美術館で

中之島の国際美術館へ行った。昔はよく行ったのになぜか最近遠ざかっていて、久しぶりの絵画鑑賞。

小学校4年の時、図画の時間に級友と向かい合ってお互いの顔や姿を描いた。授業参観日だったので、沢山の父兄が私の絵を見て「上手ねぇ」と褒めてくれ、子供心にもなかなかの出来栄えだと思っていたので、その賞賛がとても記憶に残り、それが原体験になったのか「人物像を書いてみたい願望」がかなり強い。

モディリアーニの描く沢山の肖像画を見てそれを思い出した。

あの色使い、タッチ、そして独特の瞳、彼は感じるままにその人物を画いたんだろうか、私が子供の時に級友を画いたように。大人になった私にはもうあのときのような絵は画けない、きっと。でもいつか書いてみたいな、心を解き放って趣くままに。