診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

今更ですが、あけましておめでとうございます。

2015年01月14日 | 診療
しばらく書いてないなあと思ってはいたのですが、
もう1ヶ月とは、早いものです。

浦島太郎のお話。
子供の時は、「玉手箱をあけたら、一瞬でおじいさんになるなんて、恐いなあ。」と
思っていたのですが、
今は、
「ホント、ホント、人の一生なんてあっという間だわ。
これはこれで、結構深いお話しなんだねえ。」と
妙に感心しています。

さて、お正月は我が診療所にインフルエンザの患者さんが押し寄せてくるのではと、
心と薬の準備をして待っていたのですが、
拍子抜けで、数名の患者さんがみえただけでした。

その代わりというか、なんというか、
休日夜間診療所の当番のドクターが来なくて連絡も取れず困っているという
電話があり、
こちらは、ビールなど飲んでいたので、こりゃまいったと思いつつ、
カミさんにそこまで送ってもらって代診をしてきました。
そしたら、来るは来るは、インフルエンザの患者さん。

うちの方に来ないと思ったら、ここに来てたんですね。

お正月で医療機関はどこもやっていないのと、インフルエンザの流行で、
大混雑でした。

救急医療の疲弊と崩壊の危機を身をもって体験した次第です。

後から考えると、
開業医も休みや時間外でも、診られる時は診るという姿勢をみせないと、
救急医療の崩壊は止められないんじゃないかと
そんなこと考えてみました。


去年の日記をたまたま見たら、正月14日「今シーズン二人目のインフルエンザ患者発生。」
今年は流行がとっても早いようです。