アビザル

Ｓ友人の贈り物である。
宮本武蔵像
唐突にして俺の言う勝ち負けとは経て来た日常の積み重ねをライバル達に投影し鑑みる感じ。
楽曲のクオリティーやパフォーマンスの真剣さは日常を顕すからね。
ライブの出来不出来は自分の日常を顧みればそれまでの事で日々の積み重ねのソレ以上でも以下でもない当然さはごまかしてはいけない。
ままならず積んで重ならない時がある。
それはそれはもどかしいわね。煮詰まったなんて言うとそれほどのモノかよって自虐モードに展望はない。
「貴様は強くなり俺は弱くなった、、剣にすら愛されないのか」なんて祇園藤次に半涙な気分?
そんな感じももう飽きたなと思ってた昨晩、ふらぁっとＳ友人がやってきて今月入籍予定である我々にプレゼントを戴いたのは宮本武蔵。
陶製であり結構な重量感。
バガボンドで語られる所の殺し合いの螺旋。音楽に身を置いて満足する結果なんて永遠に有り得ないだろう納得と探求の繰り返しは螺旋状態にどこまでも深く。
天下無双に意味はない、ただの言葉だって柳生石舟斎も言ってたよ。
ギターを持ってるから弾こうと思う。
カンバスに色を塗ろうと思う。
武蔵像は少し俺を先に進めた気がする。