goo blog サービス終了のお知らせ 

Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

サブメンバーよ、奮起せよ(15節富山戦)

2025-05-12 01:14:22 | マッチレポート25'

9年ぶりの富山遠征。改めて富山は本当に良い街ですな。景色が美しくて、魚がうまい。これで勝ち点3くれたら言うことなしだったんだけど、それはまた別の話ということで。冠雪を残す立山連峰。こんなに美しい山々を見ながらサッカー観戦出来る街なんてなかなかない。





勝てた試合だったと思う。勝ちたかった。ただこの勝ち点1を比較的ポジティブに受け入れられるのは今のチームが試合中にちゃんと修正出来ることなんだよ。レベルが低いと言われてしまえばそれまでなんだけど、前監督によってそのレベルを極限まで下げさせられたチームがよくここまで甦ってきたと思うよ。最後に2点目をこじ開けられなかったのは次への課題としてアウェイで勝ち点1はそんなに悪い結果ではない。我慢強くいまくらいの位置で付いていこう。



今日はアウェイ側でもやってくれるのは珍しいベンチサイドシートのチケットを取ってみた。何となく面白そうだなと思ったんだけど、正直に言って見づらいし写真も動画もダメだし、まあ1回試してみればいいかなという感じ。それでも後半に鬼気迫る榊原彗悟の運動量を目の前で見られただけで価値はあったかなと思う。同点ゴールの直前もただボールホルダーに詰めるだけでなく、相手が背を向けた瞬間にボールをつつきに行く準備が出来ていていついかなる時もボールを奪おうとしている姿勢が素晴らしい。もう何度言ったか分からないけど、この選手が獲得出来て本当に良かった。



一方でこの結果に終ってしまった最大の要因はやはりサブメンバーの質なんだろうと思う。伊佐の役割を鮎川に期待するのは無理だと思っていて終盤も同じようにやりたいんだったら別の選手を入れた方がいいと思っている。クロスの質に目をつぶれば(つぶっちゃダメなんだろうけど)今日途中投入された選手の中で一番何とかしてやろうという気概は見えた薩川。一番不満なのは小酒井とその他ボランチの選手たち。この質の小酒井がボランチの交代一番手はヤバいと思うし、その序列を変えられない他の選手たちにも不満。運動量少ない、シュートは枠を捉えない、プレースキックの質は低い、ロスト多い。どこに期待すればいいのか。今日に関してはどう考えても交代せずに天笠を残しておいた方が良かったよ。レギュラー以外のメンバーには手のひらをひっくり返させてほしい。このチームがレベルアップするにはまずそこだし、それが出来る選手はいるはずだよ。そんな状況で期待したい中川の復帰。開幕から3ヶ月。やっとメンバー入り。今日はまだ慣らし運転だったと思うけど、中川がハマった時のスーパーリンクマンの働きは他の選手が出来る仕事じゃないから期待したい。



後半にほんの目の前2メートルくらいのところからロングスローの準備をする吉田真那斗の背中にマジで神頼みした。真那斗の跳躍力は感嘆ものだけど、真那斗が上空に舞い上がる度にヒヤッとする体質になってしまった。ちゃんと着地出来るかな、変な落下しないかなとか。目の前を真那斗が駆け上がっていく時の高揚感は何物にも代えがたいと思ったベンチサイドシートの感想。


あと今日はシンプルに水をまきすぎ。試合前までは日差しが強かったからそういう判断になったと思うけど、キックオフと同時にお日様がお隠れになられたため芝はほとんど乾かずにホームアウェイ問わず滑る選手が続出。大分側に限って言えば宇津元が滑ることがなければ勝ってたんじゃないかと思うくらいよく滑ってた。ただ単に試合の質が下がるだけだから慎重にやってほしいよ。


ロケットスタートを切った後はなかなか勝てていない富山。今日もスタジアムは「今日こそ」みたいなメッセージを何度も何度も強く打ち出していた。先制点のシュートは濡れた芝を利用した見事なゴラッソだったけど、後半にプレス位置を上げる大分の修正に劣勢になってからはイマイチだった。決して質が高いとは言えないビルドアップにこだわり過ぎだし、失点してもまだ続けるのはこちらからすると有難いけど、勝ち点が積み上がらない理由はそこじゃないのとしか思えないよ。



大分のチャントに合わせたダンスがキレキレだったライカくん。



富山も富山駅前にスタジアムを作りたい構想があるんだね。言っちゃなんだけどあれだけ田舎で5千人切ってるのに駐車場事情が悪すぎるよね。案内も不親切だし。











試合前は富山新庄クラブにレンタル移籍中の小野俊輔をローンウォッチ。大分と同じ3CBの真ん中でディフェスリーダーを務めていた。高校時代以来に見たけど、少し身体に厚みが出てる感じもあったし成長中って感じだね。センターバックは年齢的にピークを迎えるのはまだまだ先だと思うから順調に成長してほしい。試合は圧倒的な差で富山新庄クラブが勝って天皇杯富山県代表の座を勝ち取った。ちなみに富山新庄クラブは昨シーズンは決勝でJ3だったカターレ富山に敗れて本選出場はならなかった。これを見て思うのはJ3クラブの存在というのはその都道府県にとって悪でしかないということ。カターレ富山のJ2昇格によって富山新庄クラブも天皇杯本選に出場が叶ったわけでJ3クラブが存在することの罪は重い。我々も1年間その罪を犯してしまっているわけで大きなことは言えないが、ホームタウンがある都道府県のアマチュアプレーヤーたちのチャンスを奪ってしまっているという認識を持つべき。特に某長野県とか本当に迷惑だと思うよ。富山新庄クラブは初戦でFC岐阜と対戦予定。頑張ってほしい。



富山に着いてすぐに駅の立ち食いそばに入った。そば自体はまあ立ち食いそばクオリティだけど、富山ともなると立ち食いそばでもホタルイカが乗ってくるし当り前のようにマス寿司が付いてくる。



帰る前に寄った居酒屋で食べたホタルイカの刺身。茹でてもいないし、沖漬けでもない生のホタルイカがマジで美味かった。富山の日本酒と合わせると最高すぎて何だか祝勝会でもしてるのかって気持ちになってしまうので危ない。これまで日本中に遠征してきたけど、やっぱり富山の魚が一番間違いないと思う。ハズレ引くことがまずないという印象。


次の遠征予定は今治。人生で一度も足を踏み入れたことのない土地だし、今シーズン初の泊まり遠征。楽しみだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 連戦のマネジメント(第14節... | トップ | やはり層は薄い(16節長崎戦) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

マッチレポート25'」カテゴリの最新記事