Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

その滞空時間まさにヘリコプター(19節札幌戦)

2019-07-14 01:06:08 | マッチレポート19'
ちょっくら近所までT1リーグ(東京都U−18 1部リーグ)を観に行ってたので、先ほど2時間遅れでDAZN視聴完了。残り15試合で16位と勝ち点15差。今季初の逆転勝利という今日の内容も含めてもう大丈夫かなと思う。昇格初年度にまさかダブル食らわすことが出来るなんてね。


今日は事前のスカウティングの中であまりスペースのない試合になるという読みだったのかな。だとすると、藤本のサブも、コテのシャドー起用も、ワイドの左右入替も、攻撃時の4バック形態も全部しっくりくる。序盤は札幌のハイプレスがやや優勢で窮屈な印象は否めなかったけど、しっかり我慢出来てる。狙い通りに外し続けられてるわけではないけど、ピッチ上の全員が狙いを持って我慢強く出来てるから徐々に攻撃が形になってくる。ただ流れが傾きかけたところでの失点だったから今日は難しくなりそうだなというのは感じた。失点のきっかけになったのは星のパスミスなんだけど、先週の試合でも連発していた類いのミスだったからちょっと気になる。真ん中のレーンから大外のレーンに展開する中距離のパスが弱くてその間にいる相手選手にカットされるっていう類いのミスだけど、チャンスに転じる局面でのミスだから「うわー、今日も出たかー」と思ってたところにそのまま失点してしまったので、嫌な予感は2割増しだった。先週も今週もピッチ状態が良くなかったとは思うけど、個人の意識とほんの少しの技術でどうにでもなるミスだからちゃんとしてほしい。


藤本の今季初のサブスタートの本当の狙いは今後出てくるだろうからそれを待つけども、代わりに1トップとして送り出された阿道はその期待にあっさりと、それでいて最大級のインパクトで応えてみせた。特に同点ゴールは衝撃だった。アシストとなった三竿のクロスは言ってしまえばスピードもコースも普通のクロスだった。しかしそれをやや早めのタイミングで飛ぶと最高到達地点で阿道の時間は止まった。スタジアムの中で阿道の時間だけが止まっていた。かつてチリ代表・サモラノの滞空時間の長いヘディングが「ヘリコプター」と呼ばれていたけど、今日の阿道のヘッダーもまさに「ヘリコプター」だった。垂直に飛ぶヘッダーは、後ろから飛び込んでくるのと比較してシュートに勢いをつけにくいわけだけど、その強靭な背筋と首の振りでファーに流すと見事に決まった。毎年シーズン終わりにシーズンのベストゴールを選出しているけど、「個人編」はもうこれ以上のゴールは出てこないんじゃないかな。それくらいにインパクト絶大の、そして試合の流れの中でも価値ある同点ゴールだった。逆転ゴールはどちらかと言うと小塚のボール奪取の方をほめてあげたいけど、それでも鋭く振り抜いたシュートは見事だった。娘が産まれた直後というゲームでこの活躍。ファンタスティックと言うほかない。


智輝のお休みも2週目に突入。今日は攻撃時に明確に4バックになったので、島川の高い位置でのクロスとか、大外強襲のダイビングヘッダーとかなかなか貴重なシーンが見られた。どちらも惜しかったし、日々島川が片野坂さんのサッカーに馴染んでいってる、馴染もうと努力していることが分かる。それでも後半のチャンスシーンでワロスったところは島川らしかった。そんな中でプロデビューからわずか半年足らず、もちろん片野坂さんのサッカーにも半年足らずの長谷川の存在感は際立つ。ポジショニングの修正は前田にお任せで自分はパス出しに集中出来ているからというのはあると思うけど、そのパス出しのセンスは今のトリニータの中でずば抜けている。引っかかって裏返えされるとマズいからそこ通すのは恐いなみたいなわずかなパスコースでもバンバン通してくるし、迷いもない。最終ラインから斜め前で受けて、ターンして下りてきたシャドーにすぐに斜めのパス。「パン、パン」と本当にあっさりと攻撃にスイッチを入れるのが気持ちいい。サッカーには期待感しかないから、早く伊佐に認められる一発ギャグ決めたってや!


ということで会心の逆転勝利でJ1でうちだけが1週間のお休みに突入。みんなオフをもらうんだろうから、ケガしてる人はケガを治して、子どもが産まれた人は家族との時間を大事に、出場機会がない人はより一層のアピールを、それぞれが頑張りましょう。今日の勝利でこのチームの試合を観られるのもあと何回というカウントダウンに入ったような感覚。充実のシーズンは過ぎていくのが早い、そして楽しい。
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