一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

Life In The Fast Lane

2009-09-24 | よしなしごと

高見石への往復の高速道路は、行きは一部交通集中でスピードが遅くなるものの完全に止まるということはなく、帰りも2,3kmの渋滞が2箇所程度(+毎度の関越練馬出口の渋滞)でした。

そこでなんとなく実感したのが

追い越し車線の流れが80km/h以下なら一番左の走行車線の方が流れる。
追い越し車線の流れが100km/h以上なら追い越し車線の方が早い。

ということ。

合流する車が非常に多いインターチェンジやジャンクションがあれば別ですが、帰りはこの法則で運転したらけっこうスムーズに進みました。
(こんど試してみてください。)

追い越し車線は「前へ前へと」車間距離をつめる人が多いせいかけっこうつまってしまう一方で、一番左の走行車線は、車間距離を開けながら一定速度での走行をしているトラックなどが多いためかもしれません。

『渋滞学』以来「渋滞の権威」としてひっぱりだこの西成活裕東京大学教授によれば、車間距離をつめすぎると速度低下の場合のゆとりが少なくなって速度低下が増幅され、最後は停止してしまうそうです。
NHK「ワンダー・ワンダー」でも西成教授も出て渋滞について取り上げていたようです。
(私は予告編しか見ていなかったのですが、何か新しい発見があったのでしょうか。)



ところで皆が追い越し車線を走れば当然渋滞するわけで、「追い越し車線だから早く着く」というのは、ちょっと考えてみればおかしいということはすぐに分かります。
それでも不思議と交通量が増えると追い越し車線から増えていくように思います。

ただ、早く着くための工夫をしないでとりあえず追い越し車線に乗っておけばどうにかなるだろうというのは、ありがちな発想ではあります。

たとえば「お受験」。
皆がお受験に走ると競争率があがって、「滑り止め」の学校も偏差値が高くなり、いつのまにか難関高になってしまいます。
(特に私立高校については、僕の高校の頃の学校のイメージで話すと相当失礼なことになるようです(冷汗))

ほかにもブームがそれに乗る人の首を絞めている典型例は大企業への就職というのもあります。
人気があるほど、入ってから出世競争のレベルは高いしそれに取り残されてリストラにあう可能性も高くなるわけで、入社すれば安泰というわけにはいきません。
先日話題になった司法試験合格率の低下も、法科大学院設立に走った大学や受験した学生に「このレーンを走ればうまいこと行く」という思いがあったのかもしれません。


「皆が走れば追い越し車線ではなくなる」というのは、人生にへのちょっとした教訓にもなるかもしれません。
それぞれの性能や目的、他への影響などを考えて走行レーンを選ぶのが大切だし目的地に着くのはそんなに変わらないんですから。

そして、事故や故障車は迅速に救助され、路肩走行など違反の取締りを徹底することは、世の中においても重要です。


車の中でEaglesのアルバムHotel Californiaの中のこの曲を聞きながら、そんなことを考えてました。


Eagles - Life In The Fast Lane


参考までに歌詞はこちら

He was a hard headed man.
He was brutally handsome, and she was terminally pretty.
She held him up, and he held her for ransom in the heart of the cold, cold city.
He had a nasty reputation as a cruel dude.
They said he was ruthless; they said he was crude.
They had one thing in common; they were good in bed.
She'd say, "Faster, faster. The lights are turnin' red."

Life in the fast lane surely make you lose your mind.
Life in the fast lane, mmmm.

Are you with me so far?

Eager for action and hot for the game, the coming attraction, the drop of a name.
They knew all the right people; they took all the right pills.
They threw outrageous parties; they paid heavily bills.
There were lines on the mirror, lines on her face.
She pretended not to notice; she was caught up in the race.
Out every evening until it was light, he was too tired to make it; she was too tired to fight about it.

Life in the fast lane; everything all the time.
Life in the fast lane, uh huh.

Blowin' and burnin', blinded by thirst, they didn't see the stop sign; took a turn for the worst.
She said, "Listen, baby.You can hear the engine ring. We've been up and down this highway; haven't seen a god-dam thing."
He said, "Call the doctor. I think I'm gonna crash. The doctor says he's coming; but you gotta pay him cast."
They went rushin' down that freeway; messed around and got lost.
They didn't know they were just dying to get off.

And it was life in the fast lane, life in the fast lane.

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