイ福音書より

イエスの12弟子のひとりでもあったユダ、
その人がなぜイエスを裏切るようなことを
してしまったのか。
この理由を簡単には言い切れないことが
分かってきました。

ヨハネ福音書に限ってと思っていたのですが、
やはりユダについての話は
マタイに一番詳しく書かれていますので、
マタイから見ていきます。

いわゆる最後の晩餐の時に、
イエスは突然、
弟子たちの中に自分を裏切る者がいる
ということを話題にされました。
すると、弟子たちは非常に心配して、
つぎつぎに
「主よ、まさか、わたしではないでしょう」
と言い出したのです。
これは「わたしではないですね」と
イエスに質問している言葉です。

変な言い方だと思いませんか。
なぜ、ハッキリ「主よ、わたしではありません」
と言わなかったのでしょうか。

その時、ユダも他の弟子たちと同じように、
イエスに向かって
「まさか、わたしではないでしょう」
と言ったのです。
よくこんなことが言えたものです。

ご存じですね。
実は、この少し前に、
ユダは宗教指導者である祭司長たちのところへ
行っています。
そして、イエスを引き渡す交渉をし、
そのことでお金をもらっていたのです。

そんなことは誰も知られていないと思ったのか、
他の弟子たちと同じように
「まさか、わたしではないでしょう」言ったのです。

それに対して、
イエスはユダに何と言われましたか。
「いや、あなただ」と言われました。
その後、
「お前は、なぜ、そんなことをするのか」
とは言われませんでした。

イエスはそれ以上のことは言われず、
食事が進められていきました。
何とも不思議な光景ですね。
では、聖書の本文を確認しましょう。

マタイ26:14-16
 26:14 時に、十二弟子のひとりイスカリオテのユダ
という者が、祭司長たちのところに行って
 26:15 言った、
「彼をあなたがたに引き渡せば、
いくらくださいますか」。
すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。
 26:16 その時から、
ユダはイエスを引きわたそうと、
機会をねらっていた。

マタイ26:20-25
26:20 夕方になって、
イエスは十二弟子と一緒に食事の席につかれた。
 26:21 そして、一同が食事をしているとき言われた、「特にあなたがたに言っておくが、
あなたがたのうちのひとりが、
わたしを裏切ろうとしている」。
 26:22 弟子たちは非常に心配して、
つぎつぎに「主よ、まさか、わたしではないでしょう」と言い出した。
 26:23 イエスは答えて言われた、
「わたしと一緒に同じ鉢に手を入れている者が、
わたしを裏切ろうとしている。
 26:24 たしかに人の子は、
自分について書いてあるとおりに去って行く。
しかし、人の子を裏切るその人は、
わざわいである。
その人は生れなかった方が、
彼のためによかったであろう」。
 26:25 イエスを裏切ったユダが答えて言った、
「先生、まさか、わたしではないでしょう」。
イエスは言われた、「いや、あなただ」。(口語訳)

ここから、イエスとはどういう方だと思いますか。
次回は、
更にユダがとった不思議な行動を見ていきたい
と思います。
コメント
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