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2016-08-03 00:10:14 | 試訳
Jacques Lacan l'inconscio visto da vicino

「ジャック・ラカン 隣人から出会われる無意識」

もし、70年代から出版される『エクリ』が、“どのように come”無意識は機能するのかを示すのだとすれば、Einaudi(※) が9月に出版する予定の『他のエクリ』は、“なぜ perché”機能するのかを次の流儀で告げる。《ラカンはそれは、人間存在の喜びや苦しみであるそれら際限なき反復 infinite ripetizioni が症状に負ける〔譲る〕無意識の動因 il motore dell'inconscio であることを明らかにする》。

※訳注:Einaudi はイタリアの出版社名。イタリア語版の『他のエクリ Altri Scritti』は、2013年9月に出版されている。

ラカンが何かを“明らかにする metta in chiaro”とは疑問でもあるだろうが(しばしば、かの有名な撞着語法 un ossimoro に見える)、しかし Antonio Di Ciaccia(その名前がイタリアでのラカン派の著作の翻訳と編纂に結び付いた分析家)によれば、このようである。(600ページ以上の)『他のエクリ』の発売は、待望されている。なぜなら——『セミネール』と違い、フランス人の師自身によって編集されたテクスト集で——、常に世界の各地域の学生たち(分析家のみならず)によって、最も読まれているからである。そして、53年の開会式のローマ講演 Discorso di Roma からレトゥルディ Lo stordito までの、終には無意識の形成物を読解する分析家の能力(または負の能力)についての省察までの、ある真実で適切な理論的概説を含むその“珍味 chicche”のために。

他のテクスト集は、メルロー=ポンティのような哲学者たちや(ヴェーデキントからマルグリット・デュラスまでの)作家たちに留意する。そして、もちろんジョイス。文体は不連続で、バロック風、冗長的で晦渋なあるスタイルから、“ボシュエ風 alla Bossuet”——編者曰く、無味乾燥で本質的、ミリメートルの正確さで構成されたランガージュ——まで見渡せられる。

〔随時、訳出予定〕
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